Interstage Portalworks 管理者ガイド
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目次
索引

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G.1.1 リポジトリ用RDBの作成
PortalworksのリポジトリとしてRDBを利用する場合、RDBMSのインストールが必要です。詳細は、お使いのRDBMS製品の説明書を参照してください。
リポジトリには利用者の詳細情報や、ロールおよびサービスの管理情報が格納されます。リポジトリについては、“Portalworks解説書”を参照してください。
Portalworksのリポジトリ用RDBの作成は、以下の手順で行います。
リポジトリ用RDBの作成
リポジトリ用RDBにOracle、Symfowareを利用する場合、Portalworksをインストールする前に以下の作業が必要です。

- 以下はOracle、Symfowareのサーバ機能がインストールされているマシンで行う作業です。
- Symfowareを使用する時にはSymfoware用にユーザを事前に作成します。このユーザに「サービスとしてログオン」の権限を与えます。このユーザは、Administratorsグループに所属させる必要があります。Symfowareの作業はこのユーザでログインする必要があります。
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オペレーティングシステムによって、リポジトリ用のRDB作成の手順が異なります。
以下から参照してください。
Symfoware V6.0
- ADJUST、SystemWalker/CharsetMGR-M SEまたはSystemWalker/CharsetMGR-A SEのインストール
ADJUST、SystemWalker/CharsetMGR-M SEまたはSystemWalker/CharsetMGR-A SEのいずれかの製品がインストール済みでない場合は、インストールしてください。
- RDBシステムのセットアップ
- スタートメニューから、[プログラム]-[Symfoware Server Enterprise Edition]または[Symfoware Server Standard Edition]-[RDBシステムセットアップ]を起動します。
- Symfoware RDB-System Setupの[新規作成]をクリックします。
以下の内容を設定します。
システム名 |
任意の名前を指定します。(例:PWRDB) |
データ格納先 |
任意のフォルダ名を指定します。
(例:c:\PWRDB) |
- Symfoware/RDBの環境設定を行います。
“多重度”タブを選択し、アクセス数(5以上の数値)を設定、リモートアクセスで使用するポート番号を入力します。(例:10100)
“ディクショナリ”タブを移動し、データベース格納文字コードで“UNICODE”を選択します。
“システム用の動作環境”タブに移動し、以下の設定を追加入力します。
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定義種別 |
定義値 |
新規追加 |
DEFAULT_DSI_NAME |
CODE |
新規追加 |
DEFAULT_OBJECT_TABLE_SIZE |
32,6144,6144 |
- [作成]ボタンをクリックします。
- RDA-SV(Symfoware)通信環境を定義します。Portalworksを同じサーバにインストールする時はキャンセルして構いません。
- DBの作成
- 環境変数の設定
以下の環境変数を設定してください。
set RDBNAME=RDBシステム名(例:pwrdb)
- Symfoware/RDBの起動
下記のコマンドを実行しRDBシステムを起動します。
rdbstart
- データベースの作成
- システム用DB作成
- システムDB用作成ファイルの作成
テキストエディタで下記の内容のファイルを作成してください。
CREATE DATABASE DB名(例:PWSYS);
CREATE DBSPACE データベーススペース名 ALLOCATE FILE ファイル名 ATTRIBUTE SPACE(サイズ);
CREATE SCHEMA スキーマ名(例:SYS_SCM);
データベーススペース名 |
DB名と同じ名前を指定します。
(例:PWSYS) |
ファイル名 |
データ格納用ファイルを指定します。
(例:c:\pwdata\pwsys) |
サイズ |
100M
<計算式>
容量(MB) = 40MB + [バックアップ対象ファイルサイズ] × 2
[バックアップ対象ファイルサイズ]
