Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド
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4.3 EJBワークユニットの運用
EJBアプリケーションをワークユニット上で動作させる場合の環境作成、および運用手順は以下のとおりです。

EJBアプリケーションをワークユニットで動作させる場合、1.〜8.の作業が必要になります。
1.〜5.については、“J2EEユーザーズガイド”を参照してください。
6)ワークユニット定義の設定/登録
ワークユニットの操作に必要なEJBアプリケーションの情報をワークユニット定義に設定し、登録する必要があります。
- ワークユニット定義の設定
EJBアプリケーションをワークユニットで動作させる場合に設定する必要のある定義に関しては、“J2EEユーザーズガイド”を参照してください。
- ワークユニット定義の登録
EJBアプリケーションの情報を設定したワークユニット定義をInterstageに登録します。登録はisaddwudefコマンドを使用します。
7)ワークユニットの起動
ワークユニット定義で設定したEJBアプリケーションの起動を行います。起動はisstartwuコマンドでワークユニット名を指定して行います。
8)ワークユニットの停止
起動中のワークユニットの停止を行います。
停止には以下の2つがあります。
- 通常停止
該当ワークユニットに定義されているすべてのアプリケーションが処理中でない場合にかぎりワークユニットを停止します。ワークユニットが業務処理中の場合、ワークユニットは停止できません。この場合、アプリケーションの処理の完了を待ってから、再度このコマンドを実行してください。
- 強制停止
アプリケーションが処理中であってもワークユニットを停止します。
停止はisstopwuコマンドでワークユニット名を指定して行います。
EJBアプリケーションのキュー制御
閉塞/閉塞解除
EJBアプリケーションのキューの閉塞/閉塞解除を行います。
閉塞はisinhibitqueで行います。
閉塞解除はispermitqueで行います。
最大キューイング機能
最大キューイング機能を使用する場合、ワークユニット定義に最大キューイング数を設定します。
[Application Program]
Maximum Queuing Message:10 |
滞留キュー数のアラーム通知機能
[Application Program]
Maximum Queuing Message:15
Queuing Messages To Notify Alarm:10
Queuing Messages To Notify Resumption:5 |
- 最大キューイング数
- キューに滞留できる最大キュー数です。この値を超過したときにメッセージが出力されます。一度この値を超過すると、滞留キュー数が監視再開キューイング数になるまで監視キューイング数超過に対するメッセージは出力されません。
- 監視キューイング数
- アラーム通知(メッセージ出力)を行う滞留キュー数を設定します。滞留キュー数がこの値になるとメッセージが出力されます。一度この値になると、滞留キュー数が監視再開キューイング数になるまで監視キューイング数に対するメッセージは出力されません。
- 監視再開キューイング数
- アラーム通知の監視を再開する滞留キュー数を設定します。滞留キュー数が監視キューイング数を超えた後、本設定値と同じになった時に、滞留キュー数の監視を再開します。また、監視再開時にメッセージが出力されます。
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