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2021年 10月 現在

FUJITSU Software
Symfoware Server Lite Edition V12.3.0

本商品は、企業や社会システムの根幹である業務システムを安定稼働させることにフォーカスし、お客様に揺るぎない「高信頼」、「高性能」、「安心」を提供するリレーショナルデータベースです。
本Editionは、ミッション・クリティカルな分野で豊富な採用実績をもつSymfowareのエンジンに富士通の独自技術であるスマートソフトウェアテクノロジーを搭載し、導入・運用のしやすさを追求したデータベースです。中小規模向けに型決めしたデータベースを最適化しているため、技術者不在のシステムでもミスがないスマートなオペレーションで導入・運用できます。
V12よりSymfoware Serverは、従来のデータベースに加えて、OSSのデータベースを搭載しています。どちらか一方を選んで使用することができます。
Symfoware Server (Postgres):
・PostgreSQLをベースにしたOSSのデータベースです。
Symfoware Server (Native):
・富士通独自技術を採用したデータベースです。
以降の記述では、Symfoware Server (Postgres)を「Postgres」と省略します。また、Symfoware Server (Native)を「Native」と省略します。

購入について

適応機種 概要

  • サーバ(Symfoware Server (Postgres))
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

  • サーバ(Symfoware Server (Native))
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

  • クライアント(Symfoware Server (Postgres))(Oracle Soalrisについては留意事項参照)
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / FMV / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

  • クライアント(Symfoware Server (Native))(Oracle Soalrisについては留意事項参照)
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / FMV / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

適応OS 概要

  • サーバ(Symfoware Server (Postgres))
    Windows Server 2019(64-bit) / Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit) / Windows Server 2008 R2(64-bit) / Windows Server 2008(64-bit)

  • サーバ(Symfoware Server (Native))
    Windows Server 2019(64-bit) / Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit) / Windows Server 2008 R2(64-bit) / Windows Server 2008(64-bit)

  • クライアント(Symfoware Server (Postgres))(Oracle Soalrisについては留意事項参照)
    Windows Server 2019(64-bit) / Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit) / Windows Server 2008 R2(64-bit) / Windows Server 2008(64-bit) / Windows Server 2008 / Windows 10(64-bit) / Windows 10 / Windows 8.1(64-bit) / Windows 8.1 / Windows 7(64-bit) / Windows 7 / Windows Vista / Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86)

  • クライアント(Symfoware Server (Native))(Oracle Soalrisについては留意事項参照)
    Windows Server 2019(64-bit) / Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit) / Windows Server 2008 R2(64-bit) / Windows Server 2008(64-bit) / Windows Server 2008 / Windows 10(64-bit) / Windows 10 / Windows 8.1(64-bit) / Windows 8.1 / Windows 7(64-bit) / Windows 7 / Windows Vista / Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86) / Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)

機能説明

1. Symfoware Server V12の提供機能について

■ Postgres/Native

Symfoware Server V12のデータベース(PostgresまたはNative)および製品ごとの提供機能を、表1および表2に示します。
データベースとエディションを選択する場合の参考にしてください。
Postgresを選択する場合
−OSSのPostgresから移行したい
−他社データベースから移行したい
Nativeを選択する場合
−データベースとアプリケーションの互換性を維持させ継続して使用したい

表1 Symfoware Server V12の提供機能一覧 (Postgres)

表2 Symfoware Server V12の提供機能一覧(Native)


2. オープン性の強化

■ Postgres

(1) PostgreSQLインターフェースの採用
V12より新たにPostgreSQLデータベース(PostgreSQL 9.5)を採用しています。PostgreSQLに準拠したSQL、API、コマンドおよびGUIによりデータベースにアクセスすることができます。

(2) エコシステムへの対応
PostgreSQLインターフェースの活用により、企業内外のさまざまな動作環境やツールと連携できます。これにより、企業内外の業務システムのデータベースを入れ替えるだけで、今までの動作環境やツールが使えます。

(3)Oracle互換性の強化
Oracleデータベースとの互換性を向上するため、PostgreSQLに以下の機能を追加します。これらの機能により、Oracleデータベースからの移行性が向上できます。
- NCHAR型、各国語文字列定数
- 外部結合演算子
- DUAL表
- 関数(SUBSTR、NVL、DECODE)
- ビルトインパッケージ(UTL_FILE、DBMS_OUTPUT、DBMS_SQL)
- 一括INSERT
- DECLARE STATEMENT
- トリガ定義のREPLACE句やDO句
- Oracle互換関数(Orafce)


3. スマートセットアップ

■ Postgres

(1) スマートセットアップ
データベースシステムの構築に必要な動作環境の作成および運用パラメーターの設定など、Symfowareシステムの環境セットアップを自動的に行います。これにより、すぐにSymfowareの機能を利用することができます。

■ Native

(1) スマートセットアップ
インストール時に、データベースシステムの構築に必要な動作環境の作成および運用パラメーターの設定など、Symfowareシステムの環境セットアップを自動的に行います。これにより、製品インストール後、すぐにSymfowareの機能を利用することができます。

(2) デフォルトデータベーススペース
インストール時にデータベースの格納領域として、デフォルトデータベーススペースを自動的に確保します。デフォルトデータベーススペースを利用して、表単位の運用操作ができます。また、運用中にデータベーススペースの容量が不足した場合、自動的に容量拡張を行うことができます。
これにより、導入時の見積りや容量不足に対する運用への影響が軽減されます


