Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)
目次 索引 前ページ次ページ

第1章 C言語インタフェース> 1.6 Requestインタフェース

1.6.5 CORBA_Request_get_response()

名前

 CORBA_Request_get_response

形式

 #include <orb.h>
 CORBA_ORBStatus  CORBA_Request_get_response(
        CORBA_Request  req,
        CORBA_Flags  response_flags,
        CORBA_Environment  *env );

機能説明

 reqで指定したリクエストオブジェクトの処理結果を受け取ります。CORBA_Request_send()を呼び出した後に、この関数を呼び出すことにより、サーバアプリケーションの処理結果を取り出すことができます。

 サーバアプリケーションの関数が終了していれば、リクエストオブジェクトに関連付けた出力パラメタや関数の戻り値は有効となります。

パラメタ

 req
CORBA_Object_create_request()で返されるリクエストオブジェクトのオブジェクトリファレンス。
 response_flag
以下のフラグが指定できます。
 CORBA_RESP_NO_WAIT
 サーバアプリケーションの関数が進行中であっても復帰します。
 CORBA_RESP_NO_WAITを指定していないときは、サーバアプリケーションの関数が終了するまで呼び出し側は待たされます。
 CORBA_RESP_NO_WAITを指定すると、サーバアプリケーションの関数が終わるのを待たずに呼び出し元に制御を返し、サーバアプリケーションの関数が終了したかどうかを復帰値として返します。
 env
例外情報が格納される構造体。

復帰値

 CORBA_RESP_NO_WAITを指定したとき、リクエストが正常終了した場合はCORBA_OKが、リクエストが未終了または異常終了した場合はCORBA_FAILEDが返されます。異常終了した場合は、env構造体に例外情報が設定されます。
 CORBA_RESP_NO_WAITを指定していないとき、正常終了した場合はCORBA_OKが、異常終了した場合はCORBA_FAILEDが返されます。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005