Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (データベース連携サービス編)
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A.1.1 リソースがOracleの場合
リソース管理プログラムの起動ができないときは以下の項目を確認してください。
データベース環境
- データベースが起動されていることを確認してください。
確認方法
(1)sqlplusが起動できることを確認します。
例)sqlplus usr/passwd

(2)Oracleの状態を確認します。
例)[Oracle Enterprize Manager]内の[Instance Manager]のメニュー画面でusr/passwdを入力します。


(2) Oracleのプロセスを確認します。
例)ps -ef | grep ora
リソース管理プログラム作成時


- 環境変数PATHにSPARCompilerの製品格納ディレクトリ/bin(デフォルト:/opt/SUNWspro/bin)が設定されているかどうかを確認してください。
- スレッドモード用のリソース管理プログラムを作成する場合は、同様にスレッドモード用のXA連携用プログラムを使用しているか確認してください。また、プロセスモード用のリソース管理プログラムを作成する場合は、同様にプロセスモード用のXA連携用プログラムを使用しているか確認してください。
リソース管理プログラム起動時
- サーバアプリケーションが使用するリソースに対応するリソース管理プログラムがインプリメンテーションリポジトリに登録されているか確認してください。
- リソース管理プログラムを起動する際に指定するリソース管理プログラムのフルパス名とリソース定義名が正しいか確認してください。


- otsstartrscコマンドがスーパユーザで起動されていることを確認してください。
リソース定義ファイルの記述

- ORACLE_SIDが正しく設定されていることを確認してください。
- ORACLE_HOMEが正しく設定されていることを確認してください。
- リソース定義ファイルにRMNAME、OPENINFO、CLOSEINFOが設定されていることを確認してください。設定方法については、“リソース定義ファイルの作成”を参照してください。
- リソース定義ファイルのOPENINFO文字列が正しく設定されていることを確認してください。
- CLOSEINFO文字列がNULLであることを確認してください。設定方法については、“リソース定義ファイルの作成”を参照してください。
- リソース定義ファイルのOPENINFO文字列に設定されているuserが、ORACLE_SIDに対してconnect権が設定されていることを確認してください。
- JTSの場合、lookUpName,initialContextFactory,providerURLがEJBアプリケーションの環境設定時に指定した名前と同じであるかを確認してください。詳細は、“J2EE ユーザーズガイド”を参照してください。


- ORACLE_HOMEが正しく設定されていることを確認してください。
- LD_LIBRARY_PATHにOracleのライブラリパスが正しく設定されていることを確認してください。
- LD_LIBRARY_PATHにOracleのライブラリパスが正しく設定されていることを確認してリソース定義ファイルにRMNAME、OPENINFO、CLOSEINFOが設定されていることを確認してください。設定方法については、“リソース定義ファイルの作成”を参照してください。
- LD_LIBRARY_PATHにOracleのライブラリパスが正しく設定されていることを確認してリソース定義ファイルのOPENINFO文字列のユーザ名/パスワードが正しく設定されていることを確認してください。
- LD_LIBRARY_PATHにOracleのライブラリパスが正しく設定されていることを確認してリソース定義ファイルのCLOSEINFO文字列がNULLであることを確認してください。設定方法については、“リソース定義ファイルの作成”を参照してください。
- スレッドモード、プロセスモードの設定が、リソース管理プログラムの作成形態(スレッドモード、プロセスモード)とあっているか確認してください。
Oracleユーザの権限設定


- リソース定義ファイルのOPENINFO文字列に設定されているuserが、ORACLE_SIDに対してconnect権が設定されていることを確認してください。
確認方法
sqlplusコマンドが起動できることを確認します。
例)sqlplus user/passwd
connect権が与えられていない場合は以下の方法で設定してください。
- Oracle管理者権限でsqlplusを起動します。
- OENINFO文字列に指定されているuserに対してconnect権を与えます。
例)grant connect,resource to user;
- リソース定義ファイルのOPENINFO文字列に設定されているuserが、V$XATRANS$ビューに対してselect権が設定されていることを確認してください。select権が与えられていない場合は以下の方法で設定してください。
- Oracle管理者権限でsqlplusを起動します。
- OPENINFO文字列に指定されているuserに、V$XATRANS$ビューに対するselect権を与えます。
例)grant select on V$XATRANS$ to user;
(Oracle8のみ)
- リソース定義ファイルのOPENINFO文字列に設定されているuserが、SYS.DBA_PENDING_TRANSACTIONSビューに対してselect権が設定されていることを確認してください。(Oracle8系のみ)
確認方法
(1)sqlplusコマンドを起動します。
例)sqlplus user/passwd
(2)ビューを参照します。
例)select * from SYS.DBA_PENDING_TRANSACTIONS;
select権が与えられていない場合は以下の方法で設定してください。
- Oracle管理者権限でsqlplusを起動します。
- OPENINFO文字列に指定されているuserに、SYS.DBA_PENDING_TRANSACTIONSに対するselect権を与えます。
例)grant select on SYS.DBA_PENDING_TRANSACTIONS to user;
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