Portalworksの管理情報(バックアップ時にDB格納ツールでデータベースに格納する情報)。詳細については、“9.4.3 DB格納ツール”を参照してください。 |
- DB作成コマンド実行
rdbddlex システムDB用作成ファイル名
- ユーザ用DB作成
- ユーザDB作成ファイルの作成
テキストエディタで下記の内容のファイルを作成してください。
CREATE DATABASE DB名(例:PWUSER);
CREATE DBSPACE データベーススペース名 ALLOCATE FILE ファイル名 ATTRIBUTE SPACE(サイズ);
CREATE SCHEMA スキーマ名(例:USR_SCM);
データベーススペース名 |
DB名と同じ名前を指定します。
(例:PWUSER) |
ファイル名 |
データ格納用ファイルを指定します。
(例:c:\pwdata\pwuser) |
サイズ |
300M
<計算式>
1000人以上の場合
容量(MB) = 0.3MB × 利用者人数
1000人未満の場合
容量(MB) = 0.3MB × 1000 |
- DB作成コマンド実行
rdbddlex ユーザDB用作成ファイル名
Symfoware V5.0, SymfoWARE V4.0
- ADJUST、SystemWalker/CharsetMGR-M SEまたはSystemWalker/CharsetMGR-A SEのインストール
ADJUST、SystemWalker/CharsetMGR-M SEまたはSystemWalker/CharsetMGR-A SEのいずれかの製品がインストール済みでない場合は、インストールしてください。
- 動作環境ファイルの設定
Symfowareサーバにある“制御ファイルのインストール先\RDB\ETC\UXPSQLENV”ファイルに以下の内容を設定します。
変更 |
MAX_CONNECT_TCP = (<5以上の数値>) |
新規追加 |
DEFAULT_DSI_NAME = (CODE) |
新規追加 |
DEFAULT_OBJECT_TABLE_SIZE = (32,6144,6144) |
- RDBシステムのセットアップ
- スタートメニューから、[プログラム]-[Symfoware Server Enterprise Edition]または[Symfoware Server Standard Edition]-[RDBシステムセットアップ]を起動します。
- Symfoware RDB-System Setupの[新規作成]をクリックします。
以下の内容を設定します。
システム名 |
任意の名前を指定します。(例:PWRDB) |
データ格納先 |
任意のフォルダ名を指定します。
(例:c:\PWRDB) |
- Symfoware/RDBの環境設定を行います。
“ディクショナリ”タブを選択し、データベース格納文字コードで“UNICODE”を選択します。
“ポート番号”タブに移動し、RDB2-TCPで使用するポート番号を入力します。(例:10100)
[OK]ボタンをクリックします。
- RDA-SV(Symfoware)通信環境を定義します。Portalworksを同じサーバにインストールする時はキャンセルして構いません。
- データベースマネージャの環境設定を行います。
作業用フォルダ…任意のフォルダを指定します。
ログフォルダ…任意のフォルダを指定します。
[OK]ボタンをクリックします。
- RDBオブジェクトマネージャサーバの環境設定を行います。
[OK]ボタンをクリックします。
- DBの作成
- 環境変数の設定
以下の環境変数を設定してください。
set RDBNAME=RDBシステム名(例:pwrdb)
- Symfoware/RDBの起動
下記のコマンドを実行しRDBシステムを起動します。
rdbstart
- データベースの作成
- システム用DB作成
- システムDB用作成ファイルの作成
テキストエディタで下記の内容のファイルを作成してください。
CREATE DATABASE DB名(例:PWSYS);
CREATE DBSPACE データベーススペース名 ALLOCATE FILE ファイル名 ATTRIBUTE SPACE(サイズ);
CREATE SCHEMA スキーマ名(例:SYS_SCM);
データベーススペース名 |
DB名と同じ名前を指定します。
(例:PWSYS) |
ファイル名 |
データ格納用ファイルを指定します。
(例:c:\pwdata\pwsys) |
サイズ |
100M
<計算式>
容量(MB) = 40MB + [バックアップ対象ファイルサイズ] × 2
[バックアップ対象ファイルサイズ]
Portalworksの管理情報(バックアップ時にDB格納ツールでデータベースに格納する情報)。詳細については、“9.4.3 DB格納ツール”を参照してください。 |
- DB作成コマンド実行
