Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)
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第2章 C++言語インタフェース> 2.3 Objectクラス

2.3.4 CORBA::Object::_create_request()

名前

 CORBA::Object::_create_request

形式

 #include <orb_cplus.h>
 CORBA::Status  CORBA::Object::_create_request(
         Context_ptr            ctx,
         const char             *operation,
         CORBA::NVList_ptr      arg_list,
         CORBA::NamedValue_ptr  result,
         CORBA::Request_ptr     &request,
         Flags                  req_flags,
         CORBA::Environment&    env );

機能説明

 指定した各引数で初期化されたRequestオブジェクトを生成します。

パラメタ

 ctx
CORBA::Context::create_child()で返されるContextオブジェクトまたはCORBA_OBJECT_NILを指定します。
 operation
サーバアプリケーションを呼び出すメソッド名。
 arg_list
CORBA::ORB::create_list()、またはCORBA::ORB::create_operation_list()で返されるNVListオブジェクト。
 result
CORBA::NVList::add_item()、CORBA::NVList::add_value()で返されるNamedValueオブジェクトを指定します。NamedValueオブジェクトのany型変数のTypeCodeには、CORBA::Request::invoke()やCORBA::Request;;send_oneway()、CORBA::Request::send_deferred()で呼び出すメソッドの復帰値のTypeCodeを設定する必要があります。
 request
リクエストオブジェクトのオブジェクトリファレンスを設定します。CORBAクライアントは、RequestクラスのCORBA::Request::invoke()やCORBA::Request::send_oneway()、CORBA::Request:: send_deferred()の呼び出し時に、このオブジェクトリファレンスを指定する必要があります。
 req_flags
以下のフラグが指定できます。
 CORBA::OUT_LIST_MEMORY
arg_listで指定したリストオブジェクト(NVList)がリクエストオブジェクトに結び付けられます。この場合、arg_listを指定しなければなりません。
CORBA::OUT_LIST_MEMORYが指定されなければ、リストオブジェクトはプログラムが解放するまで利用可能です。
 env
例外情報が格納される構造体。

復帰値

 正常終了した場合は、CORBA::OKが返され、requestにリクエストオブジェクトのオブジェクトリファレンスが設定されます。
 異常終了した場合は、CORBA::FAILEDが返されます。


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