Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第3部 EJB編> 第14章 EJBアプリケーションの呼出し方法> 14.9 RMI over IIOPについて

14.9.1 RMI over IIOPとは

 RMI(Remote Method Invocation)はJava間でのリモート呼出しを実現するために規定された技術です。そのためJavaのアプリケーションにとって非常に使い勝手の良いものであり、アプリケーションをRMIで記述できることで、分散環境におけるアプリケーションの流通性を高めることができます。

 IIOP(Internet Inter-ORB Protocol)はOMGが規定したCORBAのプロトコルであり、他社ORB(Object Request Broker)間での相互接続ができます。このIIOPを介すことによって異なった言語で記述されたアプリケーション間でのリモート呼出しが可能となりますが、JavaプログラマはCORBAの知識を習得する必要性がありました。

 RMI over IIOPとは、RMIの通信層にIIOPを利用するものです。したがって、Javaプログラマから見るとRMIのAPIを使用できるため、CORBAの知識を隠ぺいすることができるとともに、RMIの特性を生かすこともできます。


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