4. データベース操作支援ツール

■ Postgres/Native

(1)動作環境構築や運用を支援するツール
使用するサーバのプラットフォームに関係なく、WebブラウザのGUI操作で、簡単にセットアップ時の動作環境の構築や動作パラメーターの設定を行うことができます。
なお、Postgresでは、データベースのバックアップ、リカバリー、状態監視といったデータベース運用操作もできます。

(2)データベースの構築を支援するツール
データベースの構築をメニューから容易に行うことができます。また、データベースの内容確認やメンテナンスをはじめ、データ内容の更新、削除や追加、データベースの検索までGUIで操作できます。


5. 高性能なデータベース処理

■ Postgres

(1)PCIe Flashの活用により大量データを高速格納
高性能の記憶媒体「PCIe Flash」の活用により、データアクセスの高速化が可能となります。

■ Native

(1) 多数クライアントからの高速なアクセス性能を実現
ステージング・コントロール(ディスパッチ・オーバヘッドの最小化技術)の技術により、多数クライアントから高速なアクセスが可能となります。

(2) マルチバージョニング機能(コミットデータ即時読込み)
データベースの同一行に対し、参照要求と更新要求が競合した場合に、更新前と更新後のデータを二重に保持することによって、データの処理効率を向上させることができます。参照要求には、直近のコミット済みデータを参照させながら更新要求を処理することで、処理の同時走行を可能にしています。これにより、排他待ちを意識せずに参照業務アプリケーションを開発することができます。

(3)PCIe Flashの活用により大量データを高速格納
高性能の記憶媒体「PCIe Flash」の活用により、データアクセスの高速化が可能となります。


6. 高信頼なシステム運用

■ Postgres

(1) XAインターフェース
トランザクションモニタとの連携インターフェース (XAインターフェース) を提供します。

(2) 安定稼働を実現するクラスタ運用
Symfoware は、クラスタリング・ソフトウェアと組合わせて安定稼働を実現します。
スタンバイ機能により、サーバに異常が発生した場合でも、別のサーバへの切替えで業務を継続できるので、障害に対する速やかな再稼働が実現できます。運用形態は、1対1運用待機をサポートします。

■ Native

(1) 性能情報の表示/分析
パフォーマンスモニタ機能により、Symfoware Serverの持つリソースの各種統計情報を採取、表示します。
運用中に問題が発生しても、問題が発生したSQL文の特定、調査、分析が行えます。
また、Systemwalker Service Quality CoodinatorおよびInterstage Application Serverと連携し、性能問題が発生しているアプリケーションを容易に特定することができます。

(2) Interstageとの連携強化
Interstage Application Serverと連携し、Interstageのコネクションプーリングが使用でき、自動再接続機能などInterstageの豊富な機能が利用可能となります。また、データソースの定義登録の手番を大幅に削減します。

(3) XAインターフェース
トランザクションモニタとの連携インターフェース (XAインターフェース) を提供します。


7. ネットワークコンピューティング技術への対応

■ Postgres

(1) オープンネットワークでの情報流通
Javaプログラムから、データベースをアクセスするためのAPI「JDBC 4.0」に対応しており、JDBC APIを経由してデータベースサーバに接続する機能を提供します。
また、パソコン上の他ソフトベンダ製のパッケージを含むさまざまなツールと連携するための、.NET Data ProviderやODBCなどの標準的な連携インターフェースを提供します。
Visual Studioと連携してデータベースサーバの資源にアクセスするアプリケーション作成や環境構築ができます。

■ Native

(1) SQL/XML対応
Symfowareに格納されたXMLデータに対して、柔軟に検索できる機能を提供します。
SQLインターフェースでXML検索が行えるようになることで、XMLデータの内容だけでなく、RDBの別カラムのデータを検索条件として指定することが可能になります。

(2) インターネット/イントラネットにおけるデータベース連携
Interstage Application Serverと連携し、基幹システムをWebで構築したり、既存システムをWebシステムと密接に連携させることができます。

(3) オープンネットワークでの情報流通
Javaプログラムから、データベースをアクセスするためのAPI「JDBC 4.0」に対応しており、JDBC APIを経由してデータベースサーバに接続する機能を提供します。
また、パソコン上の他ソフトベンダ製のパッケージを含むさまざまなツールと連携するための、.NET Data ProviderやODBCなどの標準的な連携インターフェースを提供します。
Visual Studioと連携してデータベースサーバの資源にアクセスするアプリケーション作成や環境構築ができます。


8. セキュリティ

■ Postgres

(1)暗号化機能によりデータの漏洩を防止
暗号化機能を標準搭載しました。AES(Advanced Enryption Standard)アルゴリズム、鍵長256ビットを採用し、格納データ・バックアップデータ・通信データを様々な脅威から守ります。
通信データの暗号化を行う場合、署名アルゴリズムがSHA-2のSSLサーバ証明書が使用できます。

(2)データ秘匿化
アプリケーションによって発行された問合せに対して、一部のデータを改訂して参照させることができます。
たとえば、従業員データの問合せに対して、8桁の従業員番号の最後の4桁以外を「*」で改訂して参照させる場合などに利用できます。

