Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (イベントサービス編)
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第1章 機能> 1.2 ノーティフィケーションサービス> 1.2.2 メッセージ保証機能

1.2.2.1 不揮発化

 接続情報およびイベントデータを不揮発化することにより、チャネルダウンおよびシステムダウンなどが発生した場合であってもデータが保証されるため、信頼性を要求される基幹業務への適用が可能となります。
 システムが復旧してコンシューマが再起動すると、イベントデータを受信することができます。
 不揮発化は、esmkchnlコマンドを使用してイベントチャネルの作成時に指定します。-persistオプションにより、以下の2つのモードが指定可能です。
 all:イベントデータ、接続情報が不揮発化の対象となります。
 con:接続情報のみが不揮発化の対象となります。

 メッセージングモデルがMultiCastモデルである場合は、接続情報のみを不揮発化することで、イベントチャネル内に接続情報を常駐させることができます。これにより、回線断および電源断のためにコンシューマが未起動の状態であっても、サプライヤがイベントチャネルにイベントデータを送信すると、イベントチャネルはコンシューマの接続情報を保持しているため、イベントデータをチャネル内にキューイングします。回線またはシステムが復旧して、コンシューマが再起動するとイベントデータを受信することができます。
 メッセージングモデルがPoint-To-Pointモデルである場合は、回線断および電源断のためにコンシューマが未起動の状態であっても、サプライヤがイベントチャネルにイベントデータを送信すると、イベントチャネルはイベントデータをチャネル内にキューイングするため、接続情報のみを不揮発化する必要はありません。


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