Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)
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第2章 C++言語インタフェース> 2.17 Currentクラス

2.17.10 CosTransactions::Current::resume

名前

 CosTransactions::Current::resume

形式

 #include  "orb_cplus.h"
 #include  "CosTransactions_cplus.h"
 void  CosTransactions::Current::resume(
                          CosTransactions::Control   which,
                         CORBA::Environment&      env);

機能説明

 トランザクションをカレントスレッドと関連つけます。

 指定したControlオブジェクトに該当するトランザクションをカレントスレッドに関連つけます。

パラメタ

 which
 Controlオブジェクトのオブジェクトリファレンスを指定します。Controlオブジェクトは、CosTransactions::Current::get_controlメソッドで取得します。または、suspend機能で返却されたControlオブジェクトを使用します。whichにnullオブジェクトを指定した場合、トランザクションとカレントスレッドとの関係を切り離します。
 env
 例外情報を獲得するためにCORBA::Environmentオブジェクトを指定します。

復帰値

 正常終了した場合は、envのexceptionメンバにNULLオブジェクトリファレンスが設定されます。異常終了した場合は、envのexceptionメンバにSystemExceptionオブジェクトのオブジェクトリファレンスが設定されます。

 ユーザ例外の場合、以下の詳細情報が設定されます。

CosTransactions::InvalidControl
 Controlオブジェクト以外のオブジェクトが指定されています。

 システム例外の場合、以下の例外が発生します。

CORBA::StExcep::INTERNAL:
 CORBAサービスで異常が発生しました。

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