Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)
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第2章 C++言語インタフェース> 2.12 POA関連インタフェース> 2.12.4 POAManagerインタフェース

2.12.4.4 PortableServer::POAManager::deactivate()

名前

 PortableServer::POAManager::deactivate

形式

 void deactivate(
                CORBA::Boolean        etherealize_objects,
                CORBA::Boolean        wait_for_completion,
                CORBA::Environment& = CORBA::Environment() )
                throw( CORBA::Exception );

機能説明

 対象のPOAマネージャを「inactive状態」に遷移させます。POAマネージャがinactive状態に入ると、関連付けられたPOAは、新しいリクエストとまだ実行されていないリクエストを拒否します。

パラメタ

 etherealize_objects
 true:
 対象のPOAマネージャに関連付けられたPOAに、RETAINポリシおよびUSER_SERVANT_MANAGERポリシを持つものがある場合、それらのPOAに関連付けられたServantManagerはアクティブなオブジェクトに対し、PortableServer::ServantActivator::etherealize()オペレーションを実行します。
 false:
 上記のetherealize()オペレーションの実行は行われません。
 wait_for_completion
 true:
 対象のPOAマネージャに関連付けられたすべてのPOA内の実行中リクエストがなくなるまで、当メソッドは復帰しません。
 false:
 POAマネージャの状態が遷移した時点で、本メソッドは即時復帰します。

復帰値

 正常終了した場合は、ありません。
 異常終了した場合は、以下の例外が発生します。

 PortableServer::POAManager::AdapterInactive
 対象のPOAマネージャが「inactive状態」のときに、本メソッドが発行されました。
 CORBA::SystemException
 その他の要因。

 システム例外発生時に設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。


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