システム/機能構成図

システム構成図
システム構成図

新規機能

V12.1.0からV12.3.0の機能強化項目は、以下のとおりです。

1. Postgresの新規機能

(1) 最新PostgreSQL 9.5のサポート
Symfoware ServerがベースとするPostgreSQLのバージョンを9.2から9.5にアップしました。以下のような新機能が追加されます。
- マテリアライズドビュー、更新可能ビュー、GINインデックス、JSONB型、レプリケーションスロット、行単位セキュリティなど
たとえば、マテリアライズドビューにより、集約や集計などの検索業務を高速に処理することができます。

(2) Oracle互換性の改善
Oracle互換関数(Orafce)が利用可能となります。これまでの互換機能をそのまま継承し、さらに多くの互換機能が利用可能となります。

(3) COBOL言語による埋め込みSQLのサポート
アプリケーションインタフェースとして、COBOL言語による埋め込みSQLをサポートしました。
これにより、既存のCOBOLアプリケーションを有効活用できます。

(4) データ秘匿化のサポート
アプリケーションによって発行された問合せに対して、一部のデータを改訂して参照させることができます。
たとえば、従業員データの問合せに対して、8桁の従業員番号の最後の4桁以外を「*」で改訂して参照させる場合などに利用できます。


2. 新OS対応

V12.3.0より、以下のOSに対応します。

【サーバ/クライアント】
- Windows Server 2016

標準添付品

  • オンラインマニュアル

    ・マニュアルについては購入方法を参照してください。

商品体系

【メディア】
・Symfoware Server Lite Edition メディアパック(64bit) V12.3.0
(注) V12.3.0は64bit版メディアパックのみです。32bit版は「Symfoware Server Lite Edition V12.2.0」を手配してください。

【ライセンス】
・Symfoware Server Lite Edition プロセッサライセンス (1年間24時間サポート付) V12
・Symfoware Server Lite Edition クライアントライセンス (1年間24時間サポート付) V12 1ライセンス

本商品のライセンス製品には、初年度の「SupportDesk Standard」がバンドルされています。

購入方法

1. エディションの選択について

■ Postgres/Native

(1)適用ハードウェアの制限について
【物理サーバ環境】
物理サーバ環境において、Symfoware Serverは使用するエディションにより使用可能な物理プロセッサ数が制限されます。
-Symfoware Server Lite Edition :
使用する物理プロセッサ数は、2プロセッサまでに限定。
-Symfoware Server Standard Edition :
使用する物理プロセッサ数は、2プロセッサまでに限定。
-Symfoware Server Enterprise Edition :
使用する物理プロセッサ数は、制限なし。

【仮想環境】
仮想環境において、Symfoware Serverは使用するエディションにより、仮想サーバを搭載する物理サーバの物理プロセッサ数が制限されます。なお、仮想サーバに割り当てる仮想プロセッサ数に制限はありません。
-Symfoware Server Lite Edition :
物理サーバの物理プロセッサ数は、2プロセッサまでに限定。仮想サーバに割り当てる仮想プロセッサ数は制限なし。
-Symfoware Server Standard Edition :
物理サーバの物理プロセッサ数は、2プロセッサまでに限定。仮想サーバに割り当てる仮想プロセッサ数は制限なし。
-Symfoware Server Enterprise Edition :
物理サーバの物理プロセッサ数、仮想サーバに割り当てる仮想プロセッサ数共に制限なし。

【クラウド環境 (注)】
クラウド環境において、Symfoware Serverは使用するエディションにより、クラウド環境に割り当てる仮想プロセッサ数が制限されます。
-Symfoware Server Lite Edition :
使用する仮想プロセッサ数は、8プロセッサまでに限定。
-Symfoware Server Standard Edition :
使用する仮想プロセッサ数は、8プロセッサまでに限定。
-Symfoware Server Enterprise Edition :
使用する仮想プロセッサ数は、制限なし。

(注)プロセッサライセンス定義書で定義されているクラウドサービスが対象です。

(2)Symfoware Server V12のエディションごとの機能差について
Symfoware Server V12のエディションごとの機能差の概要については、機能説明の「1. Symfoware Server V12の提供機能について」を参照してください。


2. Symfoware Server V12のメディアパックについて

■ Postgres

メディアパックは、媒体(DVD等)のみの提供です。使用権は許諾されておりませんので、別途、ライセンスを購入する必要があります。また、商品の導入にあたり、最低1本のメディアパックが必要です。
バージョンアップ/レベルアップを目的に本メディアパックのみを手配することはできません。
メディアパックの構成については表1を参照してください。

■ Native

メディアパックは、媒体(DVD等)のみの提供です。使用権は許諾されておりませんので、別途、ライセンスを購入する必要があります。また、商品の導入にあたり、最低1本のメディアパックが必要です。
バージョンアップ/レベルアップを目的に本メディアパックのみを手配することはできません。
また、本商品のメディアパックには、オプション商品であるSymfoware Server Mirroring Controller/Symfoware Server Advanced Backup Controllerのプログラムも含まれています。オプション商品についても使用権は許諾されておりませんので、別途、ライセンスを購入する必要があります。
メディアパックの構成については表2を参照してください。

表1 各メディアパックの構成 (Postgres)

表2 各メディアパックの構成 (Native)


3. ライセンスについて

■ Postgres/Native

(1) ライセンスの選択指針
本商品には、プロセッサライセンスとクライアントライセンスの2種類のライセンス形態があります。いずれかを選択の上、購入してください。
この2つのライセンス形態の間に移行パスはありません。購入にあたっては十分な検討が必要です。

