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2021年 6月 現在

FUJITSU Software
Interstage Navigator Server Enterprise Edition V9.5.0

本商品は、エンドユーザの視点で容易な情報活用ができるビジネスインテリジェンス商品です。全社最適化のため、データウェアハウスを効率的に構築し、活用する場合に適用する商品です。高い信頼性、安全性が必要なシステムや、大規模なデータを扱うシステムの構築を実現します。
本商品は、Interstage Navigator Server Standard Editionの機能に加えて、高いセキュリティ機能、運用機能、信頼性、スケーラビリティなどを備えています。
本商品はサブスクリプションライセンスを提供しています。

購入について

適応機種 概要

  • サーバ
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

  • クライアント
    FMV / マルチベンダーサーバ・クライアント

適応OS 概要

  • サーバ
    Red Hat Enterprise Linux 8 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86)

  • クライアント
    Windows 10(64-bit) / Windows 10 / Windows 8.1(64-bit) / Windows 8.1

機能説明

1. Interstage Navigator Server Enterprise Editionの機能範囲

Enterprise Editionは、Interstage Navigator Server Standard Editionの全機能に加えて、次項以降の機能を提供します。
Standard Editionの詳細は、Interstage Navigator Server Standard Editionのソフトウェアガイドの「機能説明」を参照ください。


2. 小規模から大規模運用に対応

(1) スケーラビリティの向上
負荷分散装置を利用することで、利用人数に応じて、Navigatorサーバを複数台利用した負荷分散システムを構築できます。サーバを後で追加することで、利用者の増加に応じたシステムの増強ができます。

(2) 利用部門単位での分析方法の設定
分析結果を参照する時のデータのくくり方や切り口、データの公開制限など、情報活用に必要な定義(Navigatorでは、辞書と呼んでいます)を、部門固有と、各部門共通でそれぞれ作成することができます。これにより、部門で固有の情報活用は、部門ごとの運用方法が実現でき、また、各部門共通のデータ公開範囲や、切り口がある場合は、各部門共通の定義を作成することで、統一した切り口やデータの全社公開の設定などができます。

(3) データマート生成機能
企業で蓄積したデータウェアハウスが膨大になっても、データマートを生成することによって、利用の目的に合わせて、使いやすいレベルにデータを絞り込んで構築することができます。


3. セキュリティへの対応

(1) 認証機能
オペレーティングシステムの認証を利用する認証方式(OS認証)と、LDAPサーバなどのシステム上の利用者認証機能と連携する認証方式(エンタープライズ認証)が利用できます。エンタープライズ認証を利用して、シングルサインオンができます。

(2) HTTPプロトコル/HTTPSプロトコルを使用した通信
Navigator Windowsクライアントとサーバの通信プロトコルとしてHTTPプロトコル/HTTPSプロトコルが利用可能です。イントラネット内部でより高度なセキュリティ運用が可能となります。

(3) 問い合わせ結果の保存
エンドユーザが取得した問い合わせ結果データを保存することにより、操作時の結果を用いた監査が可能となります。万が一の情報流出時に問い合わせ結果データから漏洩範囲を特定することができます。

(4) エンドユーザの操作内容の記録
エンドユーザの操作内容、および問い合わせレイアウトを記録し、いつ、どこから、どのようなレイアウト操作をしたか、といった利用者の利用状況をより詳細に把握でき、監査査証に利用することができます。


4. 信頼性の高いシステム

Navigatorサーバをクラスタ運用することで、信頼性の高いシステムを構築することができます。Navigatorサーバは、1対1運用待機の運用ができます。


5. Interstage Shunsaku Data Managerと連携したXMLデータの情報活用

Interstage Shunsaku Data Managerに格納されたXML形式のデータをリレーショナルデータベースのテーブルと同様に扱うことができます。これにより、他のデータベースとの結合や管理ポイントを利用した集計などの問い合わせができます。

システム/機能構成図

システム構成図
システム構成図
システム構成図

新規機能

V9.4.1からV9.5.0の機能強化項目は、以下のとおりです。

1. サポートデータベースの拡大

以下のデータベースに対応しました。
・Enterprise Postgres 11/12
・Oracle Database 18c/19c

また、辞書データベースとして、以下のデータベースに対応しました。
・Symfoware Server V12 (Postgres)
・Symfoware Analytics Server V12


2. データベースのリモート構成のサポート

従来のNavigatorサーバと辞書データベースの同居構成(ローカル構成)に加え、以下のデータベースでは
Navigatorサーバと異なるサーバの構成(リモート構成)に対応しました。
・Enterprise Postgres
・Symfoware Server (Postgres)
・Symfoware Analytics Server
・Oracle Database


