Interstage Application Server ebXML Message Service ユーザーズガイド |
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第6章 アプリケーションの作成 | > 6.2 データ形式 |
以下に通信パラメタの一覧を示します。
Property名 |
データ型 |
説明 |
||
Eyecatch |
String |
ebXMLのパラメタであることを示す文字列です。ebMSが設定します。 |
||
Version |
String |
ebXML Message Service Specificationのバージョンレベルです。ebMSが設定します。 |
||
CodeType |
int |
パラメタを記述しているコード系です。1を設定してください。 |
||
CPAId |
String |
通信に使用するcpaのIDです。送信アプリケーションが設定します。CPA内部に定義している値を設定してください。 |
||
FromPartyId |
String |
送信元のpartyIdです。送信アプリケーションが設定します。CPA内部に定義している値を設定してください。 |
||
ToPartyId |
String |
送信先のpartyIdです。送信アプリケーションが設定します。CPA内部に定義している値を設定してください。 |
||
Service |
String |
送信先のService名です。送信アプリケーションが設定します。CPA内部に定義している値を設定してください。 |
||
ServiceType |
String |
送信先のServiceTypeです。送信アプリケーションが設定します。CPA内部に定義している値を設定してください。CPA内に定義していない場合には""を設定してください。 |
||
Action |
String |
送信先のAction名です。送信アプリケーションが設定します。CPA内部に定義している値を設定してください。 |
||
ConversationId |
String |
ConversationIdです。送信アプリケーションが設定します。ConversationIdは取引の単位ごとにアプリケーションが設定する値です。ebMSはConversationId単位にメッセージの順序を保証します。ConversationIdはCPAId単位でユニークになるように値を設定してください。以下のような値の方法などで、常にユニークになる値を設定することを推奨します。 |
||
ConversationFlag |
int |
会話の状態を示します。送信アプリケーションが1~4のいずれかを設定します。受信アプリケーションには必ず-1が通知されます。 |
||
値 |
意味 |
説明 |
||
-1 |
UNKNOWN |
会話状態は不明です。 |
||
1 |
START_AND_END |
会話はこのメッセージ一通で完結します。 |
||
2 |
START |
このメッセージで会話が開始されます。 |
||
3 |
CONTINUE |
会話は継続中です。 |
||
4 |
END |
このメッセージで会話が終了します。 |
||
PayloadFlag |
int |
ペイロードの状態を示します。送信アプリケーションが設定します。イベントデータで送るペイロードが最初のものかマルチペイロードの一部なのかを表します。STARTからENDまでのメッセージのペイロードをマルチペイロードとして扱い、通信路上では一通のebXMLメッセージとして送ります。受信側ではebMSがイベントチャネルに格納する際に元の形に分割します。マルチペイロードを一通のebXMLメッセージとして送る場合には、トランザクション機能を利用して、一度にイベントチャネルに送信してください。 |
||
1 |
START_AND_END |
ペイロードはこのメッセージ一通で完結します。 |
||
2 |
START |
マルチペイロードメッセージの開始です。 |
||
3 |
CONTINUE |
マルチペイロードメッセージは継続中です。 |
||
4 |
END |
このメッセージでマルチペイロードメッセージは終了します。 |
||
5 |
NONE |
このメッセージにはペイロードはありません。 |
||
PayloadLength |
int |
ペイロードの長さです。送信アプリケーションが設定します。 |
||
PayloadFilePath |
String |
大容量ペイロード用ファイルを利用する際にペイロードファイル名をフルパスで表現した文字列を設定します。送信時には、送信するペイロードのファイル名を送信アプリケーションが設定します。受信時には、受信したペイロードを出力したファイル名をebMSが通知します。 |
||
ContentType |
String |
ebXMLメッセージ内で、ペイロードに対して付加されるMIME Header部分のContent-Type に設定する文字列です。送信時には、送信アプリケーションが設定します。受信時には、ebMS が、ebXMLメッセージ内でペイロードがどのような Content-Type で通知されたかを設定します。以下のいずれかの値を指定してください。(*1)
|
||