(2) データベースの選択
1つのライセンスで使用できるのは、PostgresとNativeのどちらか一方のデータベースです。両方のデータベースを使用する場合は、ライセインスを2つ購入する必要があります。

(3) プロセッサライセンス
プロセッサライセンスは、本商品をインストールするサーバに搭載されている稼働プロセッサ数に応じて必要となるライセンスです。
また、本ライセンスは、利用するサーバ環境により、必要購入数が異なります。

【物理サーバ環境】
必要購入数は、搭載されている稼働プロセッサ数分です。

【仮想環境】
以下のいずれかを選択します。
物理サーバ単位課金:必要購入数は、搭載されている稼働プロセッサ数分です。
仮想サーバ単位課金:必要購入数は、以下の計算式で求めます。

Symfowareに割り当てた仮想プロセッサの総数 × コア係数 (注1)(注2)

【クラウド環境 (注3)】
必要購入数は、以下の計算式で求めます。(4仮想プロセッサ=1ライセンスとみなす。)

Symfowareに割り当てた仮想プロセッサの総数 / 4 (注2)

(注1)マルチコアプロセッサにおける係数については、「関連URL」に記載の「FUJITSU Software(ライセンス)」内、「富士通製ミドルウェア商品のライセンス体系について」を参照ください。
(注2)少数点以下切上げ。
(注3)プロセッサライセンス定義書で定義されているクラウドサービスが対象です。

(4) クライアントライセンス
クライアントライセンスは、データベース・サーバに同時接続するクライアント1つあたり1本購入が必要です。
ある時点で同時に接続する最大のクライアント数分の購入が必要となります。
クライアント数は、データベース・サーバにアクセスする利用者、端末、アプリケーションなどの数を基準にして計算します。

なお、サーバに搭載するプロセッサ数は2に限定されていますが、必要最低限のクライアント数は、コア数により変動します。必要最低限のクライアント数以上のクライアントライセンスの購入が必要となります。
必要最低限のクライアント数は以下の計算式で求めます。

・(5×搭載プロセッサ数(注1))クライアント

(注1)マルチコアプロセッサが搭載されている場合、上記式中の『搭載プロセッサ数』とはコアの総数に特定の係数を乗じた数(小数点以下端数切上げ)になりますのでご注意下さい。

(例)
1. シングルコアのプロセッサを1つ搭載したPRIMERGYに対し、10台の端末から最大同時接続数が7台の場合

・必要最低クライアント数の算出
5×1(プロセッサ数) =5

最大同時接続数が必要最低クライアント数以上であるため、7のクライアントライセンスを購入する必要があります。

2. インテル Xeon プロセッサー(4コア)を1つ搭載したPRIMERGYに対し、10台の端末から最大同時接続数が7台の場合

・必要最低クライアント数の算出
5×(4(コア数)×0.5(コア係数(注2))×1(プロセッサ数)) =10

最大同時接続数は7ですが、必要最低クライアント数が10であるため、10のクライアントライセンスを購入する必要があります。

(注2)マルチコアプロセッサにおける係数は、2011年4月現在のものです。最新のコア係数については、「関連URL」に記載の「FUJITSU Software(ライセンス)」内、「富士通製ミドルウェア商品のライセンス体系について」を参照ください。


4. クライアントソフトウェアについて

■ Postgres/Native

クライアントソフトウェアはインストールフリーです。


5. ダウングレード使用について

■ Native

本商品のライセンスを購入することにより、本商品の旧バージョンを使用する権利を得ることができます(以降、「ダウングレード使用」と呼びます)。
「ダウングレード使用」を適用する際には、旧バージョン商品のインストール媒体をお客様が既に購入されていることが前提となります。
購入が必要なライセンス数については、本商品のライセンス購入方法に従ってカウントします。
なお、本商品と旧バージョン商品を同時に使用することはできません。
また、本商品の次バージョン以降を使用する権利はありません。

「ダウングレード使用」可能な旧バージョン商品は、以下のとおりです。
- Symfoware Server Lite Edition V10/V11


6. リモート デスクトップ サービスで運用する場合のクライアントライセンスの購入方法

■ Postgres/Native

リモート デスクトップ サービスを介して、サーバにログインしている台数を基準にして計算され、ある時点で同時にサーバへ接続する最大のクライアント数分のクライアントライセンスを購入してください。クライアントライセンスでのライセンスのカウント方法は、「ライセンスに関する購入方法」をご参照ください。プロセッサライセンスの場合は、クライアント接続が無制限に許可されているため、クライアントライセンスの購入は不要です。


7. クラスタシステムで運用する場合の購入方法

■ Postgres/Native

【プロセッサライセンス】
クラスタシステムで運用する場合は、運用ノードに搭載するプロセッサ数1つ分の購入に対して、待機ノードに搭載するプロセッサ数1つ分は購入不要です。
クラスタシステム内の各ノードは、すべて同一のライセンス形態の製品を購入してください。

【クライアントライセンス】
クラスタシステムで運用する場合は、各ノードごとに、同時接続するクライアント数分のクライアントライセンスを購入する必要があります。ただし、運用ノード1つ分の購入に対して、待機ノード1つ分は購入不要です。
クラスタシステム内の各ノードは、すべて同一のライセンス形態の製品を購入してください。