3. Office製品サポートの拡大

以下のOffice製品に対応しました。
・Microsoft Word 2019
・Microsoft Word for Office 365
・Microsoft Excel 2019
・Microsoft Excel for Office 365

また、64bit版のOffice製品に対応しました。
ただし、VBAにおけるNavigator APIを利用したアプリケーションは、64bit版のOffice製品では利用できません。


4. Red Hat Enterprise Linux 8 対応

サーバ動作OSとしてRed Hat Enterprise Linux 8 (for Intel64)に対応しました。


5. Visual Studio製品サポートの拡大

以下のVisual Studio製品に対応しました。
・Microsoft Visual Studio 2017
・Microsoft Visual Studio 2019


6. Interstage Application Server V12対応

Webコンポーネントについて、Interstage Application Server V12に対応しました。


7. Webコンポーネント機能の64ビットアプリケーション動作のサポート

Webコンポーネント機能について、64ビットアプリケーションとしての動作をサポートしました。
Interstage Application Serverの64bit版との組み合わせで動作します。


8. JRE8対応

Webコンポーネントのカタログ管理ツールを利用するクライアント環境において、Interstage Application
Serverに同梱されているJRE8に対応しました。


9. 元号対応

問い合わせ結果の和暦表示などにおいて、2019年5月に施行された元号(令和)に対応しました。

標準添付品

  • オンラインマニュアル

    ・Interstage Navigator Server 概説書
    ・Interstage Navigator Server 新機能ご紹介
    ・Interstage Navigator Server セットアップガイド Vol.1
    ・Interstage Navigator Server セットアップガイド Vol.2
    ・Interstage Navigator Server セットアップガイド(クラスタ・負荷分散システム編)
    ・Interstage Navigator Martbuilder ユーザーズガイド
    ・Interstage Navigator Server 管理者ガイド(辞書管理ツール編)
    ・Interstage Navigator Server 管理者ガイド(カタログ管理ツール編)
    ・Interstage Navigator Server ユーザーズガイド Webクライアント編
    ・Interstage Navigator Server ユーザーズガイド Windowsクライアント編
    ・Interstage Navigator Server Visualminer ユーザーズガイド
    ・Interstage Navigator Server コマンドリファレンス
    ・Interstage Navigator Server メッセージリファレンス
    ・Interstage Navigator Server QA集
    ・Interstage Navigator Server トラブルシューティング集
    ・Interstage Navigator Server 用語集
    ・Interstage Navigator APIプログラマーズガイド(Visual Basic編)
    ・Interstage Navigator Server Navigator APIプログラマーズガイド(Visual C++編)
    ・Interstage Navigator Server Navigator APIサンプルプログラム説明書

商品体系

【メディア】
・Interstage Navigator Server Enterprise Edition メディアパック V9.5.0
・Interstage Navigator Server Enterprise Edition メディアパック(64bit) V9.5.0

【永続ライセンス】
・Interstage Navigator Server Enterprise Edition プロセッサライセンス (1年間24時間サポート付) V9
・Interstage Navigator Server Enterprise Edition プロセッサライセンス (1年間24時間サポート付) アップグレードキット V9

本商品のライセンス製品には、初年度の「SupportDesk Standard」がバンドルされています。

【サブスクリプションライセンス/サポート】
・Interstage Navigator Server Enterprise Edition プロセッサライセンス for Linux (SL&S)

購入方法

1. メディアパックの種類について

本商品には、2種類のメディアパックがあります。動作OSによりメディアパックが異なりますので注意が必要です。

(1) Interstage Navigator Server Enterprise Edition メディアパック V9.5.0
以下のOS上で32ビットアプリケーションとして動作します。
- Red Hat Enterprise Linux 8 (for Intel64)(注)
- Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)(注)
- Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86)
- Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)(注)
(注):32ビット互換モードで動作します。

(2) Interstage Navigator Server Enterprise Edition メディアパック(64bit) V9.5.0
以下のOS上で64ビットアプリケーションとして動作します。
- Red Hat Enterprise Linux 8 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)


2. メディアパックについて

メディアパックは、媒体(CD-ROM等)のみの提供です。使用権は許諾されておりませんので、別途、ライセンスを購入する必要があります。また、商品の導入にあたり、最低1本のメディアパックが必要です。
バージョンアップ/レベルアップおよび、32ビット商品と64ビット商品間での切り替えを目的に本メディアパックのみを手配することはできません。


