Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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第8部 SSL環境設定編> 第26章 SSL環境設定コマンド

26.26 scsexppfx

名前

 scsexppfx − PKCS#12データ形式でのサイト証明書、秘密鍵の移出(取り出し)

形式

scsexppfx -n nickname -f filename [-p password] [-x pfxpassword]

機能説明

 scsexppfxコマンドは、Interstage証明書環境に登録されているサイト証明書とそれに対応する秘密鍵を移出し(取り出し)、証明書の検証に必要な認証局証明書も含めて、PKCS#12データ形式でファイルに出力します。PKCS#12データはパスワードによって暗号化されているため、秘密鍵は安全に保護されます。
 指定可能なオプションを以下に示します。

-n nickname

 Interstage証明書環境から移出するサイト証明書のニックネームを指定します。省略はできません。また、ニックネームに指定する英字は大文字と小文字は区別されません。

-f filename

PKCS#12データを格納するファイル名をフルパスで指定します。省略はできません。

-p password

Interstage証明書環境にアクセスするためのパスワードを指定します。scsmakeenvコマンドで指定したパスワードと同じものを指定してください。本オプションの指定を省略するとパスワード入力を求めるプロンプトが表示されます。

-x pfxpassword

PKCS#12データを保護するためのパスワードを指定します。備考を参照し、6〜128文字で指定してください。本オプションの指定を省略すると、パスワード入力を求めるプロンプトが表示されます。

備考

注意事項

使用例

■ パスワードを標準入力から入力する場合

> scsexppfx -n SiteCert -f C:\my_folder\MyCert.p12
Password: (注1)
PKCS#12 Password: (注2)
Retype: (注2)
SCS: 情報: scs0107: PKCS#12(PFX)にサイト証明書と秘密鍵を移出しました。<C:\my_folder\MyCert.p12>

> scsexppfx -n SiteCert -f /usr/home/my_dir/MyCert.p12
Password: (注1)
PKCS#12 Password: (注2)
Retype: (注2)
UX: SCS: 情報: scs0107: PKCS#12(PFX)にサイト証明書と秘密鍵を移出しました。</usr/home/my_dir/MyCert.p12>

注1) Interstage証明書環境にアクセスするためのパスワードを入力してください。入力したパスワードは表示されません。
注2) PKCS#12データを保護するためのパスワードを入力してください。“Retype”には、入力したパスワードの確認のため、再度同じパスワードを入力してください。なお、入力したパスワードは表示されません。

■ パスワードをオプションで指定する場合

> scsexppfx -n SiteCert -f C:\my_folder\MyCert.p12 -p password -x pfxpassword
SCS: 情報: scs0107: PKCS#12(PFX)にサイト証明書と秘密鍵を移出しました。<C:\my_folder\MyCert.p12>

> scsexppfx -n SiteCert -f /usr/home/my_dir/MyCert.p12 -p password -x pfxpassword
UX: SCS: 情報: scs0107: PKCS#12(PFX)にサイト証明書と秘密鍵を移出しました。</usr/home/my_dir/MyCert.p12>


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