8. V10以降の旧商品からのバージョンアップ/レベルアップについて

■ Postgres/Native

V10以降の本商品をお持ちの場合は、有償サポート・サービス「SupportDesk」のサービスの一環として、最新バージョン/レベルを提供いたします。また、32ビット商品と64ビット商品間での切り替えも可能です。(お客様からのご要求が必要です。)
「SupportDesk」を導入されていない場合は、新バージョン/レベル商品を改めてご購入頂く必要があります(価格の優遇はございません)のでご注意ください。
なお、「SupportDesk」の詳細については、弊社営業/SEにお問合せください。


9. オンラインマニュアルについて (Postgres)

本商品には、以下のオンラインマニュアルが添付されています。
・Symfoware Server リリース情報
・Symfoware Server クラスタ運用ガイド
・Symfoware Server 移行ガイド(OpenインタフェースからSymfoware Server (PostgreSQL)への移行)
・FUJITSU Enterprise Postgres マニュアルの読み方
・FUJITSU Enterprise Postgres リリース情報
・FUJITSU Enterprise Postgres 解説書
・FUJITSU Enterprise Postgres 導入ガイド(サーバ編)
・FUJITSU Enterprise Postgres 導入ガイド(クライアント編)
・FUJITSU Enterprise Postgres 運用ガイド
・FUJITSU Enterprise Postgres クラスタ運用ガイド
・FUJITSU Enterprise Postgres アプリケーション開発ガイド
・FUJITSU Enterprise Postgres リファレンス
・FUJITSU Enterprise Postgres Java API リファレンス
・FUJITSU Enterprise Postgres 用語集
・FUJITSU Enterprise Postgres メッセージ集
・FJQSS(資料採取ツール)ユーザーズガイド
・PostgreSQL 9.5.2 文


10. オンラインマニュアルについて (Native)

本商品には、以下のオンラインマニュアルが添付されています。
・Symfoware Server マニュアルの読み方
・Symfoware Server アップデート情報
・Symfoware Server データベース簡単運用ガイド
・Symfoware Server インストールガイド(クライアント編)
・Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(共通編)
・Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編)
・Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)
・Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(ODBCドライバ編)
・Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(.NET Data Provider編)
・Symfoware Server SQLTOOLユーザーズガイド
・Symfoware Server チューニングガイド
・Symfoware Server コマンドリファレンス
・Symfoware Server SQLリファレンス
・Symfoware Server XQueryリファレンス
・Symfoware Server Java APIリファレンス
・Symfoware Server メッセージ集
・Symfoware Server トラブルシューティング集(データベース簡単運用編)
・Symfoware Server 用語集

関連ソフト

1. WebAdminを利用する場合

■ Postgres
・Internet Explorer 8.0/9.0/10/11
・Microsoft Edge (注)
(注)Windows 10上で付属のWebブラウザ「Microsoft Edge」を使用する場合は、Windows 10をVersion 1511以降にアップデートする必要があります。

■ Native
・Internet Explorer 8.0/9.0/10/11
・Microsoft Edge (注)
(注)Windows 10上で付属のWebブラウザ「Microsoft Edge」を使用する場合は、Windows 10をVersion 1511以降にアップデートする必要があります。


2. WebDBtoolsを利用する場合

■ Native
・Internet Explorer 8.0/9.0/10/11
・Microsoft Edge (注)
(注)Windows 10上で付属のWebブラウザ「Microsoft Edge」を使用する場合は、Windows 10をVersion 1511以降にアップデートする必要があります。


3. クラスタ運用を行う場合

■ Postgres
クラスタ運用を行う場合、以下のいずれかが必要になります。

・Microsoft Cluster Server(MSCS)
・Microsoft Failover Cluster(MSFC)


4. 性能情報を表示/分析する場合

■ Native
・Systemwalker Service Quality Coodinator V13.2.0以降


5. SQL埋込みC/COBOLのアプリケーションの開発をする場合

SQL埋込みCのアプリケーションを開発する場合、以下のいずれかが必要になります。
■ Postgres/Native
・Visual C++ .NET2008 / 2010 / 2012(Windowsで開発する場合)(注)
・Cコンパイラ (Linux OS製品で提供されているもの。Linuxで開発する場合)
・Sun Studio 9〜12(Oracle Solarisで開発する場合)

注:Visual C++ はVisual Studioに含まれています。

SQL埋込みCOBOLのアプリケーションを開発する場合、クライアントの動作環境により、以下のいずれかが必要になります。
■ Postgres
〔Linuxの場合〕
・NetCOBOL Standard Edition V7.3L10 以降
・NetCOBOL Professional Edition V7.3L10 以降
・NetCOBOL Enterprise Edition V7.3L10 以降

〔Windowsの場合〕
・NetCOBOL Base Edition V10.1.0 以降
・NetCOBOL Standard Edition V10.1.0 以降
・NetCOBOL Professional Edition V10.1.0 以降
・NetCOBOL Enterprise Edition V10.1.0 以降

〔Oracle Solarisの場合〕
・NetCOBOL Base Edition 8.0以降
・NetCOBOL Standard Edition 8.0以降
・NetCOBOL Professional Edition 8.0以降
・NetCOBOL Enterprise Edition V9.0以降
・NetCOBOL Enterprise Edition (64bit) V10.5以降

