Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)
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第2章 C++言語インタフェース> 2.7 Contextクラス

2.7.6 CORBA::Context::get_values()

名前

 CORBA::Context::get_values

形式

 #include <orb_cplus.h>
 CORBA::Status  CORBA::Context::get_values(
        const char           *start_scope,
        CORBA::Flags         op_flags,
        const char           *prop_name,
        CORBA::NVList_ptr&   value,
        CORBA::Environment&  env );

機能説明

 CORBA::ORB::get_default_context()またはCORBA::Context::create_child()で得られたコンテキストオブジェクトのオブジェクトリファレンスに対して当関数を呼び出すことにより、Contextの属性値を獲得します。

パラメタ

 start_scope
指定された属性に対する探索を始めるときのContextオブジェクトのレベルを指定します。
op_flagsにCORBA::CTX_RESTRICT_FLAGが設定されていない場合に、指定したスコープ内で属性が見つからなければ、Contextツリーを逆上って探索が続けられます。スコープ名が省略された場合(NULL)は、指定したContextオブジェクトから探索が始められます。指定したスコープ名が見つからない場合は、例外が返されます。
 op_flags
以下のフラグが指定できます。
 CORBA::CTX_RESTRICT_SCOPE
探索はstart_scopeに指定した探索スコープ、またはContextオブジェクトに制限されます。
 prop_name
獲得するContext属性値を指定します。ワイルドカード文字(“*”)が指定されれば、すべての一致する属性名とその値が返されます。
 value
属性値を格納するNVListオブジェクトへのポインタ。
 env
例外情報が格納される構造体。

復帰値

 正常終了した場合は、CORBA::OKが返され、valueに属性値が設定されます。
 異常終了した場合は、CORBA::FAILEDが返されます。


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