Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド （イベントサービス編）

7.1.1 クライアントアプリケーションの作成方法

　CORBAサービスのクラスライブラリ、およびイベントサービスのクラスライブラリ／ノーティフィケーションサービスのクラスライブラリを環境変数CLASSPATHに設定します。
　イベントサービスのイベントチャネルを使用する場合は、イベントサービスのクラスライブラリまたはノーティフィケーションサービスのクラスライブラリを設定します。ノーティフィケーションサービスのイベントチャネルを使用する場合は、ノーティフィケーションサービスのクラスライブラリを設定します。
　ただし、イベントサービスのイベントチャネルのみを使用する場合は、イベントサービスのクラスライブラリを設定することを推奨します。

　以下にクラスライブラリ、および環境変数CLASSPATHの設定例を示します。

CORBAサービスが提供するクラスライブラリ（インストールパスはデフォルト）

	クラスライブラリ名
JDK1.1.x	C:\Interstage\ODWIN\ETC\CLASS\ODjava.jar
JDK1.2.2/1.3	C:\Interstage\ODWIN\ETC\CLASS\ODjava2.jar
JDK1.4	C:\Interstage\ODWIN\ETC\CLASS\ODjava4.jar

	クラスライブラリ名
JDK1.1.x	/opt/FSUNod/etc/class/ODjava.jar
JDK1.2.2/1.3	/opt/FSUNod/etc/class/ODjava2.jar
JDK1.4	/opt/FSUNod/etc/class/ODjava4.jar

	クラスライブラリ名
JDK1.3	/opt/FJSVod/etc/class/ODjava2.jar
JDK1.4	/opt/FJSVod/etc/class/ODjava4.jar

イベントサービスが提供するクラスライブラリ（インストールパスはデフォルト）

			クラスライブラリ名
JDK1.1.x	イベントサービス	サーバ	C:\Interstage\ESWIN\LIB\esjava.jar
		クライアント	C:\Interstage\ODWIN\ETC\CLASS\esjava.jar
	ノーティフィケーションサービス	サーバ	C:\Interstage\ESWIN\LIB\esnotifyjava.jar
		クライアント	C:\Interstage\ODWIN\ETC\CLASS\esnotifyjava.jar
JDK1.2.2/1.3	イベントサービス	サーバ	C:\Interstage\ESWIN\LIB\esjava2.jar
		クライアント	C:\Interstage\ODWIN\ETC\CLASS\esjava2.jar
	ノーティフィケーションサービス	サーバ	C:\Interstage\ESWIN\LIB\esnotifyjava2.jar
		クライアント	C:\Interstage\ODWIN\ETC\CLASS\esnotifyjava2.jar
JDK1.4	イベントサービス	サーバ	C:\Interstage\ESWIN\LIB\esjava4.jar
		クライアント	C:\Interstage\ODWIN\ETC\CLASS\esjava4.jar
	ノーティフィケーションサービス	サーバ	C:\Interstage\ESWIN\LIB\esnotifyjava4.jar
		クライアント	C:\Interstage\ODWIN\ETC\CLASS\esnotifyjava4.jar

		クラスライブラリ名
JDK1.1.x	イベントサービス	/opt/FJSVes/lib/esjava.jar
	ノーティフィケーションサービス	/opt/FJSVes/lib/esnotifyjava.jar
JDK1.2.2/1.3	イベントサービス	/opt/FJSVes/lib/esjava2.jar
	ノーティフィケーションサービス	/opt/FJSVes/lib/esnotifyjava2.jar
JDK1.4	イベントサービス	/opt/FJSVes/lib/esjava4.jar
	ノーティフィケーションサービス	/opt/FJSVes/lib/esnotifyjava4.jar

　JDK1.4を使用する（ノーティフィケーションサービス）場合

サーバ

set CLASSPATH=C:\Interstage\ODWIN\ETC\CLASS\ODjava4.jar;%CLASSPATH%
set CLASSPATH=C:\Interstage\ESWIN\LIB\esnotifyjava4.jar;%CLASSPATH%

「コントロールパネル」の「システム」を起動後、「環境」でも設定できます。

クライアント

set CLASSPATH=C:\Interstage\ODWIN\ETC\CLASS\ODjava4.jar;%CLASSPATH%
set CLASSPATH=C:\Interstage\ODWIN\ETC\CLASS\esnotifyjava4.jar;%CLASSPATH%

「コントロールパネル」の「システム」を起動後、「環境」でも設定できます。

CLASSPATH=$CLASSPATH:/opt/FSUNod/etc/class/ODjava4.jar:/opt/FJSVes/lib/esnotifyjava4.jar
export CLASSPATH

CLASSPATH=$CLASSPATH:/opt/FJSVod/etc/class/ODjava4.jar:/opt/FJSVes/lib/esnotifyjava4.jar
export CLASSPATH

　Windows(R)サーバシステムでは、パッケージインストール時、CORBAサービスのクラスライブラリおよびノーティフィケーションサービスのクラスライブラリを環境変数CLASSPATHに自動的に設定します。イベントサービスだけを使用する場合は、ノーティフィケーションサービスのクラスライブラリを設定することを推奨します。

• 実行環境とバージョンの異なるJDKでコンパイル(javac)したアプリケーションのクラスは、実行環境のJDK/JREでは正しく動作しない場合があります。この場合、実行環境と同一バージョンのJDK環境で再度コンパイル(javac)してから実行してください。

• アプリケーション運用環境の環境変数LD_LIBRARY_PATHに$OD_HOME/libを設定してください。
• APWORKS V2.0以降に添付されているJavaコマンドを使用する場合は、"-native"オプションを必ず指定してください。