rdbddlex システムDB用作成ファイル名
- ユーザ用DB作成
- ユーザDB作成ファイルの作成
テキストエディタで下記の内容のファイルを作成してください。
CREATE DATABASE DB名(例:PWUSER);
CREATE DBSPACE データベーススペース名 ALLOCATE FILE ファイル名 ATTRIBUTE SPACE(サイズ);
CREATE SCHEMA スキーマ名(例:USR_SCM);
データベーススペース名 |
DB名と同じ名前を指定します。
(例:PWUSER) |
ファイル名 |
データ格納用ファイルを指定します。
(例:c:\pwdata\pwuser) |
サイズ |
300M
<計算式>
1000人以上の場合
容量(MB) = 0.3MB × 利用者人数
1000人未満の場合
容量(MB) = 0.3MB × 1000 |
- DB作成コマンド実行
rdbddlex ユーザDB用作成ファイル名

RDB作成中にメモリ不足でエラーが起きる場合があります。その時は以下の対処方法を行ってください。
[RDBの制御ファイル格納フォルダ]\ETC\[作成したRDB名].cfgというファイル (例:E:\SFWETC\RDB\ETC\PWRDB.cfg)をテキストエディタ等で開き、RDBEXTMEMの値をもっと大きい値に変更してください。その後、1)の2つのサービスを再起動してください。 |
Oracle10g
- スタートメニューから、[プログラム]-[Oracle-OraDb10g_home1]-[Configuration and Migration Tools]-[Database Configuration Assistant]を起動します。
手順にない項目はデフォルト設定で[次へ]ボタンをクリックします。
- 操作
[データベースの作成]を選択し[次へ]ボタンをクリックします。
- データベース・テンプレート
[汎用]を選択し[次へ]ボタンをクリックします。
- データベース識別情報
グローバル・データベース名、SIDを入力します。入力内容については下記の表を参照してください。
[システム用データベース]
グローバル・データベース名 |
「システムDB名.ドメイン名」を指定します。
(例:PWSYS.aaa.fujitsu.co.jp) |
SID |
システムDB名を指定します。
(例: PWSYS)
グローバル・データベース名のシステムDB名が自動でセットされます。グローバル・データベースとSIDのシステムDB名は同じものを指定します。 |
[ユーザ用データベース]
グローバル・データベース名 |
「ユーザDB名.ドメイン名」を指定します。
(例: PWUSER.aaa.fujitsu.co.jp) |
SID |
ユーザDB名を指定します。
(例: PWUSER)
グローバル・データベース名のユーザDB名が自動でセットされます。グローバル・データベースとSIDのユーザDB名は同じものを指定します。 |
- 管理オプション
[Enterprise Managerを使用してデータベースを構成]にチェックが入っている状態で[次へ]ボタンをクリックします。(デフォルトのまま)
- データベース資格証明
[全てのアカウントに対して同じパスワードを使用]を選択してパスワードを入力し、[次へ]ボタンをクリックします。
- 初期化パラメータ
[キャラクタ・セット]タブを選択し、[次のキャラクタ.セットから選択]の中にある”UTF8”を設定。[各国語キャラクタセット]に”UTF8”を設定。[次へ]ボタンをクリックします。
- データベース記憶域
デフォルトのままで、[次へ]ボタンをクリックします。
- 作成オプション
[データベースの作成]にチェックして、[終了]ボタンをクリックします。
- 表領域の作成
Enterprise Manager等のツールを使用し、データベースごとに表領域の作成を行います。
以下の内容を設定します。
<システム用>
表領域名 |
任意 |
システム情報用データベース |
100MB |
AUTOEXTEND |
ON |
増分値 |
10MB |
最大サイズ |
無制限 |
<ユーザ用>
表領域名 |
任意 |
ユーザ情報用データベース |
100MB |
AUTOEXTEND |
ON |
増分値 |
10MB |
最大サイズ |
無制限 |
- Portalworks用ユーザの作成
Enterprise Manager等のツールを使用し、データベースごとにユーザの作成を行います。
以下の内容を設定します。
<システム用>
ユーザ名 |
任意 |
パスワード |
任意 |
デフォルト表領域 |
9.で作成したシステム用表領域 |
テンポラリー表領域 |
TEMP |
ロール |
CONNECT、RESOURCE権限の付与 |
システム権限 |
UNLIMITED TABLESPACE権限の付与 |