3. プロセッサライセンスについて

プロセッサライセンスは、本商品をインストールするサーバに搭載されているプロセッサ数に応じて以下のとおりに必要となるライセンスです。
・シングルコアプロセッサの場合は、1プロセッサあたり1本の購入が必要です。
・マルチコアプロセッサの場合は、コアの総数に特定の係数を乗じた数(小数点以下端数切上げ)分のライセンスの購入が必要です。

マルチコアプロセッサにおける係数については、「関連URL」に記載の「富士通ソフトウェア情報」内、「富士通製ミドルウェア商品のライセンス体系について」を参照ください。


4. コンポーネントについて

本商品に添付される以下のコンポーネントは、インストールフリーです。
・Navigator Webコンポーネント
・Navigator HTTPトンネリングコンポーネント


5. クライアントソフトウェアについて

本商品に添付されるクライアントソフトウェアは複数台のクライアントにインストールすることができます。


6. サブスクリプションライセンスについて

本商品はサブスクリプションライセンスを提供しています。
サブスクリプションライセンスの詳細については弊社営業・SEにお問合せください。


7. ダウングレード使用について

本商品のライセンスを購入することにより、本商品の旧バージョンを使用する権利を得ることができます(以降、「ダウングレード使用」と呼びます)。
「ダウングレード使用」を適用する際には、旧バージョン商品のインストール媒体をお客様が既に購入されていることが前提となります。
購入が必要なライセンス数については、本商品のライセンス購入方法に従ってカウントします。
なお、本商品と旧バージョン商品を同時に使用することはできません。
また、本商品の次バージョン以降を使用する権利はありません。

「ダウングレード使用」可能な旧バージョン商品は、以下のとおりです。
-Interstage Navigator Server Enterprise Edition V6.0
-Interstage Navigator Server Enterprise Edition V7.0
-Interstage Navigator Server Enterprise Edition V8


8. クラスタシステムで運用する場合の購入方法について

クラスタシステムで運用する場合は、2ノードを1システムと考えて、1システムに本製品を1つ購入することで使用することができます。


9. アップグレード時の購入方法

(1) 下表に示す商品を購入することで、Interstage Navigator Server Standard EditionからInterstage Navigator Server Enterprise Editionへのアップグレードが可能です。

(2) アップグレードを行うにあたり、メディアパックを各種ライセンスの購入に合わせ、最低1本は購入してください。メディアパックの購入に関しては、購入方法1項「メディアパックの種類について」を参照ください。

本商品へのアップグレード

本商品へのアップグレードについて表で説明します。

10. V7.0以降からのバージョンアップ/レベルアップについて

V7.0以降の本商品をお持ちの場合は、有償サポート・サービス「SupportDesk」のサービスの一環として、最新バージョン/レベルを提供いたします。(お客様からのご要求が必要です。)
「SupportDesk」を導入されていない場合は、新バージョン/レベル商品を改めてご購入頂く必要があります(価格の優遇はございません)のでご注意ください。
なお、「SupportDesk」の詳細については、弊社営業/SEにお問合せください。


11. V6.0以前からのバージョンアップについて

V6.0以前の本商品、あるいは Symfoware Navigator をお持ちの場合は、弊社営業/SE にお問い合わせください。

関連ソフト

1. Webサーバを利用する場合

(1)Webブラウザを使用したOLAP(OnLine Analytical Processing)を行う場合、レポートのWeb共有を行う場合は、以下が必要です。

・Interstage Application Server Standard-J Edition V11(32bit)
・Interstage Application Server Enterprise Edition V11(32bit)
・Interstage Application Server Standard-J Edition V12(32bit/64bit)
・Interstage Application Server Enterprise Edition V12(32bit/64bit)

(2)HTTPトンネリング機能を利用する場合は、以下が必要です。

Interstage Navigator Server Enterprise Edition メディアパックの場合
・Interstage Application Server Standard-J Edition V11(32bit)
・Interstage Application Server Enterprise Edition V11(32bit)

Interstage Navigator Server Enterprise Edition メディアパック(64bit)の場合
・Interstage Application Server Standard-J Edition V11(64bit)
・Interstage Application Server Enterprise Edition V11(64bit)


2. データマートを作成する場合の出力対象データベース

(1)Interstage Navigator Server Enterprise Edition メディアパックで、データマートを作成する場合、出力の対象とするデータベースは以下のとおりです。

・Symfoware Server Standard Edition V11
・Symfoware Server Standard Edition V12 (Native)
・Symfoware Server Enterprise Edition V11
・Symfoware Server Enterprise Edition V12 (Native)
・Oracle Database Enterprise Edition 12c R2/18c/19c
・Oracle Database Standard Edition 2 12c R2/18c/19c
・Interstage Shunsaku Data Manager Enterprise Edition V9

