InfoDirectory使用手引書
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付録E コマンドリファレンス> E.1 導入系コマンド

E.1.5 odsidupgrade

【機能】

 以前のバージョンから最新のInfoDirectoryへDSA資源をアップグレードします。本コマンドは、アップグレードしたいDSAの格納先ディレクトリで実行する必要があります。また、DSAが停止した状態で実行する必要があります。

【指定方法】

 odsidupgrade -D admin_dn [-w admin_pwd] [-o directory] -u Version

 odsidupgrade -D admin_dn [-w admin_pwd] -i app

 odsidupgrade -D admin_dn [-w admin_pwd] -e encrypt

 odsidupgrade -D admin_dn [-w admin_pwd] [-o directory] -u Version -i app -e encrypt

【オプション】

以下のオプションがあります。
-D
DSA管理者のDNを指定します。

 -D "cn=admin"

 
-w
-Dオプションで指定したDSA管理者のパスワードを指定します。
DSA管理者のパスワードは、必須で入力する必要があります。-wオプションを省略した場合、DSA管理者パスワードは、対話形式で入力してください。なお、対話形式でパスワードを入力する場合、入力文字数は1〜256文字です。

 -w "admin"

 
-o
退避したバックアップディレクトリ名をフルパスで指定します。なお、存在しないディレクトリを指定した場合は、エラーとなります。


 -o "c:\work\Backup"

 -o "/work/Backup"

 
-u
以前インストールされていたパッケージのバージョンを指定します。
 V10L11 :V4以前のパッケージ
 V100L10:V5以降のパッケージ
 
 V108 :V4以前のパッケージ
 V1000:V5以降のパッケージ

 -u V108

 
-i
拡張する連携アプリスキーマを指定します。複数の指定が可能です。
 n : ナレッジスマート
 u : Interstage UDDIサービス V2.0
 s : Interstage シングル・サインオン
 
 n : ナレッジスマート
 u : Interstage UDDIサービス V2.0

 -i nu

 
-e
DSAの暗号化方式を指定します。
暗号化方式を指定した場合、DSAに格納されているエントリのuserPassword属性も指定した暗号化方式に変換されます。ただし、すでにSHA1に変換されているuserPassword属性は、他の暗号化方式に変換されません。
 SHA1 : SHA1暗号化方式
 SHA1 : SHA1暗号化方式
 Crypt : Crypt暗号化方式

 -e SHA1

【復帰値】

0:正常
0以外:異常
 

【使用例】

V4以前のバージョンからアップグレードする場合

 odsidupgrade -D cn=admin -o "c:\work\BackUp" -u V10L11

V5以降のバージョンからアップグレードする場合

 odsidupgrade -D cn=admin -u V100L10

Interstage UDDIサービス V2.0を拡張する場合

 odsidupgrade -D cn=admin -i u

暗号化形式をClearTextからSHA1に変更する場合

 odsidupgrade -D cn=admin -e SHA1

 

V4以前のバージョンからアップグレードする場合

 odsidupgrade -D cn=admin -o "/work/BackUp" -u V108

V5以降のバージョンからアップグレードする場合

 odsidupgrade -D cn=admin -u V1000

Interstage UDDIサービス V2.0を拡張する場合

 odsidupgrade -D cn=admin -i u

暗号化形式をClearTextからSHA1に変更する場合

 odsidupgrade -D cn=admin -e SHA1

【備考】


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