■ Native
〔PRIMERGY-Windowsの場合〕
・NetCOBOL Enterprise Edition(64bit) V10.1.0以降
・NetCOBOL Standard Edition(64bit) V10.3.0以降
・NetCOBOL Base Edition(64bit) V10.3.0以降
・NetCOBOL Enterprise Edition V9.0以降
・NetCOBOL Professional Edition V7.0以降
・NetCOBOL Standard Edition V7.0以降
・NetCOBOL Base Edition V7.0以降
・NetCOBOL Enterprise Edition for .NET V3.0以降
・NetCOBOL Standard Edition for .NET V2.0以降
・NetCOBOL Base Edition for .NET V1.0以降

〔PRIMERGY-Linuxの場合〕
・NetCOBOL Enterprise Edition(64bit) V10.1.0以降 (注)
・NetCOBOL Standard Edition(64bit) V10.3.0以降 (注)
・NetCOBOL Base Edition(64bit) V10.3.0以降 (注)
・NetCOBOL Enterprise Edition(64bit) V10.1.0以降
・NetCOBOL Enterprise Edition V7.3
・NetCOBOL Standard Edition V7.2以降
・NetCOBOL Base Edition V7.0以降
(注) Red Hat Enterprise Linux 7の場合は、V11.0.0が必要です。

〔Oracle Solarisの場合〕
・NetCOBOL Enterprise Edition (64bit) V10.5以降
・NetCOBOL Enterprise Edition V9.0以降
・NetCOBOL Professional Edition 7.x以降
・NetCOBOL Standard Edition 7.x以降
・NetCOBOL Base Edition 7.x以降

〔PRIMEQUEST 3000/2000/1000シリーズ-Windowsの場合〕
・NetCOBOL Enterprise Edition(64bit) V10.1.0以降
・NetCOBOL Standard Edition(64bit) V10.3.0以降
・NetCOBOL Base Edition(64bit) V10.3.0以降
・NetCOBOL Enterprise Edition V10.1.0以降
・NetCOBOL Professional Edition V10.1.0以降
・NetCOBOL Standard Edition V10.1.0以降
・NetCOBOL Base Edition V10.1.0以降
・NetCOBOL Enterprise Edition for .NET V4.0以降
・NetCOBOL Standard Edition for .NET V4.0以降
・NetCOBOL Base Edition for .NET V4.0以降

〔PRIMEQUEST 3000/2000/1000シリーズ-Linuxの場合〕
・NetCOBOL Enterprise Edition(64bit) V10.1.0以降(注)
・NetCOBOL Standard Edition(64bit) V10.3.0以降(注)
・NetCOBOL Base Edition(64bit) V10.3.0以降(注)
・NetCOBOL Enterprise Edition V7.3以降
・NetCOBOL Standard Edition V7.3以降
・NetCOBOL Base Edition V7.3以降
(注) Red Hat Enterprise Linux 7の場合は、V11.0.0が必要です。


6. Javaアプリケーションを開発する場合

■ Postgres
・Java SE 6以降

■ Native
・Java2 SDK 1.3.1以降(注1)
(注1) Interstageに同梱されているJava2 SDKのみ動作可能です。

(Windowsで開発する場合)
Windows Server 2008(64-bit)、Windows Server 2008 R2(64-bit)、Windows Server 2012(64-bit)またはWindows Server 2012 R2(64-bit)の場合、以下のバージョンが使用可能です。
富士通製のJDK:5.0 Update 13以降
Windows Server 2003 x64 Editionsにおいて、64ビットで動作させる場合、以下のバージョンが使用可 能です。
富士通製のJDK:1.4.2_16、5.0 Update 13以降
Windows Vista(R))、Windows(R) 7、Windows(R) 8またはWindows(R) 8.1の場合、以下のバージョンが使用可能です。
富士通製のJDK:1.4.2_14以降

IPv6のネットワーク環境で運用する場合は、JDK5.0以降が必要です。

(Linuxで開発する場合)
Red Hat Enterprise Linux 5の場合、以下のバージョンが使用可能です。
Interstageに同梱されているJDK: 6 Update 37以降および7 Update 9以降
Red Hat Enterprise Linux 6およびRed Hat Enterprise Linux 7の場合、以下のバージョンが使用可能です。
Interstageに同梱されているJDK: 6 Update 75以降および7 Update 55以降

(Oracle Solarisで開発する場合)
Oracle Solaris 10の場合、以下のバージョンが使用可能です。
Interstageに同梱されているJDK:1.4.2_08以降
Oracle Solaris 11の場合、以下のバージョンが使用可能です。
Interstageに同梱されているJDK:5.0以降

IPv6のネットワーク環境で運用する場合は、JDK1.4以降が必要です。


7. .NETアプリケーションを開発する場合

■ Postgres
Symfoware Serverは、Microsoft社が提唱するADO.NETに準拠したデータベースアクセスコンポーネント.NET Data Providerを提供しています。
アプリケーションの開発および運用には、以下の環境が必要です。
・.NET Framework 2.0/3.0/3.5/4.0/4.5/4.5.1/4.5.2/4.6
・Visual Studio 2008/2010/2012/2013 (注)

(注) .NET 4.6 で開発する場合は、Visual Studio 2012以降に「.NET Framework 4.6 Targeting Pack」のインストールが必要です。


■ Native
Symfoware Serverは、Microsoft社が提唱するADO.NETに準拠したデータベースアクセスコンポーネント.NET Data Providerを提供しています。
アプリケーションの開発および運用には、以下の環境が必要です。
・.NET Framework 2.0/3.0/3.5/4.0/4.5/4.5.1/4.5.2/4.6
・Visual Studio 2005/2008/2010/2012(注)