<ユーザ用>
ユーザ名 |
任意 |
パスワード |
任意 |
デフォルト表領域 |
9.で作成したユーザ用表領域 |
テンポラリー表領域 |
TEMP |
ロール |
CONNECT、RESOURCE権限の付与 |
システム権限 |
UNLIMITED TABLESPACE権限の付与 |

ユーザ用とシステム用の「ユーザ名」と「パスワード」は同一のものを設定してください。
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Oracle9i
- スタートメニューから、[プログラム]-[Oracle-OraHome9i]-[Configuration and Migration Tools]-[ Database Configuration Assistant]を起動します。
- [データベースの作成]を選択し[次へ]ボタンをクリックします。
- [New Database]を選択し[次へ]ボタンをクリックします。
- グローバル・データベース名、SIDを入力します。入力内容については下記の表を参照してください。
[システム用データベース]
グローバル・データベース名 |
「システムDB名.ドメイン名」を指定します。
(例:PWSYS.aaa.fujitsu.co.jp) |
SID |
システムDB名を指定します。
(例: PWSYS)
グローバル・データベース名のシステムDB名が自動でセットされます。グローバル・データベースとSIDのシステムDB名は同じものを指定します。 |
[ユーザ用データベース]
グローバル・データベース名 |
「ユーザDB名.ドメイン名」を指定します。
(例: PWUSER.aaa.fujitsu.co.jp) |
SID |
ユーザDB名を指定します。
(例: PWUSER)
グローバル・データベース名のユーザDB名が自動でセットされます。グローバル・データベースとSIDのユーザDB名は同じものを指定します。 |
- [データベース機能]タブにある[スキーマの例]のチェックを外し[次へ]ボタンをクリックします。
- [専用サーバー・モード]を選択し[次へ]ボタンをクリックします。
- [DBのサイズ指定]タブを選択し、[キャラクタ・セット]の中にある[データベース・キャラクタセット]に”UTF8”を設定。[各国語キャラクタセット]に”UTF8”を設定。2回[次へ]をクリックします。
- [データベースの作成]をチェックし、[完了]ボタンをクリックします。
- 表領域の作成
Enterprise Manager等のツールを使用し、データベースごとに表領域の作成を行います。
以下の内容を設定します。
<システム用>
表領域名 |
任意 |
システム情報用データベース |
100MB |
AUTOEXTEND |
ON |
増分値 |
10MB |
最大サイズ |
無制限 |
<ユーザ用>
表領域名 |
任意 |
ユーザ情報用データベース |
100MB |
AUTOEXTEND |
ON |
増分値 |
10MB |
最大サイズ |
無制限 |
- Portalworks用ユーザの作成
Enterprise Manager等のツールを使用し、データベースごとにユーザの作成を行います。
以下の内容を設定します。
<システム用>
ユーザ名 |
任意 |
パスワード |
任意 |
デフォルト表領域 |
9.で作成したシステム用表領域 |
テンポラリー表領域 |
TEMP |
ロール |
CONNECT、RESOURCE権限の付与 |
システム権限 |
UNLIMITED TABLESPACE権限の付与 |
<ユーザ用>
ユーザ名 |
任意 |
パスワード |
任意 |
デフォルト表領域 |
9.で作成したユーザ用表領域 |
テンポラリー表領域 |
TEMP |
ロール |
CONNECT、RESOURCE権限の付与 |
システム権限 |
UNLIMITED TABLESPACE権限の付与 |

ユーザ用とシステム用の「ユーザ名」と「パスワード」は同一のものを設定してください。
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Oracle8i
- レジストリのHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ORACLE\HOME[id]\NLS_LANGキーに“JAPANESE_JAPAN.UTF8”を設定します。
- スタートメニューから、[プログラム]-[Oracle-OraHome81]-[Database Administration]-[Database Configuration Assistant]を起動します。
- [データベースの作成]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
