Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)
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第2章 C++言語インタフェース> 2.17 Currentクラス

2.17.6 CosTransactions::Current::get_transaction_name

名前

 CosTransactions::Current::get_transaction_name

形式

 #include  "orb_cplus.h"
 #include  "CosTransactions_cplus.h"
 CORBA::string CosTransactions::Current::get_transaction_name(
                                   CORBA::Environment& env);

機能説明

 トランザクションを識別するための文字列を返します。CurrentインタフェースのオブジェクトリファレンスはCORBA::ORB::resolve_initial_referencesメソッド (CORBA::ORB::ObjectId_TransactionCurrent)で取得します。

パラメタ

 env
 例外情報を獲得するためにCORBA::Environmentオブジェクトを指定します。

復帰値

 正常終了した場合は、envのexceptionメンバにNULLオブジェクトリファレンスが設定され、トランザクションを識別するための文字列を返します。トランザクションが作成されていない場合はNULL文字を返します。異常終了した場合は、envのexceptionメンバにSystemExceptionオブジェクトのオブジェクトリファレンスが設定されます。以下の例外クラスが通知されます。

 システム例外の場合、以下の例外が発生します。
CORBA::StExcep::TRANSACTION_ROLLEDBACK:
 トランザクションがロールバックされています。
CORBA::StExcep::NO_IMPLEMENT:
 OTSシステムが起動されていません。
CORBA::StExcep::COMM_FAILURE:
 通信異常が発生しました。
CORBA::StExcep::NO_RESOURCES:
 資源不足が発生しました。
CORBA::StExcep::NO_MEMORY:
 動的メモリの獲得に失敗しました。

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