(注) .NET 4.6 で開発する場合は、Visual Studio 2012以降に「.NET Framework 4.6 Targeting Pack」のインストールが必要です。

動作保証周辺機器

なし

留意事項

1. Windows サーバOS (64-bit)上での動作

■ Postgres/Native
【サーバ】
本商品は、以下のOS上で、64ビットアプリケーションとして動作します。
- Windows Server 2008(64-bit)
- Windows Server 2008 R2(64-bit)
- Windows Server 2012(64-bit)
- Windows Server 2012 R2(64-bit)
- Windows Server 2016(64-bit)
- Windows Server 2019(64-bit)

【クライアント】
本商品は、以下のOS上で、64ビットアプリケーションとして、またはWOW64(注)サブシステム上で、32ビットアプリケーションとして動作します。
- Windows Server 2008(64-bit)
- Windows Server 2008 R2(64-bit)
- Windows Server 2012(64-bit)
- Windows Server 2012 R2(64-bit)
- Windows Server 2016(64-bit)
- Windows Server 2019(64-bit)

注:Windows 32−bit On Windows 64−bit


2. Windows デスクトップOS (64-bit)上での動作

■ Postgres/Native
【クライアント】
本商品は、以下のOS上で、64ビットアプリケーションとして、またはWOW64(注)サブシステム上で、32ビットアプリケーションとして動作します。
- Windows 10(64-bit)
- Windows 8.1(64-bit)
- Windows 7(64-bit)

注:Windows 32−bit On Windows 64−bit


3. Oracle Solarisクライアントの適応機種/適応OSについて

■ Postgres/Native
本資料冒頭のクライアント適応機種 / 適応OSの他に以下にも適応します。
【適応機種】
PRIMEPOWER
SPARC Enterprise
SPARC Servers
FUJITSU Cloud Service for SPARC

【適応OS】
Oracle Solaris 11
Oracle Solaris 10


4. Oracle Solaris 11.4利用時の留意事項

Oracle Solaris 11.4を利用する場合、以下の留意事項があります。
・Nativeのみ対応します。
・OSパッチ SRU3(SRU18111)以降を適用してください。
・non-global zoneへのインストールにはpackage/svr4パッケージインストールが必要(solaris-large-serverインストール済時を除く)です。


5. Windows Vista、Windows 7およびWindows 8.1利用時の留意事項

■ Postgres
クライアントをWindows Vista、Windows 7およびWindows 8.1に適用する場合、以下の留意事項があります。

【インストール】
[現象]
・インストール時DVDを入れてもオートランでインストーラが起動しない
[対処]
マニュアル記載[オートランが動作しないときの代替操作]を参照して、実行してください。

[現象]
・Symfowareクライアント機能のインストーラー起動時に、ユーザーアカウント制御の確認ダイアログが表示される。
[対処]
ダイアログ上の[許可]ボタンをクリックして先に進んでください。

【セットアップ】
[現象]
・JDBCデータソース登録ツールの起動時に、Javaコマンド[java com.fujitsu.symfoware.jdbc2.tool.FJJdbcTool]を実行したコマンドプロンプトに[OS:Windows NT(unknown)]と表示される。
[対処]
特になし。

[現象]
・コントロールパネルからODBCデータソースアドミニストレータを起動した時に、ユーザーアカウント制御の確認ダイアログが表示される。
[対処]
ダイアログ上の[続行]ボタンをクリックして先に進んでください。

■ Native
クライアントをWindows Vista、Windows 7およびWindows 8.1に適用する場合、以下の留意事項があります。

【インストール】
[現象]
・インストール時DVDを入れてもオートランでインストーラが起動しない
[対処]
マニュアル記載[オートランが動作しないときの代替操作]を参照して、実行してください。

[現象]
・Symfowareクライアント機能のインストーラー起動時に、ユーザーアカウント制御の確認ダイアログが表示される。
[対処]
ダイアログ上の[許可]ボタンをクリックして先に進んでください。

【セットアップ】
[現象]
・JDBCデータソース登録ツールの起動時に、Javaコマンド[java com.fujitsu.symfoware.jdbc2.tool.FJJdbcTool]を実行したコマンドプロンプトに[OS:Windows NT(unknown)]と表示される。
[対処]
特になし。

[現象]
・コントロールパネルからODBCデータソースアドミニストレータを起動した時に、ユーザーアカウント制御の確認ダイアログが表示される。
[対処]
ダイアログ上の[続行]ボタンをクリックして先に進んでください。

【運用】
[現象]
・JIS3/4水準の文字を、SJISまたはEUCのデータベースに挿入する場合は、コード変換エラーになります。
[対処]
UNICODEのデータベースを利用してください。

[現象]
・JIS4水準の4バイト文字を、NCHAR型に挿入する場合は、コード変換エラーになります。
[対処]
CHAR型を利用してください。


6. SQL埋込みホストプログラムについて

■ Postgres/Native
本商品では、アプリケーションにSQL文を埋め込んでデータベース操作を行うSQL埋込みホストプログラムを開発できます。対象となるホスト言語は以下のとおりです。
・C言語
・COBOL言語


7. 他のエディションおよびオプション製品のインストールについて

■ Postgres
・製品世代が同じ、かつ異なるエディションのSymfoware Serverを共存させることはできません。


以下の場合は、排他製品としてインストールできません。
- インストール済製品が Symfoware Server Enterprise Edition(Postgres)(64bit) V12.3.0
- インストールする製品が Symfoware Server Standard Edition(Postgres)(64bit) V12.3.0

