Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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10.1 eschgblock
名前
eschgblock − イベントチャネルの閉塞・閉塞解除
形式
eschgblock -g group -c channel -b on|off [-M system]
機能説明
動作中のイベントチャネルを閉塞および閉塞解除します。イベントチャネル単位で閉塞および閉塞解除を操作できます。
指定できるオプションとパラメタを以下に示します。
-g group
イベントチャネルのグループ名を、32文字以内の文字列で指定します。
-c channel
イベントチャネルのグループに含まれるイベントチャネル名を、64文字以内の文字列で指定します。
-b on|off
イベントチャネルの閉塞または閉塞解除を指定します。
on:イベントチャネルを閉塞します。
off:イベントチャネルを閉塞解除します。
-M system
拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
本オプションは、以下の製品で指定可能です。
− Interstage Application Server Enterprise Edition
注意事項
- 本コマンドは管理者権限で実行してください。
- 本コマンドは、閉塞機能が使用可能なイベントチャネルに対して有効です。
以下の手順でイベントチャネルの環境を確認できます。
- イベントサービス運用コマンドを使用する場合
閉塞機能が使用可能なイベントチャネルであるかを確認します。
“essetcnfchnl -d -g %s1”を実行し、“EventChannel blockade function”に“available”と表示された場合は、閉塞機能が使用可能なイベントチャネルであることを示します。
なお、“available”は、静的生成運用のイベントチャネル作成時(esmkchnl実行時)に以下を指定して作成したイベントチャネルであることを意味します。
- ノーティフィケーションサービス/JMS(-notify)
- ローカルトランザクション運用を行う(-tran)またはグローバルトランザクション運用を行う(-ots)
- メッセージングモデル:Point-To-Pointモデル(-ptp)
- Interstage管理コンソールを使用する場合
JMSおよびイベントサービスのイベントチャネルの状態表示で、[操作]に[閉塞]/[閉塞解除]ボタンが表示されていることを確認してください。
なお、上記のボタンが表示されている場合は、静的生成運用のイベントチャネル作成時に以下を指定して作成したイベントチャネルであることを意味します。
- [ノーティフィケーションサービス機能]:“使用する”
- [ローカルトランザクション]:“使用する”
または、[グローバルトランザクション]:“使用する”
- [モデル]:“Point-To-Point”
- 対象となるイベントチャネルが起動している状態で実行してください。
- イベントチャネルが閉塞している状態で、自動閉塞解除値までイベント蓄積データが回復しても閉塞は解除されません。閉塞されているイベントチャネルを解除するには、本コマンドで解除する必要があります。なお、イベントチャネルを再起動した場合は、イベントチャネルの閉塞は解除されます。
- イベントチャネルが自動閉塞中である場合、本コマンドでイベントチャネルを閉塞解除することで、自動閉塞から解除されます。
使用例
イベントチャネルのグループ名“EVENT1”、イベントチャネル名“CHNL1”を閉塞します。
eschgblock -g EVENT1 -c CHNL1 -b on |
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