RefToMessageId |
String |
ebXML メッセージ内の MessageData/RefToMessageId に対して指定する文字列を設定します。ebXML メッセージのレベルで関連付けを表現したい場合などに使用します。送信時には、送信アプリケーションが設定します。受信時には、ebMS が、ebXMLメッセージ内のMessageData/RefToMessageId の値を通知します。 |
||
MessageId |
String |
ebXML メッセージ内の MessageData/MessageId に対して指定する文字列を設定します。送信時には、一意性を持つMessageIdをebMS が自動的に設定するので、送信アプリケーションからは指定しないでください。受信時には、ebXMLメッセージ内のMessageData/MessageId の値をebMSが通知します。 |
||
Timestamp |
String |
ebXML メッセージ内の MessageData/Timestamp に対して指定する文字列を設定します。送信時には、ebMS が自動的に設定するので、送信アプリケーションからの指定は無視されます。受信時には、ebMS が、ebXMLメッセージ内のMessageData/Timestamp の値を通知します。 |
||
FromRole |
String |
ebXML メッセージ内の From/Role に設定される文字列を示します。送信アプリケーションが設定します。送信時には、通信パラメタCPAIdで特定されるCPA中にFromPartyId,ToPartyId,Service,Actionが同一になる記述が複数存在しており、それらが異なるRole名によって切り分けられている場合、CPA中のRole記述と整合する値を送信アプリケーションが指定する必要があります。CPA中のRole記述と整合しない値を指定した場合は送信エラーになります。ただし、FromRoleの指定を省略した場合には、他の通信パラメタ指定と整合するCPAが登録されている場合はそれを用いてメッセージを送信し、送信エラーにはなりません。受信時には、ebXMLメッセージ内にFrom/Roleが記述されている場合はその文字列をebMSが通知します。 |
||
ToRole |
String |
ebXML メッセージ内の To/Role に設定される文字列を示します。送信アプリケーションが設定します。送信時には、通信パラメタCPAIdで特定されるCPA中にFromPartyId,ToPartyId,Service,Actionが同一になる記述が複数存在しており、それらが異なるRole名によって切り分けられている場合、CPA中のRole記述と整合する値を送信アプリケーションが指定する必要があります。CPA中のRole記述と整合しない値を指定した場合は送信エラーになります。ただし、ToRoleの指定を省略した場合には、他の通信パラメタ指定と整合するCPAが登録されている場合はそれを用いてメッセージを送信し、送信エラーにはなりません。受信時には、ebXMLメッセージ内にTo/Roleが記述されている場合はその文字列をebMSが通知します。 |
通信パラメタの中にはXML文書に直接埋め込む文字列があります。したがって&などXML文書に直接記述できない文字列については、通信パラメタで指定するときに文字参照の形で記述してください。以下に代表的な文字参照を示します。
使用禁止文字 |
文字参照 |
& |
& |
< |
< |
> |
> |
" |
" |
' |
' |
(*1)
Content-Type の値にはさまざまな種類がありますが、ここに記述してあるType以外の値を指定した場合、ebMSの動作は保証しません。
(*2)
image/jpeg を使用する場合には、X Windowシステムのアプリケーションが動作する環境およびが必要です。
Property名 |
送信時 |
受信時 |
Eyecatch |
ebMS |
出力 |
Version |
ebMS |
出力 |
CodeType |
入力 |
出力 |
CPAId |
入力 |
出力 |
FromPartyId |
入力 |
出力 |
ToPartyId |
入力 |
出力 |
Service |
入力 |
出力 |
ServiceType |
入力 |
出力 |
Action |
入力 |
出力 |
ConversationId |
入力 |
出力 |
ConversationFlag |
入力 |
出力 |
PayloadFlag |
入力 |
出力 |
PayloadLength |
入力 |
出力 |
PayloadFilePath |
入力(省略可) |
出力 |
ContentType |
入力(省略可) |
出力 |
RefToMessageId |
入力(省略可) |
出力 |
MessageId |
ebMS |
出力 |
Timestamp |
ebMS |
出力 |
FromRole |
入力(省略可) |
出力 |
ToRole |
入力(省略可) |
出力 |
入力:ユーザが設定
出力:ebMSが設定(ユーザは参照)
ebMS:ebMSが設定
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