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2018年 12月 現在

FUJITSU Software
PRIMECLUSTER GDS Snapshot 4.3A40

PRIMECLUSTER GDS Snapshotは、論理スライス、ソフトミラー、コンカチネーション、ストライピングなどのPRIMECLUSTER GDSのボリューム管理機能を利用したシステムにおいて、ディスクやボリュームのスナップショット(ある時点での複製)を瞬時に作成するための、PRIMECLUSTER GDSのオプションソフトウェアです。このソフトウェアは、ディスクアレイ装置が持つ高速コピー機能をPRIMECLUSTER GDS適用システムで利用する場合に最適な製品です。データのバックアップはもちろんのこと、複製したデータをバッチ業務、データ解析などの他の業務に利用することが可能となります。PRIMECLUSTER GDS Snapshotは、24時間365日連続稼働が求められる高可用システムに最適なソフトウェアです。オンラインでのデータ複製と高速なリストア機能により、従来のバックアップ/リストアなどのデータ保全に費やされる時間と他業務とのデータ連携に費やされる時間を大幅に短縮します。

購入について

適応機種 概要

  • サーバ
    SPARC Servers / SPARC Enterprise Mシリーズ / SPARC Enterprise Tシリーズ

適応OS 概要

  • サーバ
    Solaris 11(64bit) / Solaris 10(64bit)

機能説明

1. セールスポイント

ディスクアレイ装置が持つコピー機能(*1)との連携により、任意のタイミングで高速にスナップショットを作成することができます。

コピー機能が無いストレージ装置でも、更新箇所のみを復元する差分コピー機能により、スナップショット後のリストアや再同期化を高速に行うことができます。

対象のストレージ装置によって最適なスナップショットの方式を自動的に選択するため、利用者はストレージ装置の違いを意識することなく、同じ操作でスナップショットの作成およびリストアが可能になります。

PRIMECLUSTER GDSで管理するボリューム単位、および、ディスク/LUN(論理ディスク)単位にスナップショットを作成することができます。

システムディスクのスナップショット機能により、運用中にシステムのバックアップやパッチの事前適用等を行うことができます。(Solaris 10でルートファイルシステムがufsの場合)

PRIMECLUSTER GDSの共用ボリュームを、クラスタシステム外の他のサーバからアクセスすることができるため、バックアップサーバや災害対策のシステムとして利用できます。
*1:ETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー機能(EC/OPC)、リモート・アドバンスト・コピー機能(REC/ROPC)、および EMC社製Symmetrixの高速コピー機能(TimeFinder, SRDF)との連携をサポートしています。

*:Oracle SolarisはSolaris, Solarisオペレーティングシステム, Solaris Operating System, Solaris OSと記載することがあります。


2. PRIMECLUSTER GDS Snapshot の機能

PRIMECLUSTER GDS Snapshot では、ディスクアレイ装置が持つ高速コピー機能を利用した方式と、本製品のソフトウェアコピー機能を利用した方式により、高速スナップショット作成および高速リストアを実現します。ボリュームの構成やストレージ装置の持つ機能から、最適な方式が自動的に選択されるため、利用者はボリューム構成やストレージ装置の違いを意識することなく、同一の操作でスナップショットの作成およびリストアを行うことができます。


3. 高速コピー機能によるスナップショット

ETERNUS ディスクアレイおよび、EMC Symmetrixのディスクアレイ装置に対しては、ディスクアレイ装置の高速コピー機能を使用してスナップショットの作成を行います。この方式では、 サーバに負荷をかけずに、スナップショットを作成することができます。
また、ディスクアレイ装置の高速コピーは、物理スライスが対象でしたが、ディスク装置の大容量化に伴い、論理ボリューム(*1)による多数スライスを使用するケースが増えています。 PRIMECLUSTER GDS Snapshotは、この論理ボリュームに対しても、ディスクアレイ装置の高速コピー機能を利用したスナップショットが作成できます。

論理スライスのスナップショット

論理スライスのスナップショット

4. ソフトウェアコピー機能によるスナップショット

高速コピー機能を持たないディスクアレイ装置や一般ディスクに対しては、ソフトウェアコピー機能により高速にスナップショットを作成します。スナップショット作成後、再同期はバックグラウンドで行われるため、業務停止は必要ありません。
また、再同期は、データの更新が行われた箇所だけをコピーする差分コピーで行われるため、サーバ資源を消費するコピー処理は短時間で終了します。

この方式では、PRIMECLUSTER GDSによるソフトミラー、コンカチネーション、ストライピング等、すべてのソフトウェアRAID構成に対応しているため、これらのスナップショットを作成することができます。また、ディスク全体およびボリューム単位のスナップショット作成が可能です。

差分コピーのスナップショット

差分コピーのスナップショット

ソフトウェアコピー機能のスナップショット

ソフトウェアコピー機能のスナップショット

5. 高速データリストア

リストア処理は、高速コピー機能またはソフトウェアコピー機能によって、コピーの完了を待たずに、即座にリストアデータをアクセスできます。ソフトウェアコピー機能によるリストアは、差分コピーで行います。
業務データに不具合が発生した場合、作成されたスナップショットからデータをリストアすることにより、短時間で業務の再開が可能となります。

