InfoDirectory使用手引書 |
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付録E コマンドリファレンス | > E.1 導入系コマンド |
【機能】
以前のバージョンから最新のInfoDirectoryへDSA資源をアップグレードします。本コマンドは、アップグレードしたいDSAの格納先ディレクトリで実行する必要があります。また、DSAが停止した状態で実行する必要があります。
【指定方法】
odsidupgrade -D admin_dn [-w admin_pwd] [-o directory] -u Version odsidupgrade -D admin_dn [-w admin_pwd] -i app odsidupgrade -D admin_dn [-w admin_pwd] -e encrypt odsidupgrade -D admin_dn [-w admin_pwd] [-o directory] -u Version -i app -e encrypt |
【オプション】
以下のオプションがあります。
- -D
- DSA管理者のDNを指定します。
例
-D "cn=admin"
- -w
- -Dオプションで指定したDSA管理者のパスワードを指定します。
DSA管理者のパスワードは、必須で入力する必要があります。-wオプションを省略した場合、DSA管理者パスワードは、対話形式で入力してください。なお、対話形式でパスワードを入力する場合、入力文字数は1〜256文字です。例
-w "admin"
- -o
- 退避したバックアップディレクトリ名をフルパスで指定します。なお、存在しないディレクトリを指定した場合は、エラーとなります。
例
-o "c:\work\Backup"
-o "/work/Backup"
- -u
- 以前インストールされていたパッケージのバージョンを指定します。
- V10L11 :V4以前のパッケージ
V100L10:V5以降のパッケージ
- V108 :V4以前のパッケージ
V1000:V5以降のパッケージ例
-u V108
- -i
- 拡張する連携アプリスキーマを指定します。複数の指定が可能です。
- n : ナレッジスマート
u : Interstage UDDIサービス V2.0
s : Interstage シングル・サインオン- n : ナレッジスマート
u : Interstage UDDIサービス V2.0例
-i nu
- -e
- DSAの暗号化方式を指定します。
暗号化方式を指定した場合、DSAに格納されているエントリのuserPassword属性も指定した暗号化方式に変換されます。ただし、すでにSHA1に変換されているuserPassword属性は、他の暗号化方式に変換されません。- SHA1 : SHA1暗号化方式
- SHA1 : SHA1暗号化方式
Crypt : Crypt暗号化方式例
-e SHA1
【復帰値】
0:正常
0以外:異常
【使用例】
V4以前のバージョンからアップグレードする場合
odsidupgrade -D cn=admin -o "c:\work\BackUp" -u V10L11
V5以降のバージョンからアップグレードする場合
odsidupgrade -D cn=admin -u V100L10
Interstage UDDIサービス V2.0を拡張する場合
odsidupgrade -D cn=admin -i u
暗号化形式をClearTextからSHA1に変更する場合
odsidupgrade -D cn=admin -e SHA1
V4以前のバージョンからアップグレードする場合
odsidupgrade -D cn=admin -o "/work/BackUp" -u V108
V5以降のバージョンからアップグレードする場合
odsidupgrade -D cn=admin -u V1000
Interstage UDDIサービス V2.0を拡張する場合
odsidupgrade -D cn=admin -i u
暗号化形式をClearTextからSHA1に変更する場合
odsidupgrade -D cn=admin -e SHA1
【備考】
Interstage シングル・サインオンは、「Interstage Application Server Plus (Windows版)」製品のみ利用可能です。
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