- [標準]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
- [CDから既存のデータベース・ファイルをコピー]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
- データベースを識別するために、Portalworks用システムデータベースおよびPortalworks用ユーザデータベースの作成を行います。
以下の内容を設定します。
[システム用データベース]
グローバル・データベース名 |
「システムDB名.ドメイン名」を指定します。
(例:PWSYS.aaa.fujitsu.co.jp) |
システムDB名 |
任意の名前を指定します。
(例:PWSYS) |
ドメイン名 |
システムDBのDNSのドメイン名を指定します。
(例: aaa.fujitsu.co.jp) |
SID |
システムDB名を指定します。
(例: PWSYS)
グローバル・データベース名のシステムDB名が自動でセットされます。グローバル・データベースとSIDのシステムDB名は同じものを指定します。 |
[ユーザ用データベース]
グローバル・データベース名 |
「ユーザDB名.ドメイン名」を指定します。
(例: PWUSER.aaa.fujitsu.co.jp) |
ユーザDB名 |
任意の名前を指定します。
(例:PWUSER) |
ドメイン名 |
ユーザDBのDNSのドメイン名を指定します。
(例: aaa.fujitsu.co.jp) |
SID |
ユーザDB名を指定します。
(例: PWUSER)
グローバル・データベース名のユーザDB名が自動でセットされます。グローバル・データベースとSIDのユーザDB名は同じものを指定します。 |
- 手順1.で変更したレジストリの情報を元の値に戻します。HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ORACLE\HOME[id]\NLS_LANGキーに変更する前の値を設定します。
- 表領域の作成
DBA Studio等のツールを使用し、データベースごとに表領域の作成を行います。
以下の内容を設定します。
<ユーザ用>
表領域名 |
任意 |
ユーザ情報用データベース |
100MB |
AUTOEXTEND |
ON |
増分値 |
10MB |
最大サイズ |
無制限 |
<システム用>
表領域名 |
任意 |
システム情報用データベース |
100MB |
AUTOEXTEND |
ON |
増分値 |
10MB |
最大サイズ |
無制限 |
- Portalworks用ユーザの作成
DBA Studio等のツールを使用し、データベースごとにユーザの作成を行います。
以下の内容を設定します。
<ユーザ用>
ユーザ名 |
任意 |
パスワード |
任意 |
デフォルト表領域 |
7.で作成したユーザ用表領域 |
テンポラリー表領域 |
TEMP |
ロール |
CONNECT、RESOURCE権限の付与 |
システム権限 |
UNLIMITED TABLESPACE権限の付与 |
<システム用>
ユーザ名 |
任意 |
パスワード |
任意 |
デフォルト表領域 |
7.で作成したシステム用表領域 |
テンポラリー表領域 |
TEMP |
ロール |
CONNECT、RESOURCE権限の付与 |
システム権限 |
UNLIMITED TABLESPACE権限の付与 |

ユーザ用とシステム用の「ユーザ名」と「パスワード」は同一のものを設定してください。
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Symfoware
- ローデバイスの作成
以下の6つのローデバイスを作製します。本項に記載されている区画サイズは、1000人までの登録利用者でPortalworksを運用する場合の最低必要容量です。それ以上の利用者を登録して運用する場合は、計算式に従って適切な容量を設定してください。
- RDBディクショナリ用
サイズ:21MB以上
- Systemデータベース用
サイズ:100MB以上
<計算式>容量(MB) = 40MB + [バックアップ対象ファイルサイズ] × 2
[バックアップ対象ファイルサイズ]
Portalworksの管理情報(バックアップ時にDB格納ツールでデータベースに格納する情報)。詳細については、“9.4.3 DB格納ツール”を参照してください。
- Userデータベース用
サイズ:300MB以上
<計算式>1000人以上の場合容量(MB) = 0.3MB × 利用者人数
※ 今後利用者数の増加が見込まれる場合には、最大の利用者数に合わせて容量を設定してください。
- ロググループ管理用(ロググループ管理ファイル)
サイズ:256KB以上