また、PRIMECLUSTER GDS Snapshotは、高速コピー機能で作成されたスナップショットデータをリストアする際、高速コピー機能が利用できない構成(例えば、EMC Symmetrixの場合等)では、コピー方式を自動的にソフトウェアコピー機能に切替えて、高速リストアを行います。

高速データリストア

高速データリストア

コピー方式の自動切替え

コピー方式の自動切替え

6. WebベースのGUIによるスナップショットの操作

PRIMECLUSTER GDSと共通のグラフィカルユーザインタフェース(GUI)によるスナップショット操作が可能です。


7. システムディスクのスナップショット(Solaris 10でルートファイルシステムがufsの場合)

運用中にシステムディスクのスナップショットを作成することができます。これによりシステムディスクのバックアップやパッチの事前適用が業務運用中に並行して行えるため、保守作業に要するシステムの停止時間を最小限に抑えることができます。
さらに、ETERNUS ディスクアレイを使用するSAN Boot環境では、ETERNUS ディスクアレイの高速コピー機能を使用することにより、サーバに負荷をかけずにシステムディスクのスナップショットを作成することができます。

また、ディスクのミラーリングは、ディスク故障などに対しては有効ですが、人為的なミスなどによる不当な書込みに対しては効果がありません。しかし、システムディスクのスナップショットを作成しておけば、不当な書込みに対しても元のシステムは保持されます。このような場合には、スナップショットからシステムを起動することで、システムの復旧を短時間で行うことができます。

スナップショット可能なボリューム
ディスクの用途、ディスク装置、GDSのボリューム構成を問わず、すべてのボリューム構成で高速スナップショット作成と高速リストアが利用できます。

システムディスクのスナップショット作成

システムディスクのスナップショット作成

スナップショットからのシステム起動

スナップショットからのシステム起動

スナップショット可能なボリューム

スナップショット可能なボリューム

8. 他のサーバからのボリュームアクセス

クラスタシステムや単一サーバで業務運用中のサーバのボリュームを、バックアップサーバなどの他サーバから、シャドウボリュームとして直接参照することができます。これにより、複数の業務システムのバックアップを一元的に行い、被災時に遠隔で業務を代行する災害対策システムの構築も可能です。

また、PRIMECLUSTER GDS Snapshotやディスクアレイ装置のコピー機能によって作成された複製をシャドウボリュームとして利用することで、業務停止時間を最小限にした一括バックアップや、 異なるサーバ間でのデータ連携ができます。

他のサーバからのボリュームアクセス

他のサーバからのボリュームアクセス

コピー機能によって作成された複製からのボリュームアクセス

コピー機能によって作成された複製からのボリュームアクセス

9. バックアップ連携(ETERNUS ディスクアレイ装置を使用した場合)

ACM (ETERNUS SF AdvancedCopy Manager)と GDS Snapshotを組み合わせて使用すると、ETERNUS ディスクアレイのデータディスクのバックアップ運用 において以下のメリットがあります。
GDSのコンカチネーション機能およびストライピング機能を使用している論理ボリュームも、ACMのユーザインタフェースを使用したバックアップ運用が可能です。
ACM のポリシー管理、履歴管理、DBMS(Symfoware/Oracle)連携の機能が利用できます。(GDS Snapshot のみを使用する場合と比較したメリット)
論理ボリューム単位でのバックアップ運用が可能であり、物理スライス構成を意識する必要がありません。(ACM のみを使用する場合と比較したメリット)


10. 利用による効果

スナップショットが瞬時に作成されるため、バックアップなどの作業により、業務を停止する時間が大幅に短縮できます。

PRIMECLUSTER GDSで作成された論理スライスをバックアップする場合、ディスク装置全体をバックアップする必要がありましたが、PRIMECLUSTER GDS Snapshotの導入でボリューム単位のバックアップが可能となります。ボリューム単位のバックアップが可能となり、バックアップに要する時間を短縮することができます。

PRIMECLUSTER GDS Snapshotは、24時間365日連続稼働が求められる高可用システムに最適なソフトウェアです。オンラインでのデータ複製と高速なリストア機能により、従来のバックアップ/リストアなどのデータ保全に費やされる時間と他業務とのデータ連携に費やされる時間を大幅に短縮します。

