Interstage Application Server メッセージ集
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7.1.41 es10055
ES: ERROR: es10055: [tttttt] Upper bounds of number of the data which was able to be accumulated with EventChannel were exceeded.
ES: エラー: es10055: [tttttt] イベントチャネルで蓄積可能なデータ数の上限を超えました。
[意味]
イベントチャネルで蓄積可能なデータ数の上限を超えました。
[システムの処理]
サプライヤからのリクエストは、実行されていません。
[ユーザの対処]
以下の対処を行ってください。
- イベントデータを受信していないコンシューマが存在するため、イベントデータがイベントチャネルに蓄積された状態となり、イベントチャネルで蓄積可能なデータ数の上限を超えた可能性があります。アプリケーションにおいて、イベントデータを受信していないコンシューマが存在しないかを確認してください。
- サプライヤがイベントデータを送信する間隔よりコンシューマがイベントデータを受信する間隔が長いため、イベントデータがイベントチャネルに蓄積された状態となり、イベントチャネルで蓄積可能なデータ数の上限を超えた可能性があります。アプリケーションにおいて、イベントデータを受信した後のコンシューマの処理に問題がないかを確認してください。
上記以外の場合は、イベントチャネルで蓄積可能なデータ数を増やしてください。イベントチャネルの蓄積可能データ数の設定については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“essetcnf”または“essetcnfchnl”を参照してください。
上記以外の場合は、以下の手順でイベントチャネルの環境を再設定してください。
- イベントチャネルに蓄積できるイベントデータの最大値を増やします。essetcnfまたはessetcnfchnlコマンドを使用して、イベントチャネルの環境を再設定してください。essetcnfおよびessetcnfchnlコマンドについては、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“essetcnf”および“essetcnfchnl”を参照してください。
- イベントチャネルの閉塞機能を使用して、イベントデータの蓄積処理を抑止します。
イベントチャネルの閉塞機能を以下の手順で設定します。
イベントサービス運用コマンドを使用する場合
- 閉塞機能が使用可能なイベントチャネルであるかを確認します。
“essetcnfchnl -d -g イベントチャネルのグループ名”を実行し、“EventChannel blockade function”に“available”と表示された場合は、閉塞機能が使用可能なイベントチャネルであることを示します。
なお、“available”は、静的生成運用のイベントチャネル作成時(esmkchnl実行時)に以下を指定して作成したイベントチャネルであることを意味します。
- ノーティフィケーションサービス/JMS(-notify)
- ローカルトランザクション運用を行う(-tran)またはグローバルトランザクション運用を行う(-ots)
- メッセージングモデル:Point-To-Pointモデル(-ptp)
閉塞機能が使用できないイベントチャネルであった場合、以下の手順でイベントチャネルを再作成してください。
- イベントチャネルの停止(esstopchnl)
- イベントチャネルの削除(esrmchnl)
- イベントチャネルの作成(esmkchnl)
注)-notify -tran -ptpオプション、または-notify -ots -persist all -ptpオプションを指定する必要があります。
- イベントチャネルの構成情報の設定(essetcnfchnl)
注)-blockade(イベントチャネルの閉塞機能を使用する)オプションを指定する必要があります。
- イベントチャネルの起動(esstartchnl)
- 1.で閉塞機能が使用可能なイベントチャネルであった場合は、essetcnfまたはessetcnfchnlコマンドを使用して、イベントチャネルの環境を再設定してください。essetcnfまたはessetcnfchnlコマンド実行時は、-threshold(監視蓄積データ率)、-safety(監視再開蓄積データ率)、-blockade(イベントチャネルの閉塞機能を使用する)、-unblock(自動閉塞解除率)オプションを指定して、イベントチャネルの閉塞機能を設定する必要があります。essetcnfおよびessetcnfchnlコマンドについては、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“essetcnf”および“essetcnfchnl”を参照してください。
- イベントチャネルを再起動します。“esstopchnl -g %s1”および“esstartchnl -g %s1”を実行し、イベントチャネルを再起動してください。
- イベントチャネルを以下の手順で閉塞します。
デフォルトシステムの場合:
/opt/FJSVes/bin/eschgblock -g イベントチャネルグループ名 -c イベントチャネル名 -b on
拡張システムの場合:
/opt/FJSVes/bin/eschgblock -g イベントチャネルグループ名 -c イベントチャネル名 -b on -M システム名
/opt/FJSVes/bin/eschgblock -g イベントチャネルグループ名 -c イベントチャネル名 -b on
なお、閉塞解除する場合は以下の手順です。
デフォルトシステムの場合:
/opt/FJSVes/bin/eschgblock -g イベントチャネルグループ名 -c イベントチャネル名 -b off
拡張システムの場合:
/opt/FJSVes/bin/eschgblock -g イベントチャネルグループ名 -c イベントチャネル名 -b off -M システム名
/opt/FJSVes/bin/eschgblock -g イベントチャネルグループ名 -c イベントチャネル名 -b off
eschgblockコマンドについては、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“eschgblock”を参照してください。
Interstage管理コンソールを使用する場合
- 閉塞機能が使用可能なイベントチャネルであるかを確認します。
JMSおよびイベントサービスのイベントチャネルの状態表示画面で、[操作]に[閉塞]/[閉塞解除]ボタンが表示されていることを確認してください。
なお、上記のボタンが表示されている場合は、静的生成運用のイベントチャネル作成時に以下を指定して作成したイベントチャネルであることを意味します。
- [ノーティフィケーションサービス機能]:“使用する”
- [ローカルトランザクション]:“使用する”
または、[グローバルトランザクション]:“使用する”
- [モデル]:“Point-To-Point”
閉塞機能が使用できないイベントチャネルであった場合、以下の手順でイベントチャネルを再作成してください。
- [停止]ボタンをクリックし、イベントチャネルを停止する
- [削除]ボタンをクリックし、イベントチャネルを削除する
- [新規作成]タブで、詳細設定[表示]をクリックし、以下の設定を行ったあと、[作成]ボタンをクリックする
−[ノーティフィケーションサービス機能]:“使用する”
−[ローカルトランザクション]:“使用する”
または、[グローバルトランザクション]:“使用する”
−[モデル]:“Point-To-Point”
- イベントチャネルの環境設定画面で、以下の設定を行ったあと、[適用]ボタンをクリックする。
−[閉塞運用モード]:“運用操作による閉塞運用を有効にし、自動閉塞運用を無効とする”または“運用操作および自動閉塞運用を有効とする”
- イベントチャネルの状態表示画面で、[起動]ボタンをクリックし、イベントチャネルを起動する。
- イベントチャネルを再起動します。イベントチャネルの状態表示画面で[停止]ボタンをクリックしたあと、[起動]ボタンをクリックしてください。
- イベントチャネルを閉塞します。
JMSおよびイベントサービスのイベントチャネルの状態表示画面で、[操作]の[閉塞]ボタンをクリックしてください。
なお、閉塞解除する場合は、[閉塞解除]ボタンをクリックしてください。
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