Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編)
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第2章 CORBAアプリケーション開発時の留意事項> 2.2 コンパイル・リンク> 2.2.5 サーバアプリケーションのコンパイル・リンク例 (Solaris OE)

2.2.5.5 COBOLサーバアプリケーション(プロセスモード/PowerCOBOL97使用)の場合

odsvapl.cbl:主プログラムソース(初期化処理部)
odsvapl_sub.cbl:副プログラムソース(I/F実装部)
IDL_A_B_skel.cbl:スケルトンソース
IDL_cdr.cbl:CDRソース
odsvapl:サーバアプリケーション実行可能ファイル
libA-B.so: サーバアプリケーション共有オブジェクト

% cat IDL.idl
module A {
  interface B {
    :
  }
}
% IDLc -cobol IDL.idl
% CORBA=/opt/FSUNod/include/COBOL
% export CORBA
% cobol -c -M odsvapl.cbl
% cobol -L/opt/FSUNod/lib -lOMcbl -o odsvapl odsvapl.o
% cobol -G -o libIDL_cdr.so IDL_cdr.cbl
% cobol -G -o libIDL_A_B_skel.so IDL_A_B_skel.cbl
% cobol -G -L/opt/FSUNod/lib -lOMcbl -lIDL_cdr -lIDL_A_B_skel -o libA-B.so odsvapl_sub.cbl

COBOLで作成するCORBAアプリケーションは、動的リンク構造である必要があります。動的プログラム構造は動作保証されないため、翻訳オプションとして“DLOAD”は指定しないでください

COBOLソースをコンパイルする際、"-dy"オプションは指定しないでください。誤って指定していた場合、アプリケーション実行時にCORBAサービスが提供するCOBOL用ライブラリ("libOMcbl.so","libOMircbl.so")の呼び出しに失敗し、"BAD_OPERATION"例外が発生します。

プロセスモードのアプリケーションを動作させる場合は、環境変数LD_LIBRARY_PATH に“/opt/FSUNod/lib/nt”を設定しておく必要があります。設定されていない場合、アプリ誤動作の要因となります。


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