Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド
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2.3.5.3 リポジトリサーバ(参照系)のSSOリポジトリ(スレーブ)の作成
リポジトリサーバ(参照系)を構築するマシンに、レプリケーションのスレーブ運用を行うSSOリポジトリを作成します。リポジトリサーバ(参照系)を構築するマシンのInterstage管理コンソールを使用して、以下の手順で行います。
- [システム] > [サービス] > [リポジトリ] > [新規作成]タブを選択してください。
- 以下のように各項目を設定し、[作成]ボタンをクリックします。
以下の太字部分は、SSOリポジトリ(マスタ)と同じ設定にする必要があります。
(注)の記述がある項目はSSOリポジトリ作成時だけ指定可能で、SSOリポジトリ作成後は変更できません。設定値には十分注意してください。
ほかの項目については、設定値を確認し、必要に応じて変更してください。
<簡易設定>
- リポジトリ名(注)
リポジトリサーバ(更新系)で作成したSSOリポジトリ(マスタ)と同じ名前を設定します。
- 管理者用DN(注)
作成するSSOリポジトリを管理する管理者のDN(識別名)をDN(識別名)形式で設定します(例:cn=manager)
- 管理者用DNのパスワード
SSO管理者用のパスワードを設定します。
- 管理者用DNのパスワード(再入力)
SSO管理者用のパスワードを再入力します。
- 公開ディレクトリ(注)
リポジトリサーバ(更新系)で作成したSSOリポジトリ(マスタ)と同じ設定をします。
- デフォルトツリーの作成(注)
リポジトリサーバ(更新系)で作成したSSOリポジトリ(マスタ)と同じ設定をします。
- 通常(非SSL)ポート番号(注)
非SSL通信で使用するポート番号を指定します。
- SSLの使用(注)
“使用する”を選択します。
- SSLポート番号(注)
SSL通信で使用するポート番号を指定します。
“636”が設定されています。必要に応じて変更してください。
- SSL定義
“リポジトリサーバ(参照系)のSSL通信環境の構築”で定義したSSL定義を選択します。
<詳細設定>
データベース定義
- 検索可能最大エントリ数
“500”件が設定されています。必要に応じて変更してください。
- キャッシュサイズ
“1000”ページが設定されています。1ページは4KBになります。必要に応じて変更してください。
- 検索タイムアウト時間
“3600”秒が設定されています。必要に応じて変更してください。
- ユーザパスワード暗号化方式(注)
“SHA”を選択してください。
- データベース格納先(注)
リポジトリサーバ(更新系)で作成したSSOリポジトリ(マスタ)と同じ設定をします。
アクセスログ定義
- 出力の指定
必ず“出力する”を選択してください。
- 出力レベル
“クライアントのリクエスト情報を出力”、および“サーバのエラー応答を出力”を選択し、それ以外については必要に応じて選択してください。
- 格納先
必要に応じて変更してください。
- ローテーションタイプ
必要に応じて変更してください。
- サイズ
必要に応じて変更してください。
- 世代管理数
必要に応じて変更してください。
- SSOリポジトリ(スレーブ)の状態が表示されますので、内容を確認してください。
SSOリポジトリ(マスタ)の設定を確認する場合は、リポジトリサーバ(更新系)を構築したマシンのInterstage管理コンソールを使用して確認してください。[システム] > [サービス] > [リポジトリ]をクリックし、[リポジトリ:状態]画面でマスタ用に作成したSSOリポジトリをクリックしてください。[簡易設定]、または[詳細設定[表示]]をクリックして、設定内容を確認してください。

レプリケーション運用中に、SSOリポジトリ(スレーブ)の[管理者用DNのパスワード]を変更した場合は、SSOリポジトリ(マスタ)の[レプリケーション先ホスト情報]の編集が必要になります。詳細については、“Smart Repository運用ガイド”を参照してください。
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