Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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第11部 保守編> 第29章 バックアップコマンド

29.3 ihsbackup

名前

 ihsbackup − Interstage HTTP Serverの資源のバックアップ・移出

形式

 ihsbackup -d directory [-t pass|all]

機能説明

 ihsbackupコマンドは、Interstage HTTP Serverが使用する資源ファイルのバックアップ・移出を行います。

 以下に、本コマンドのオプションと引数を説明します。

-d directory

 バックアップ・移出を行うInterstage HTTP Server資源の格納ディレクトリ名(絶対パス)を指定します。
 指定したディレクトリ配下に以下のディレクトリを作成後、以下のディレクトリ配下にInterstage HTTP Server資源のバックアップを行います。すでに同じ名前のディレクトリが存在する場合は、以下のディレクトリを削除してから実行してください。
 Windows(R):IHS
 Solaris OE/Linux:FJSVihs
 なお、バックアップ・移出が異常終了した場合は、上記のディレクトリを削除してください。

-t pass|all

 バックアップ・移出の対象とする資源を以下から指定します。

 pass
 環境定義ファイル(httpd.conf)の他に、パスワードファイルをバックアップ・移出の対象とします。
 all
 環境定義ファイル(httpd.conf)の他に、パスワードファイルおよびDocumentRootディレクティブで指定されているディレクトリをバックアップ・移出の対象とします。

 本オプションを省略した場合は、環境定義ファイル(httpd.conf)だけを対象とします。
 バックアップ・移出の対象となる資源については、“Interstage 運用ガイド”の“資源のバックアップとリストア”を参照してください。

注意事項

使用例


 Interstage HTTP Serverの資源を“X:\Backup\IHS”ディレクトリにバックアップします。

 ihsbackup -d X:\Backup -t all


 Interstage HTTP Serverの資源を“/backup/FJSVihs”ディレクトリにバックアップします。

 ihsbackup -d /backup -t all


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