InfoDirectory使用手引書
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第3部 SDK編> 第6章 アプリケーション開発環境(JNDI)

6.2 環境プロパティ(ENVIRONMENT PROPERTIES)

 JNDIの環境プロパティを以下に示します。

[表: JNDIの環境プロパティ]

プロパティ名

指定する値

必須

java.naming.factory.initial
(Context.INITIAL_CONTEXT_FACTORY)

LDAPを使用する場合には必ず"com.sun.jndi.ldap.LdapCtxFactory"を指定します。

java.naming.provider.url
(Context.PROVIDER_URL)

InfoDirectoryサーバ情報を指定します。
“ldap://ホスト名:ポート番号”の形式で指定してください。

java.naming.referral
(Context.REFERRAL)

プロバイダによって処理されるリフェラルの方法を指定します。
指定方法の詳細はリフェラル指定を参照してください。

java.naming.batchsize
(Context.BATCHSIZE)

検索結果として返されるページ数を指定します。
InfoDirectoryでは未サポートです。

×

java.naming.security.authentication
(Context.SECURITY_AUTHENTICATION)

プロバイダが使用する認証メカニズムを指定します。
指定方法は認証メカニズムを参照してください。

java.naming.security.principal
(Context.SECURITY_PRINCIPAL)

認証されるべきプリンシパルのDN名を指定します。省略値はアノニマスです。

 

java.naming.security.credentials
(Context.SECURITY_CREDENTIAL)

認証されるべきプリンシパルのパスワードを指定します。
省略値はパスワードなしです。

 

java.naming.security.protocol
(Context.SECURITY_PROTOCOL)

プロバイダが使用するセキュリティプロトコルを指定します。
指定方法の詳細はセキュリティプロトコルを参照してください。

java.naming.ldap.version

プロバイダのプロトコルバージョンを指定します。
LDAPバージョン2なら"2"、バージョン3なら"3"を指定します。省略値はLDAP V3です。

 

java.naming.ldap.attributes.binary

バイナリシンタックスをもつ属性を指定します。
複数指定する場合は、空白で区切って指定します。

 

java.naming.ldap.deleteRDN

rename()の間に古いRDNが削除されるかどうかを指定します。

 

java.naming.ldap.derefAliases

search操作の間に、参照されないエイリアスの方法を指定します。

 

java.naming.ldap.typesOnly

searchおよびgetAttribute()に属性タイプのみが返されるかどうかを"true"または"false"を指定します。
省略値はFALSEです。

 

java.naming.ldap.ref.separator

javaReferenceAddress attribute (BINDINGS Sectionを参照)内のRefAddrオブジェクトをエンコーディングするときに使用する文字を指定します。

 

java.naming.ldap.factory.socket

socket factoryのクラス名を指定します。
指定方法の詳細はソケットファクトリを参照してください。

com.sun.jndi.ldap.trace.ber

LDAPプロトコルトレースを書き込む出力ストリームを指定します。この環境プロパティは必須の項目ではありませんが、可能な限り指定することを推奨します。指定方法の詳細はLDAPプロトコルトレースを参照してください。

 

 

[表: システムプロパティ]

プロパティ名

指定する値

必須

user.sslenvfile

SSL環境ファイルの場所を指定します。
指定方法の詳細はSSL環境ファイルを参照してください。

user.ssllogdir

SSLログファイルの場所を指定します。
指定方法の詳細はSSLログファイルディレクトリを参照してください。

 

user.cert_password

証明書環境作成時に指定したトークンパスワード(ユーザPIN)を指定します。

指定方法の詳細はユーザPINを参照してください。

 

 ※ SSL使用時の動作環境設定を参照してください。

 × : 未サポート
 ◎ : 必須
 ○ : SSL使用時は必須
 空欄 : 省略可能


下へ6.2.1 java.naming.referral
下へ6.2.2 java.naming.security.authentication
下へ6.2.3 java.naming.security.protocol
下へ6.2.4 java.naming.ldap.factory.socket
下へ6.2.5 com.sun.jndi.ldap.trace.ber
下へ6.2.6 user.sslenvfile
下へ6.2.7 user.ssllogdir
下へ6.2.8 user.cert_password

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