- ログ管理用(ログ管理ファイル、テンポラリログファイル)
サイズ:6 * 最大接続数 * 2.5(3以上を推奨) MB以上(小数点以下切り上げ)
- アーカイブログファイル用
サイズ:データベースの更新量、資源のバックアップ周期が関係します。
詳細はSymfowareのマニュアルを参照してください。
※ 万一のディスククラッシュに対する復旧を確実にするためには、アーカイブログファイル用の区画をSystemおよびUserデータベース用の区画とは別のディスクユニット上に作成することを推奨します。
- カーネル編集
以下のようにカーネルパラメータを設定してください。すでにカーネル資源が設定されている場合は、“(最大値)”とあるパラメータについてはすでに設定されている値と比較して大きい方の値を設定し、“(加算)”とあるパラメータについては、すでに設定されている値に加算した値を設定してください。なお、以下のカーネルパラメータで設定が行われていない項目は、OSのデフォルト値に対し、比較および加算を行った値を設定してください。OSのデフォルト値については、OSのマニュアルを参照してください。
- 共用メモリ資源
set shmsys:shminfo_shmmax=2097152(最大値)
- セマフォ資源
set semsys:seminfo_semmap = 300以上(加算)
set semsys:seminfo_semmni = 300以上(加算)
set semsys:seminfo_semmns = 657以上(加算)
set semsys:seminfo_semmnu = 最大接続数+1以上(加算)
set semsys:seminfo_semmsl = {(400+最大接続数*2)+1}/15(最大値)
小数点は切り上げて設定。ただし25未満の場合は25を設定
- メッセージキュー資源
set msgsys:msginfo_msgmap = 最大接続数以上(加算)
set msgsys:msginfo_msgmax = 128以上(最大値)
set msgsys:msginfo_msgmnb = 4096以上(最大値)
set msgsys:msginfo_msgmni = 2以上(加算)
set msgsys:msginfo_msgseg = 1024以上(加算)
set msgsys:msginfo_msgtql = 最大接続数以上(加算)
※ 各項目の設定がない場合は、OSのデフォルト値を元に比較または加算した値で、項目を新規に追加してください。
- RDB構成パラメータファイルの編集
以下のファイルを複写し、作成したテキストファイルに定義します。

/opt/FSUNrdb2b/etc/RDBSYS.cfg

/opt/FJSVrdb2b/etc/RDBSYS.cfg
複写名は“RDBシステム名.cfg(例:pwrdb.cfg)”としてください。
RDBシステム名は5.で設定する環境変数RDBNAMEと同じ名前にしてください。
ファイルに下記の設定を行ってください。
RDBDIRSPACE1=任意のディレクトリ
RDBDIRSPACE2=任意のディレクトリ
RDBLOG=500, 500
RDBCORE=任意のディレクトリ
RDBEXTMEM=2048
RDBEXTMEMADDR=0xa0000000
RDBSQLENV=動作環境ファイル名の絶対パス
RDBLOGMANAGE=ログ管理用ローデバイスまたは任意のディレクトリ
RDBSYSTEMID=任意の値
RDBREPORT=任意のディレクトリ
RDBLOGGROUPMANAGE=ロググループ管理用ローデバイスまたは任意のディレクトリ
- 動作環境ファイルの設定
Symfowareマニュアルの“システム用の動作環境ファイルによる定義”を参照して設定してください。
以下は、設定の例です。
変更 |
MAX_CONNECT_TCP = (<5以上の数値>) |
新規追加 |
DEFAULT_DSI_NAME = (CODE) |
新規追加 |
DEFAULT_OBJECT_TABLE_SIZE = (32,6144,6144) |
※ 新規にデータベースを構築した場合はMAX_CONNECT_TCPの指定を新規に追加してください。
- 環境変数の設定
下記の環境変数を設定してください。

PATH=/opt/FSUNrdb2b/bin
RDBNAME=RDBシステム名(例:pwrdb)
LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNrdb2b/lib
LD_LIBRARY_PATH=Symfowareインストールディレクトリ/FSUNiconv/lib

PATH=/opt/FJSVrdb2b/bin
RDBNAME=RDBシステム名(例:pwrdb)
LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVrdb2b/lib
