SafeCLUSTER/HA for Oracle 導入運用ガイド V1.1L21 |
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HAOracleはSafeCLUSTER/Standard上でOracleの運用を行うためのHAエージェント製品です。HAOracleを使用することで、Oracleを使用したシステムの可用性を高めることができます。
HAOracleは、Oracleインスタンスの異常を自動的に検出し、異常の種別により、Oracleインスタンスの再起動を行うか、ノードの切替えを行うかを自動的に判別し、業務を再開します。
運用ノードでの業務が続行不可能となった場合、運用ノードを待機ノードへ切替え、待機ノードにおいてOracleインスタンスを起動します。Oracleクライアントは運用ノードが切り替わっても、引継ぎIPアドレスを使用した接続を行っているため、設定を変更することなく再接続することで、業務を再開できます。
OracleインスタンスのWin32サービスを監視するだけでなく、Oracleインスタンスに接続を試み、SQL文を発行することにより異常監視を行います。ノード内でのOracleインスタンスの再起動回数や監視間隔は環境設定により変更することができます。
監視モニタからOracleインスタンスへの接続はHAOracle起動時に行い、監視間隔ごとの切断は行いません。再接続は1日に1回行います。
Oracleリスナーの異常監視は、環境設定により行うことができます。Oracleリスナーが動作していない場合、再起動を行うことができるようになります。またOracleリスナー経由でOracleインスタンスに接続することによりOracleクライアントと同等の環境で監視を行うことができます。
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