Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド
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第2章 OLTPサーバの設計> 2.2 各種ワークユニット

2.2.3 EJBワークユニット

 EJBアプリケーションを運用する場合は、IJServerを使用してください。既存のEJBアプリケーションの資産については、IJServerへ移行するか、または継続してEJBワークユニットとして利用することができます。
 IJServerについての詳細は、“J2EEユーザーズガイド”の“J2EEアプリケーションが運用される環境(IJServer)”を参照してください。
 既存のEJBアプリケーションをIJServerに移行する場合の詳細については、“移行ガイド”の“Interstage Application Server V5からの移行”の“EJBサービスの移行”を参照してください。

 ワークユニットについての説明は、“ワークユニットを利用したアプリケーションの実行環境”を参照してください。

 ここでは、EJBアプリケーションを利用した処理にワークユニットを使用した場合の効果、EJBアプリケーションをワークユニットで利用する場合の注意事項について説明します。

 EJBアプリケーションを利用して処理を行う時に必要となる作業については、“J2EE ユーザーズガイド”で説明されています。

 EJBアプリケーションをワークユニットで運用した場合、通常のワークユニットを利用した場合の効果に加えて、以下の効果があります。

 EJBアプリケーションをワークユニットに定義する場合、以下の設計を行う必要があります。

ワークユニットを利用するEJBアプリケーションの設計

 ワークユニットを利用するEJBアプリケーション群を決定します。ワークユニットには、1つの運用および業務を構成する1つまたは複数のEJBアプリケーションを設定します。

 1つのEJBアプリケーションを、異なるワークユニットに定義することはできません。

プロセス多重度の設計

 EJBアプリケーションへの要求負荷や危険分散のため、プロセス多重度を設定します。

アプリケーション異常時の自動再起動

 ワークユニットを利用すると、EJBアプリケーションが異常終了した場合に、自動的に再起動させることができます。必要性を考慮して自動再起動の設計を行ってください。


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