Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド |
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第2章 環境構築(SSO管理者編) | > 2.3 リポジトリサーバの構築 | > 2.3.2 SSOリポジトリへのユーザ情報、ロール定義の登録 |
データベース(源泉データ)からSSOリポジトリへのユーザ情報の移入を行うには、ssoimportumコマンドを使用します。
使用可能なデータベースについては、“使用上の注意”の“ソフトウェア条件”−“Interstage シングル・サインオン使用時に必要なソフトウェア”−“データベース関連”を参照してください。
源泉データからSSOリポジトリへユーザ情報を移入するには、事前にSSOリポジトリを作成しておく必要があります。SSOリポジトリの作成方法については、“SSOリポジトリの作成”を参照してください。
本項では、データベースに作成する一時的なテーブル、または表を「仮想テーブル」と呼びます。
源泉データの情報を公開するには、仮想テーブルを作成します。源泉データからユーザ情報をSSOリポジトリへ登録する際に、登録するユーザ情報を抽出するため、接続する源泉データのテーブル名、およびカラム名を動作情報ファイルに記述します。動作情報ファイルは、ssoimportumコマンドのパラメタで指定します。
なお、非公開情報などが含まれる場合には、セキュリティの観点から公開するユーザ情報で仮想テーブルを作成して接続させるようにします。これにより、実テーブルを公開することなくユーザ情報の抽出を行うことができます。
データベース(源泉データ)からSSOリポジトリへユーザ情報を移入する手順を以下に示します。
データベースへの接続にはJDBCを使用します。接続するデータベースのJDBCドライバを準備する必要があります。
ssoimportumコマンドを使用する前に使用するJDBCドライバを環境変数CLASSPATHに追加してください。
SQL Serverに接続する場合のみ、Interstage JDBCドライバを使用することができます。
Interstage JDBCドライバについては、“J2EEユーザーズガイド”−“Interstage JDBCドライバを使用する方法”を参照してください。
以下の条件で接続する場合の設定例を示します。
接続データベース Symfoware V6.0L10
JDBCドライバの格納先 C:\temp\fjsymjdbc2.jar
C:\>set CLASSPATH=%CLASSPATH%;C:\temp\fjsymjdbc2.jar |
以下の条件で接続する場合の設定例を示します。
接続データベース Oracle8i
JDBCドライバの格納先 C:\temp\classes12.zipおよびC:\temp\nls_charset12.zip
C:\>set CLASSPATH=%CLASSPATH%;C:\temp\classes12.zip;C:\temp\nls_charset12.zip |
Interstage JDBCドライバを使用する場合の設定例を示します。
接続データベース SQL Server
JDBCドライバの格納先 C:\Interstage\EJB\jdbc\lib\fjisjdbc2.jar
C:\>set CLASSPATH=%CLASSPATH%;C:\Interstage\EJB\jdbc\lib\fjisjdbc2.jar |
以下の条件で接続する場合の設定例を示します。
接続データベース Symfoware 6.0
JDBCドライバの格納先 /tmp/fjsymjdbc2.jar
# CLASSPATH=/tmp/fjsymjdbc2.jar:$CLASSPATH |
以下の条件で接続する場合の設定例を示します。
接続データベース Oracle8i
JDBCドライバの格納先 /tmp/classes12.zipおよび/tmp/nls_charset12.zip
# CLASSPATH=/tmp/classes12.zip:/tmp/nls_charset12.zip:$CLASSPATH |
以下の条件で接続する場合の設定例を示します。
接続データベース Symfoware 6.0
JDBCドライバの格納先 /tmp/fjsymjdbc2.jar
# CLASSPATH=/tmp/fjsymjdbc2.jar:$CLASSPATH |
以下の条件で接続する場合の設定例を示します。
接続データベース Oracle9i
使用するJDK/JRE 1.4
JDBCドライバの格納先 /tmp/ojdbc14.jarおよび/tmp/nls_charset12.zip
# CLASSPATH=/tmp/ojdbc14.jar:/tmp/nls_charset12.zip:$CLASSPATH |
ユーザ情報の抽出に必要な設定を記述した動作情報ファイルを作成します。
動作情報ファイルの作成については“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“シングル・サインオン運用コマンド”−“ssoimportum”を参照してください。
(2)で作成した動作情報ファイルを指定してssoimportumコマンドを実行し、ユーザ情報の抽出、およびSSOリポジトリへのユーザ情報の移入を行います。
ssoimportumコマンドについては“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“シングル・サインオン運用コマンド”を参照してください。
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