バックアップスケジュール例

バックアップスケジュール例

システム/機能構成図

システム構成図
システム構成図
システム構成図
システム構成図
システム構成図

新規機能

4.3A20から4.3A40の機能強化項目は以下のとおりです。

・Solaris11.2 カーネルゾーン対応

標準添付品

  • オンラインマニュアル

    ・PRIMECLUSTER GDS Snapshot 4.3A40 インストールガイド

商品体系

PRIMECLUSTER GDS Snapshot メディアパック 4.3A40

PRIMECLUSTER GDS Snapshot サーバライセンス Kクラス 4.3
PRIMECLUSTER GDS Snapshot サーバライセンス L1クラス 4.3
PRIMECLUSTER GDS Snapshot サーバライセンス L2クラス 4.3
PRIMECLUSTER GDS Snapshot サーバライセンス M1クラス(M10-4用) 4.3
PRIMECLUSTER GDS Snapshot サーバライセンス M1クラス 4.3
PRIMECLUSTER GDS Snapshot サーバライセンス M2クラス 4.3
PRIMECLUSTER GDS Snapshot サーバライセンス M3クラス 4.3
PRIMECLUSTER GDS Snapshot サーバライセンス Nクラス(16コアまで) 4.3
PRIMECLUSTER GDS Snapshot サーバライセンス Nクラス(32コアまで) 4.3
PRIMECLUSTER GDS Snapshot サーバライセンス Nクラス(64コアまで) 4.3
PRIMECLUSTER GDS Snapshot サーバライセンス Rクラス 4.3
PRIMECLUSTER GDS Snapshot 仮想サーバライセンス(Oracle VM Server for SPARC) 4.3

購入方法

1. メディアパックについて

メディアパックは、媒体(DVD等)のみの提供です。使用権は許諾されておりませんので、別途ライセンスを購入する必要があります。
また、製品の導入にあたり、システムに最低1本のメディアパックが必要です。 バージョンアップ/レベルアップを目的に本メディアのみを手配することはできません。


2. サーバライセンスについて

サーバライセンスは、Oracle Solaris 環境での運用、パーティション運用の有無に関わらず、本製品をインストールするサーバ機種に適用する機種クラス(*1)を台数分、購入してください。
本商品は、サーバ転用できません(*2)。このため、ハードウェアリプレースした場合は、本商品を新規に購入してください。
*1:M1クラス(M10-4用)は、SPARC M10-4(M1クラス)でのみ使用できます。
*2:PRIMECLUSTER 製品はハードウェア毎に特殊な制御を行っているため、当該製品使用許諾は製品インストール機種にのみ有効です。

Oracle Solaris ゾーン環境で PRIMECLUSTER GDS Snapshotを使用する場合、必ず、サーバライセンスの購入が必要です。


3. 仮想サーバライセンスについて

Oracle VM Server for SPARC環境用のライセンスです。
仮想サーバライセンスは、SPARC M10上の本製品をインストールする仮想マシン(ゲストドメインまたはI/Oルートドメイン)の数分購入する必要があります。 本商品は、SPARC M10上の仮想マシンで転用可能です。


4. バージョンアップ/レベルアップについて

以下の商品をお持ちの場合は、有償サポート・サービス「SupportDesk」の サービスの一環として、新バージョンを提供いたします。 (お客様からのご要求が必要です。)
「SupportDesk」を導入されていない場合や新サーバへ移行する場合は、 新バージョン商品を改めてご購入頂く必要があります(価格の優遇はございません)のでご注意ください。
・PRIMECLUSTER GDS Snapshot 4.1/4.2(※)
※バージョンアップ可能な製品、「SupportDesk」の詳細については、弊社営業/SEにお問合せください。

関連ソフト

ACM による GDS のボリュームのバックアップを行う場合

ETERNUS SF AdvancedCopy Manager

動作保証周辺機器

なし

留意事項

1. 購入時における留意事項

同一システム上で「Safeシリーズ」と「PRIMECLUSTER」の混在はできません。

以下のPRIMECLUSTER製品は同一クラスタ内では同一版数を使用してください。
PRIMECLUSTER Enterprise Edition
PRIMECLUSTER HA Server
PRIMECLUSTER Clustering Base
PRIMECLUSTER Lite Pack
PRIMECLUSTER GDS
PRIMECLUSTER GLS
PRIMECLUSTER GDS Snapshot

本製品を利用するためには、PRIMECLUSTER GDS または GDS を包含する以下の製品が必要です。
・ PRIMECLUSTER Enterprise Edition
・ PRIMECLUSTER HA Server
・ PRIMECLUSTER Lite Pack

「Safeシリーズ」からのアップグレードについて
アップグレード対象商品からのアップグレードについて、アップグレード用の商品を適用することが可能となります。また、サポート契約の有無によりアップグレード価格が異なりますので、ご留意ください。


2. 機能に関する留意事項

本製品は、以下のサーバにインストールする必要があります。
- スナップショットの作成や、スナップショットの参照を行うサーバ
- 共用ディスク上のボリュームを共用するすべてのサーバ
- シャドウボリュームとして参照するサーバ(バックアップサーバなど)

ディスクアレイ装置が持つコピー機能を使用する場合、以下の製品が必要です。
ETERNUS ディスクアレイ のアドバンスト・コピー機能を使用する場合、以下のハードウェアが必要です。
・アドバンスト・コピー機構
EMC社製ストレージ製品Symmetrixシリーズのコピー機能を使用する場合、以下のソフトウェアが必要です。
・Solutions Enabler 4.3
・TimeFinder、またはSRDF(Symmetrix Remote Data Facility)


3. Oracle Solaris 11.2に関する留意事項

・Oracle Solaris 11.2の環境でPRIMECLUSTER GDS Snapshot 4.3を使用する場合は、OSの修正の適用が必要です。詳細については、弊社営業/SEにお問合せください。

関連URL

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