Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド
|
目次
索引
|
1.2.3 LDAPの基本サービス
Smart Repositoryは、サーバ〜クライアント間のアクセスプロトコルとしてLDAP V3を提供しています。ユーザあるいはクライアントはディレクトリ内の情報を参照/更新などをすることができます。
以下にディレクトリが提供するサービスを示します。 詳細は、“アプリケーションの作成(C API)”、または“アプリケーションの作成(JNDI)”を参照してください。
- 認証(Bind)
通常、ディレクトリにアクセスする場合は自分のDNとパスワード情報を交換し、認証する必要があります。アノニマス(匿名ユーザ)でアクセスする場合は、特に認証操作を行う必要はありません。この場合、ディレクトリサーバ側ではアノニマスでアクセスしたものと判断します。
- 解放(Unbind)
ディレクトリサーバとの操作を終える場合、解放操作を行う必要があります。
- 検索(Search)
ディレクトリサーバ内に格納されている情報を参照したい場合、検索操作によって行うことができます。
- 比較(Compare)
パスワードが正しいかどうかなど、ディレクトリサーバ内の情報と比較します。検索とは異なり、実際の情報は表示されません。また、エントリが指定された属性値を持っていない場合と、指定された属性型自体を持っていない場合との区別ができます。
- 追加(Add)
ディレクトリサーバ内に情報を追加したい場合、追加操作によって行うことができます。
- 削除(Delete)
ディレクトリサーバ内に格納されている情報を削除したい場合、削除操作によって行うことができます。
- 更新(Modify)
ディレクトリサーバ内に格納されている情報を更新したい場合、更新操作によって行うことができます。
- 識別名変更(ModifyDN、ModifyRDN)
対象エントリのDN、新しいRDN、古いRDNの属性値を削除するかどうかのフラグを指定して、識別名を変更します。新しい直接上位エントリのDNを指定して、エントリ(およびサブツリー)を移動することもできます。
- 放棄(Abandon)
ディレクトリサーバ内の情報を検索中、検索を中止したい場合は放棄操作によって検索を中止することができます。
All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005