(2)Interstage Navigator Server Enterprise Edition メディアパック (64bit)で、データマートを作成する場合、出力の対象とするデータベースは以下のとおりです。

・Symfoware Server Standard Edition V11
・Symfoware Server Standard Edition V12 (Native)
・Symfoware Server Enterprise Edition V11
・Symfoware Server Enterprise Edition V12 (Native)
・Symfoware Server Enterprise Extended Edition V11/V12
・Oracle Database Enterprise Edition 12c R2/18c/19c
・Oracle Database Standard Edition 2 12c R2/18c/19c


3. XML形式データの問い合わせを行う場合

XML形式データの問い合わせを行う場合は以下の2製品が必要です。
・Interstage Shunsaku Data Manager Enterprise Edition V9
・Interstage Charset Manager Standard Edition Agent V9

※Interstage Navigator Server Enterprise Edition メディアパック(64bit)では、XML形式データの問い合わせは利用できません。


4. クラスタ構成を構築する場合

クラスタ構成を構築する場合は、以下のいずれかの製品が必要です。
・ PRIMECLUSTER Enterprise Edition 4.5/4.6
・ PRIMECLUSTER HA Server 4.5/4.6


5. 負荷分散システムを構築する場合

負荷分散システムを構築する場合は、以下の2つの製品が必要です。
・Oracle Real Application Clusters 12c R2/18c/19c
・PRIMECLUSTER Enterprise Edition 4.5/4.6


6. 辞書データベースにEUC/Unicodeデータベースを利用する場合

Enterprise PostgresとSymfoware Server (Postgres)以外のEUC/Unicodeデータベースを利用する場合は、以下が必要です。
・Interstage Charset Manager Enterprise Edition Agent V9


7. Webクライアント/カタログ機能でWindows標準文字セット(MS932)の範囲の文字を利用する場合

Webクライアント / カタログ機能でWindows標準文字セット(MS932)の範囲の文字を利用する場合には、以下が必要です。
・Interstage Charset Manager Standard Edition Agent V9


(注意)Interstage Navigator Serverを64bit環境で利用時の注意事項
以下のすべての条件下で本製品を利用する場合は、Interstage Charset Manager Standard Edition Agentは、64bit製品を購入してください。
・Linux(64)環境でNavigatorサーバとWebコンポーネントを同じ場所にインストールして運用する。
・NavigatorサーバでEUCまたはUnicodeのデータソースを利用する。
・Webクライアント / カタログ機能でWindows標準文字セット(MS932)範囲の文字を利用する。


8. 帳票作成/帳票印刷機能を利用する場合

帳票を作成する場合や、データウェアハウスの情報を帳票出力する場合は、以下が必要です。

〔Windowsの場合〕
・Interstage List Creator Workstation V9
・Interstage List Creator Standard Edition V9/V10
・Interstage List Creator Enterprise Edition V9/V10

〔Solarisの場合〕
・Interstage List Creator Standard Edition V9/V10
・Interstage List Creator Enterprise Edition V9/V10


9. 情報保護(暗号化、コピー抑止、印刷抑止)を利用する場合

クライアント上で保存データを自動的に暗号化する運用を行う場合は、暗号化製品が必要です。
富士通ビー・エス・シーが販売する「FENCE-PRO」などをご利用ください。

コピー抑止、印刷抑止を利用する場合は、以下が必要です。
・Systemwalker Desktop Keeper V14g/V15


10. Navigator API をアプリケーション開発に利用する場合

アプリケーションを開発する場合は、以下が必要です。
・Microsoft Visual Studio 2015 Professional
・Microsoft Visual Studio 2015 Enterprise
・Microsoft Visual Studio 2017 Professional
・Microsoft Visual Studio 2017 Enterprise
・Microsoft Visual Studio 2019 Professional
・Microsoft Visual Studio 2019 Enterprise


11. OAソフトウェアを利用する場合

(1) 表計算ソフトウェアを利用する場合は、以下が必要です。
・Microsoft Excel 2013(32bit/64bit)
・Microsoft Excel 2016(32bit/64bit)
・Microsoft Excel 2019(32bit/64bit)
・Microsoft Excel for Office 365 (32bit/64bit)

(2) 文書編集ソフトウェアを利用する場合は、以下が必要です。
・Microsoft Word 2013(32bit/64bit)
・Microsoft Word 2016(32bit/64bit)
・Microsoft Word 2019(32bit/64bit)
・Microsoft Word for Office 365 (32bit/64bit)

