Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編)
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付録J 旧互換機能> J.1 COM/CORBA連携プログラミング

J.1.1 OLE-CORBAゲートウェイとは

 パソコン側のクライアントアプリケーションを以降OLEクライアンと呼びます。本機能を実現するために、OLE-CORBAゲートウェイ機能がパソコン上に提供されているOLEサーバを利用します。
 OLE-CORBAゲートウェイ機能は、OLEクライアントからの要求された情報を元にCORBAのサーバアプリケーションを起動し、その結果をOLEクライアントに通知します。OLE-CORBAゲートウェイ機能は、以下の3つの機能を提供しています。

(1) GetObject関数

 GetObject関数は、CORBAのサーバアプリケーションのオブジェクトリファレンスを検索し、その結果をクライアントに通知します。

(2) CreateType関数

 CORBAで規定されているデータ型とVisual Basicで規定されているデータ型は異なるものがあります。Visual BasicとCORBA共通のデータ型については、そのまま受け渡すことができますが、そうでない場合には、OLE-CORBAゲートウェイ機能で提供されているCreateType関数またはCreateTypeById関数を使用して、そのデータ型のオブジェクトリファレンスを検索し、そのオブジェクト内のメンバにアクセスする必要があります。CreateType関数は、サーバアプリケーションのパラメタの名前を元にデータ型のオブジェクトリファレンスを検索する機能です。

(3) CreateTypeById関数

 CreateTypeById関数は、サーバアプリケーションのパラメタのRepositoryIDを元にデータ型のオブジェクトリファレンスを検索する機能です。


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