Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド
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第2章 環境構築(SSO管理者編)> 2.4 認証サーバの構築

2.4.2 認証サーバを1台構築する

 認証サーバを構築するマシンのInterstage管理コンソールを使用して、以下の手順で行います。Interstage管理コンソールで定義する項目の詳細についてはInterstage管理コンソールのヘルプを参照してください。

 また、認証サーバを構築するには、認証基盤構築ファイルが必要になります。認証基盤構築ファイルの生成方法については、“認証基盤構築ファイルのダウンロード”を参照してください。

  1. [システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証基盤の構築]タブを選択してください。
  2. [リポジトリサーバ、認証サーバを別々のマシンに構築する。]を選択して、[次へ]ボタンをクリックしてください。
  3. 作成するサーバの選択画面が表示されますので、[認証サーバの作成]を選択して、[次へ]ボタンをクリックしてください。
  4. [簡易設定]が表示されますので、リポジトリサーバ(更新系)からダウンロードした認証基盤構築ファイルを[認証基盤構築ファイル]に選択します。
  5. 認証基盤構築ファイルに設定したパスワードを入力し、SSLに関する設定を必要に応じて行ってください。
    また、SSL通信にSSLアクセラレータ使用する場合、またはInterstage Security Directorと連携する場合は、[ユーザ証明書を獲得するHTTPヘッダ名]にSSLアクセラレータがユーザ証明書を通知するHTTPヘッダ、またはInterstage Security Directorのヘッダ設定で指定したユーザ証明書のヘッダ名を設定してください。
  6. リポジトリサーバを複数台配置し負荷分散を行う場合は、[リポジトリサーバ(参照系)のホスト名とポート番号]を指定してください。1度に5台分の指定ができます。6台以上のリポジトリサーバ(参照系)を指定する場合は、認証サーバを作成後、[認証サーバ] > [環境設定]タブの[詳細設定[表示]]をクリックし、[リポジトリサーバ(参照系)との通信の設定]の[ホスト名、ポート番号]より指定してください。
    なお、本項目には、同一のホスト名を複数指定することはできません。また、リポジトリサーバ(更新系)を指定することもできます。
  7. パスワード認証のユーザID/パスワードの入力画面は、標準でフォーム認証ページが使用されます。Webブラウザ標準の基本認証ダイアログを使用する場合は、[詳細設定[表示]]をクリックし、[ユーザID/パスワード認証の設定]の[ユーザID/パスワードの入力画面]で“基本認証ダイアログ”を選択してください。
  8. [作成]ボタンをクリックすると、認証サーバが作成されます。作成されたサーバの一覧が表示されますので、ポート番号を確認してください。
  9. 認証サーバの作成後、認証サーバを起動してください。
    認証サーバの起動方法については、“認証サーバの起動”を参照してください。
  10. 認証基盤構築ファイルを削除してください。


 認証サーバは、Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号([システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [環境設定]タブの[ポート番号])を使用しません。
 Webサーバ(Interstage HTTP Server)を認証サーバだけで使用する場合は、上記のポート番号は使用されないため、[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [環境設定]タブの[ポート番号]を認証サーバの作成で設定したポート番号と同じ値にし、不要なポートを開かないようにしてください。


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