LD_LIBRARY_PATH=Symfowareインストールディレクトリ/FSUNiconv/lib
- ログファイルの作成
下記のコマンドを実行します。
- ロググループ管理ファイルの作成
rdblog -M
- ログ管理ファイルの作成
rdblog -I
- テンポラリログファイルの作成
rdblog -G -t -c 6*最大接続数M ログ管理用ローデバイス -in -in 6*最大接続数*1.5M 6*最大接続数*1.5M 最大接続数*1.5
- アーカイブログファイルの初期作成
rdblog -G -a アーカイブログファイル用ローデバイス アーカイブログファイル用ローデバイスサイズ
- ポート番号の定義
/etc/servicesファイルに下記を追加
RDBシステム名 2050/tcp
例. pwrdb 2050/tcp
- RDBディクショナリの作成
rdbcrdicコマンドの実行
rdbcrdic -r RDBディクショナリ用ローデバイス -u S -U
- Symfoware/RDBの起動
下記のコマンドを実行しRDBシステムを起動します。
rdbstart
- データベースの作成
- システム用DB作成
- システムDB用作成ファイルの作成
テキストエディタで下記の内容のファイルを作成してください。
CREATE DATABASE DB名(例:PWSYS);
CREATE DBSPACE データベーススペース名(DB名と同名を設定) ALLOCATE RAWDEVICE Systemデータベース用ローデバイス;
CREATE SCHEMA スキーマ名(例:SYS_SCM);
- DB作成コマンド実行
rdbddlex システムDB用作成ファイル名
- ユーザ用DB作成
- ユーザDB作成ファイルの作成
テキストエディタで下記の内容のファイルを作成してください。
CREATE DATABASE DB名(例:PWUSER);
CREATE DBSPACE データベーススペース名(DB名と同名を設定) ALLOCATE RAWDEVICE USERデータベース用ローデバイス;
CREATE SCHEMA スキーマ名(例:USR_SCM);
- DB作成コマンド実行
rdbddlex ユーザDB用作成ファイル名
Oracle
- RDBシステムのセット
入力内容については下記の表を参照してください。
[システム用データベース]
グローバル・データベース名 |
「システムDB名.ドメイン名」を指定します。
(例:PWSYS.aaa.fujitsu.co.jp) |
SID |
システムDB名を指定します。
(例: PWSYS)
グローバル・データベース名のシステムDB名が自動でセットされます。グローバル・データベースとSIDのシステムDB名は同じものを指定します。 |
データベース・キャラクタセット |
UTF8 |
各国語キャラクタセット |
UTF8 |
[ユーザ用データベース]
グローバル・データベース名 |
「ユーザDB名.ドメイン名」を指定します。
(例: PWUSER.aaa.fujitsu.co.jp) |
SID |
ユーザDB名を指定します。
(例: PWUSER)
グローバル・データベース名のユーザDB名が自動でセットされます。グローバル・データベースとSIDのユーザDB名は同じものを指定します。 |
- 表領域の作成
データベースごとに表領域の作成を行います。
以下の内容を設定します。
[システム用]
システム情報用データベース |
100MB |
AUTOEXTEND |
ON |
増分値 |
10MB |
最大サイズ |
無制限 |
[ユーザ用]
ユーザ情報用データベース |
100MB |
AUTOEXTEND |
ON |
増分値 |
10MB |
最大サイズ |
無制限 |
- Portalworks用ユーザの作成
データベースごとにユーザの作成を行います。
以下の内容を設定します。
[システム用]
ユーザ名 |
任意 |
パスワード |
任意 |
デフォルト表領域 |
2.で作成したシステム用表領域 |
テンポラリー表領域 |
TEMP |
ロール |
CONNECT、RESOURCE権限の付与 |
システム権限 |
UNLIMITED TABLESPACE権限の付与 |
[ユーザ用]
ユーザ名 |
システム用と同じユーザ名 |
パスワード |
システム用と同じパスワード |
デフォルト表領域 |
2.で作成したユーザ用表領域 |
テンポラリー表領域 |
TEMP |
ロール |
CONNECT、RESOURCE権限の付与 |
システム権限 |
UNLIMITED TABLESPACE権限の付与 |

ユーザ用とシステム用の「ユーザ名」と「パスワード」は同一のものを設定してください。
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