Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド
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付録B エラーコード> B.1 LDAPエラーコード

B.1.34 LDAP_NAMING_VIOLATION 64 (0x40)

[メッセージ]
 Naming violation

[意味]
 指定された属性がRDN(相対識別名)の場合は、削除、変更できません。
 または、エントリの追加時に、RDNとして、DNで指定した値と、属性値に指定した値とが違っている場合にも出力されます。
 または、ディレクトリ情報ツリーを破壊するような要求を受けました。

■エラー発生例1
 RDNに関連している属性(cn)を削除しようとした場合。
LDIF

dn: cn=User002,o=fujitsu,dc=com
changetype: modify
delete: cn

メッセージ

modifying entry cn=User002,o=fujitsu,dc=com
ldap_result(modify) : Naming violation
errmsg : LDAP_NAMING_VIOLATION: It is not allowed to delete an attribute which is part of the RDN

■エラー発生例2
 RDNとして、DNに指定した値と、属性値に指定した値とが違っている場合(cn)。
LDIF

dn: cn=aaa,o=fujitsu,c=jp
objectclass: top
objectclass: person
objectclass: organizationalPerson
cn: bbb

メッセージ

adding new entry cn=aaa,o=fujitsu,c=jp
ldap_result(add) : Naming violation
errmsg : value of naming attribute 'cn' is not present in entry

[ユーザの対処]
 DNに特殊文字を使用している場合、RDNに誤ってエスケープした特殊文字を指定していないか確認してください(特殊文字の考慮が必要なのはDNのみです)。特殊文字の詳細については、“エントリ管理”の“特殊文字を含むDNの指定”を参照してください。

 属性の詳細については、“属性一覧”を参照してください。


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