Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第4部 JTS/JTA編> 第17章 JTSの運用> 17.6 リソース定義ファイルの作成

17.6.1 JDBC用リソース定義ファイルの作成

 JDBCを利用してデータベースと連携する場合のリソース定義ファイルの設定例を以下に示します。

リソース定義ファイル例

# database1
name=resource1
rscType=JTS
type=JDBC
lookUpName=jdbc/xads1
initialContextFactory=com.sun.jndi.fscontext.RefFSContextFactory
providerURL=file://c:/tmp/JNDI
user=dbuser
password=dbpass
logfileDir=c:\temp

リソース定義ファイル例

# database1
name=resource1
rscType=JTS
type=JDBC
lookUpName=jdbc/xads1
initialContextFactory=com.sun.jndi.fscontext.RefFSContextFactory
providerURL=file:/tmp/JNDI
user=dbuser
password=dbpass
logfileDir=/tmp

 リソース定義ファイルはテキストエディタで作成します。リソース定義ファイルの書式を以下に説明します。なお、1文字目に“#”を記述された場合はコメント行とみなします。

name=リソース定義名

 otssetrscコマンドによって登録された際に、ここに記載されたリソース定義名として登録されます。一度登録されたリソース定義ファイルは、すべてリソース定義名で扱うことが可能になります。リソース定義名は32文字以内で記述する必要があります。
 "JTSRMP"は予約語ですのでリソース定義名に使用できません(一部またはすべてを小文字にしても使用できません)。
 通常は、J2EEリソースアクセス定義によって登録する、接続対象となるリソースの"定義名"を指定することを推奨します。
 省略することはできません。

rscType=JTS

 "JTS"を指定してください。
 省略することはできません。省略した場合は、"OTS"が指定されたものとして扱われるため、JTS用のリソース定義ファイルとして正しく動作しません。

type=JDBC

 "JDBC"または"DBMS"(旧バージョンでの指定方法)を指定してください。
 省略することはできません。

lookUpName=データソースをバインドした名前

 データベースが提供するデータソースをバインドした名前を指定します。
 J2EEリソースアクセス定義で設定したデータソース名と同じ値を指定してください。

initialContextFactory=initialContextFactory名

 バインドされたデータソースを参照する時に使用するinitialContextFactoruy名を指定します。J2EEリソースアクセス定義で設定したクラス名と同じ値を指定してください。

providerURL=プロバイダURL

 バインドされたデータソースを参照する時に使用するprovider URLを指定します。
 J2EEリソースアクセス定義で設定したURLと同じ値を指定してください。

user=ユーザ名

 リソースと接続する際にユーザ名が必要な場合に指定します。
 J2EEリソースアクセス定義によって設定したユーザ名を指定してください。

password=パスワード

 リソースと接続する際にパスワードが必要な場合に指定します。
 J2EEリソースアクセス定義によって設定したパスワードを指定してください。

logfileDir=ログファイルの格納先ディレクトリ

 接続したリソースのトラブル調査を行う場合は、トレースログを採取するディレクトリを指定してください。ディレクトリ名の最後にセパレータは付加しないでください。
 通常は指定しません。


 name、lookUpName、initialContextFactory、providerURL、user、passwordは、J2EEアプリケーションで利用するリソース定義情報と同じものを指定してください。


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