Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編)
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第11章 CORBAアプリケーションの高度な使い方> 11.2 複数のIDLファイルのコンパイル方法

11.2.2 -noincludeオプションの使用方法

 IDLファイルとインクルードファイルは、以下のように別々にIDLコンパイルを行います。

 インクルードファイルを含む複数のIDLファイルでのIDLコンパイラの実行結果について、下図に示します。

注意事項

エラーの原因と対処

 -noincludeオプションを指定した場合にIDLコンパイラから表示されるエラーメッセージ、その原因および対処を以下に示します。

1

現象

"identifier redeclaration of ..."のエラーが発生します。

原因

1.IDLファイルの定義とインクルードファイルの定義が衝突しています。
2.-a,-Rと併用した場合、すでにIDLファイルの定義が登録されています。

対処

1.衝突する定義を避けるため、識別子の名前を変更するなどの修正を行います。
2.IDLファイルの情報を変更する場合には、-noincludeと-delete/-updateは併用できないため、-deleteでいったん情報を削除し、インクルードファイルのIDLコンパイルからやり直します。

2

現象

-R等指定時に"XXX is not installed."のエラーが発生します。

原因

インクルードファイルの定義がインタフェースリポジトリに登録されていません。

対処

インクルードファイルを、前もってインタフェースリポジトリに登録しておきます。

3

現象

その他の構文エラーが発生します。

原因

IDL構文上の問題があります。

対処

メッセージに該当するIDLの定義を修正します。


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