■ Native
・異なるエディションのSymfoware Serverを共存させることはできません。

・以下のオプション製品を同じマシンにインストールすることはできません。
Symfoware Server Connection Manager 全バージョンレベル
Symfoware Server Advanced Backup Controller V12.2.0以前


8. 排他ソフトウェアについて

■ Postgres
共存できない他製品はありません。

■ Native

(1)本商品と同じマシンにインストールできない商品について
・本商品と以下の商品は、同じマシンにインストールできません。
SystemWalker/StorageMGRシリーズ 全バージョンレベル
Interstage CollaborationRingシリーズ 全バージョンレベル
Interstage List Worksシリーズ V7.0L10以降
Internet Navigwareシリーズ V8.0L10以降
Interstage Business Application Server Standard Edition 全バージョンレベル
Interstage Service Integrator Enterprise Edition 全バージョンレベル
Systemwalker IT Transition Manager 全バージョンレベル
Systemwalker IT Change Manager 全バージョンレベル
Systemwalker Runbook Automation 全バージョンレベル
Interstage XML Business Activity Recorder 全バージョンレベル

(2)本商品と他の商品のインストール順番に関する注意事項について
・本商品がインストールされている場合、以下の商品はインストールできません。
Systemwalker Centric Managerシリーズ V5.0L10以降(注1)
Systemwalker Desktopシリーズ V12.0以降(注2)
Softek AdvancedCopy Managerシリーズ V10.0L20以降(注3)
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 13.0以降(注3)

(注1)運用管理サーバとしてインストールする場合
(注2)管理サーバ、ログアナライザサーバ、ライセンス配信サーバとしてインストールする場合
(注3)AdvancedCopy Managerのマネージャ機能(Storage管理サーバ)をインストールする場合

・以下の商品がインストールされている場合、本商品はインストールできません。
Systemwalker Centric Managerシリーズ V5.0L10以降(注4)
Systemwalker Desktopシリーズ V12.0以降(注5)
Softek AdvancedCopy Managerシリーズ V10.0L20以降(注6)
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 13.0以降(注6)
SystemWalker/PerfMGRシリーズ V10.0以降
Interstage Information Integrator 全バージョンレベル
Interstage Data Collector V6.0L10以降
InterAPLINK V2.0L10以降
Interstage List Managerシリーズ V7.0L10以降
SUCCESS SERVERシリーズ 全バージョンレベル
TRADEMASTER 全バージョンレベル

(注4)運用管理サーバとしてインストールされている場合
(注5)管理サーバ、ログアナライザサーバ、ライセンス配信サーバとしてインストールされている場合
(注6)AdvancedCopy Managerのマネージャ機能(Storage管理サーバ)がインストールされている場合


9. ネットワーク通信(IPv4/IPv6)を利用する場合の留意事項

■ Postgres/Native
ユニキャストでは、ユニークローカルアドレス(IPv6のみ)、リンクローカルアドレス、ループバックアドレスは使用できません。また、マルチキャストも使用できません。


10. FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O Iaas、FUJITSU Cloud Service S5/for SPARC、FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシンおよびパブリッククラウド利用時の留意事項

■ Postgres
・Symfoware Serverの機能を使用する場合に必要となるソフトウェアについては、「Symfoware Server 導入ガイド(サーバ編)」の「第2章 動作環境」にある「2.2 関連ソフトウェア」を確認してください。また、必要となるソフトウェアが仮想システムサービス上でのサポート状況を確認して使用してください。
・使用するメモリ容量は4Gバイト以上(FUJITSU Cloud Service S5の場合はスタンダードタイプ 以上)を推奨します。

■ Native
・Symfoware Serverの機能を使用する場合に必要となるソフトウェアについては、「Symfoware Server インストールガイド(サーバ編)」の「第2章 動作環境」にある「2.2 関連ソフトウェア」を確認してください。また、必要となるソフトウェアが仮想システムサービス上でのサポート状況を確認して使用してください。
・使用するメモリ容量は4Gバイト以上(FUJITSU Cloud Service S5の場合はスタンダードタイプ 以上)を推奨します。


11. 仮想化環境で利用する場合の留意事項

■ Postgres/Native
(1) Hyper-Vを利用する場合
−以下の機能は、利用できません。
・ライブマイグレーション機能
・クイックマイグレーション機能
・Hyper-Vレプリカ機能
・インポート/エクスポート機能

(2) VMwareを利用する場合
−以下の機能は、利用できません。
・DR機能
・FT機能
− 以下の機能は、データベースが停止している場合に利用可能です。
・vMotion機能
・クローニング機能

(3) Linux仮想マシン機能を利用する場合
− 以下の機能は、データベースが停止している場合に利用可能です。
・ライブマイグレーション機能
・クローニング機能


12. 前版との差異について

■ Postgres/Native
(1)「Openインターフェース」の機能名を「Postgres」に変更しました。また、「Nativeインターフェース」の機能名を「Native」に変更しました。
(2) Javaストアドプロシジャ(PL/extJava)はサポート対象外となります。
(3) V12.3.0より以下のOSはサポート対象外となります。
クライアント
- Windows 8(64-bit)
- Windows 8
(4) V12.3.0より以下のOSは、Postgresはサポート対象外となります。
クライアント
- Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)

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