Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編)
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第6章 アプリケーションの開発(Java言語)> 6.14 サーバアプリケーションの実装アプローチ

6.14.1 継承方式と代理方式

継承方(Inheritance-Based Implementation)

 新規にサーバアプリケーションを作成する場合に使用する、一般的な実装方法です。Servant自身がスケルトンを継承する形式で実装します。この結果オペレーションの起動に必要な機能がServantに継承されます。POAに対してはServant自身を登録します。

代理方(Delegation-Based Implementation)

 ユーザが開発した既存のクラスなどをServantとして使用したい場合に有効な方法です。スケルトンを継承し、かつPOAの登録対象となるServantとしてtieクラスが用意されます(IDLコンパイラにより<interface名>POATie.javaとして生成されます)。
 ユーザが作成したインタフェース実装クラスのインスタンスはtieクラス内のメンバオブジェクトとして登録します。オペレーションの起動は、いったんtieクラスを経由して登録したクラスのインスタンスに対して発行されます。


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