Interstage Application Server メッセージ集
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第2部 メッセージラベルのあるメッセージ> 第9章 メッセージ番号がihsで始まるメッセージ> 9.23 ihs81100番台のメッセージ

9.23.3 ihs81103

IHS: ERROR: ihs81103: Timeout (%s1) occurred. Detail:%s2

[可変情報]
 %s1:待ち合わせの内容
 %s2:詳細内容

[意味]
 起動待ち合わせ時間を超過しました。

[ユーザの対処]

 iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。


 Webサーバ(Interstage HTTP Server)の起動時に、待ち合わせの内容%s1が“create server process”で本メッセージが出力され、そのあと情報メッセージihs00001が出力される場合、Webサーバ(Interstage HTTP Server)は正常に起動されています。
 これは、Webサーバ(Interstage HTTP Server)の起動時の待ち合わせ時間を超過したために出力されます。以下の手順で環境変数を設定することにより、本メッセージの出力を抑止することができます。

  1. 環境変数IHS_WAITTIME_SVR_PROCに、Webサーバ(Interstage HTTP Server)の起動時の待ち合わせ時間(秒単位)を以下のように設定します。
    [待ち合わせ時間の設定値(秒)]
     現在の待ち合わせ時間(環境変数IHS_WAITTIME_SVR_PROCの未設定時は60秒)+待ち合わせを超過した時間(ihs00001が出力された時刻−ihs81103が出力された時刻)以上
    [設定例]
     環境変数IHS_WAITTIME_SVR_PROCが未設定である状態から、待ち合わせ時間を5分(300秒)長く設定する場合
      IHS_WAITTIME_SVR_PROC=360
      export IHS_WAITTIME_SVR_PROC
  2. Interstage管理コンソールを使用してWebサーバ(Interstage HTTP Server)を起動した際に本メッセージが出力された場合は、以下のようにInterstage JMXサービスを再起動します。
     /opt/FJSVisjmx/bin/isjmxstop
     /opt/FJSVisjmx/bin/isjmxstart
    Interstage統合コマンドを使用してWebサーバ(Interstage HTTP Server)を起動する際に本メッセージが出力された場合は、次回の操作時より有効となります。

 なお、システム起動時に呼び出されるシステム初期化スクリプトにも環境変数IHS_WAITTIME_SVR_PROCを設定する必要があります。以下のシステム初期化スクリプトをエディタで開き、環境変数IHS_WAITTIME_SVR_PROCを設定してください。
  Interstageの起動用:/etc/rc2.d/S99startis
  Interstage JMXサービスの起動用:/etc/rc2.d/S95isjmxstart

 上記以外の場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。


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