Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (イベントサービス編)
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第2章 環境設定> 2.3 構成情報の設定

2.3.1 構成情報の設定

 イベントサービスの構成情報を設定するにはessetcnfコマンドを使用します。
 essetcnfコマンドのオプション項目とイベントサービスの構成情報を以下に示します。

項番

オプション

内容

省略値

指定範囲

(1)

-schmax

静的生成のイベントチャネルの最大起動数

50

1〜10000

(2)

-dchmax

動的生成のイベントチャネルの最大起動数

50

1〜10000

(3)

-edinit

イベントチャネルに蓄積できるイベントデータ数の初期値

1000

1〜10000

(4)

-edmax

イベントチャネルに蓄積できるイベントデータ数の最大値

3000

1〜10000000

(5)

-ltime

蓄積したイベントデータの生存時間(秒)

0

1〜1000000
0 : 無限大

(6)

-wtime

Mixedモデルのイベントデータの待ち合わせ時間(秒)

40

1〜1000000
0 : (注1)

(7)

-dtime

異常検出の間隔(秒)

5

1〜600

(8)

-sthinit

Pushモデルの送信スレッド数の初期値

4

1〜100

(9)

-sthmax

Pushモデルの送信スレッド数の最大値

100

1〜100

(10)

-coninit

イベントチャネルに接続できるコンシューマ数の初期値

50

1〜1000

(11)

-conext

イベントチャネルに接続できるコンシューマ数の拡張数

50

1〜1000

(12)

-conenum

イベントチャネルに接続できるコンシューマ数の拡張回数

100

1〜100

(13)

-supinit

イベントチャネルに接続できるサプライヤ数の初期値

50

1〜1000

(14)

-supext

イベントチャネルに接続できるサプライヤ数の拡張数

50

1〜1000

(15)

-supenum

イベントチャネルに接続できるサプライヤ数の拡張回数

100

1〜100

(16)

-discon

イベントチャネル終了時のサプライヤ、コンシューマへのdisconnectメソッドの通知

yes

yes,no

(17)

-oneway

Pushモデルでコンシューマがデータを受け取ったことを確認しない

no

yes,no

(18)

-chksend

Pushモデルで通信エラーが発生したコンシューマへの送信迂回

yes

yes,no

(19)

-logsize

イベントサービスで発生したエラー情報を出力するログファイルのサイズ(Kバイト単位)

1024

1〜512000

(20)

-loglevel

ログに出力するエラー情報レベル

1

1,2,3

(21)

-logdump

ログに出力するイベントデータのダンプサイズ

256

1〜512

(22)

-gtrnmax

同時実行可能なグローバルトランザクション数

256

1〜1024

(23)

-ltrntime

ローカルトランザクションのタイムアウト時間(秒)

300

1〜1000000

(24)

-2pctime

2フェーズコミットタイムアウト監視時間(秒)

60

1〜20000

(25)

-retrytime

リカバリ時のリトライ間隔(秒)

30

1〜1000

(26)

-retrymax

リカバリ時のリトライ回数

60

1〜100

(27)

-pltime

イベントデータおよび接続情報の不揮発化運用時にイベントチャネルに蓄積したイベントデータの生存時間(秒)

0

1〜2000000000
0:無限大

(28)

-chkcon

コンシューマ未接続時のエラー復帰モード

no

yes, no

(29)

-dcache

不揮発化運用時のイベントデータのメモリキャッシュ数

1000

1〜100000

(30)


-threshold

監視蓄積データ率(しきい率)

0

1〜100
0 : (注2)

(31)


-safety

監視再開蓄積データ率

0

0〜99

(32)


-blockade

イベントチャネルの閉塞機能を使用する

0

0,1,2

(33)


-unblock

自動閉塞解除率

0

0〜99

(34)

-autostart

イベントサービス起動時にイベントチャネルを自動起動する

yes

yes, no

注1)CORBAサービスの動作環境ファイル(config)のperiod_receive_timeoutの値に依存します。
注2)イベントチャネルの蓄積データ数を監視しない場合は、0を指定します。


 すでに不揮発運用のイベントチャネルが作成されている場合、以下の構成情報は変更できません。その場合、いったんイベントチャネルを削除したあとに、イベントチャネルを再作成してください。

 万が一、上記の構成情報を変更した場合、不揮発化運用中のイベントチャネルの動作環境が変更されるため、不揮発化情報の整合性が取れなくなる可能性があります。
 ただし、essetcnfchnlコマンドでイベントチャネルの環境設定時に上記の構成情報を設定した場合は、essetcnfchnlコマンドの設定が有効となり、本設定は無効となるため、イベントチャネルを再作成する必要はありません。


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