動作保証周辺機器

なし

留意事項

1. Intel64環境での動作について

メディアパックとOSの組み合わせにより動作が異なります。詳細は購入方法1.「メディアパックの種類について」を参照ください。


2. Windows デスクトップOS (64-bit)上での動作

本商品のクライアント機能は、以下のOSのWOW64(注)サブシステム上で、32ビットアプリケーションとして動作します。
- Windows 8.1(64-bit)
- Windows 10(64-bit)
(注):Windows 32-bit On Windows 64-bit


3. Red Hat Enterprise Linux 8上で使用する場合

HTTPトンネリングコンポーネント機能は使用できません。
ファイアウォールの設定でNavigator Serverの使用するポートを通過できるようにしてください。


4. 製品体系の変更について

Interstage Navigator Serverの各エディションと、関連製品を、V8から以下のように変更しています。

製品体系の変更

製品体系の変更について図で説明します。

5. 利用可能なデータベース

(1)Interstage Navigator Server Enterprise Edition メディアパックで利用可能なデータベースは以下のとおりです。
・Enterprise Postgres Advanced Edition 11/12
・Enterprise Postgres Standard Edition 11/12
・Enterprise Postgres Community Edition 11/12
・Symfoware Server Standard Edition V11/V12
・Symfoware Server Enterprise Edition V11/V12
・Symfoware Analytics Server Standard Edition V12
・Oracle Database Enterprise Edition 12c R2/18c/19c
・Oracle Database Standard Edition 2 12c R2/18c/19c

なお、データ参照用として、以下のデータベースも利用できます。(ただし、Navigatorサーバの辞書用として、上記データベースのいずれかが必要です)
・SAP IQ 16(販売元:株式会社 富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ)

(2)Interstage Navigator Server Enterprise Edition メディアパック (64bit)で利用可能なデータベースは以下のとおりです。
・Enterprise Postgres Advanced Edition 11/12
・Enterprise Postgres Standard Edition 11/12
・Enterprise Postgres Community Edition 11/12
・Symfoware Server Standard Edition V11/V12
・Symfoware Server Enterprise Edition V11/V12
・Symfoware Server Enterprise Extended Edition V11/V12
・Oracle Database Enterprise Edition 12c R2/18c/19c
・Oracle Database Standard Edition 2 12c R2/18c/19c


なお、データ参照用として、以下のデータベースも利用できます。(ただし、Navigatorサーバの辞書用として、上記データベースのいずれかが必要です)
・SAP IQ 16(販売元:株式会社 富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ)


6. Webクライアントを利用する場合

(1) 対応Webブラウザ
Webクライアントで動作可能なWebブラウザは、以下のとおりです。
・Microsoft Internet Explorer 11

(2) 辞書管理者向け機能は、Navigator辞書管理ツールを利用してください。
Webクライアントを利用する場合は、以下の機能が利用できません。
・エキスパート向け分析機能(二次加工分析、イベントアナライザ、スクリプティング)
・個人の管理ポイント作成
・マルチクロスレポート
・アラーム機能
・データ項目を表側・表頭に指定する集計機能


7. Webコンポーネントのカタログ管理ツールを利用する場合

(1) ハードウェア
・CPU:500MHz以上
・メモリ:128MB以上
・デイスク容量:128MB 以上

(2) 対応Webブラウザ
・Microsoft Internet Explorer 11

(3) Java実行環境が必要です。
Interstage Application Serverに同梱されているJava実行環境をインストールしてください。


8. Unicodeデータベースを利用する場合

Unicodeの使える文字は、Windows標準文字セット(Shift-JIS)の範囲です。
また、Unicodeデータソースは、以下の場合に利用可能です。
・Enterprise Postgres
・Symfoware Server
・Symfoware Analytics Server
・Oracle Database
・CSVファイル


9. CSVファイルを利用する場合

Unicodeを利用する場合は、BOM(Byte Order Mark)なしのUTF-8の形式で、利用してください。


10. Standard Editionとの差異について

Enterprise Editionでは、CSVデータのみの情報活用の運用でも、データベースの購入が必要です。


11. データウェアハウスのテーブル定義・更新

データウェアハウスのテーブルを定義・更新する機能はありません。


12. 基幹系システムのデータベースからのデータ取り込み

基幹系システムのデータベースからデータウェアハウスにデータを取り込む機能はありません。


13. データマートを使用する場合

データマートは、本商品がインストールされているサーバ上にのみ生成できます。他サーバでデータマートを使用する場合は、データマート生成機能を使用して出力した問い合わせ結果のCSVファイル、データベース定義ファイルを他サーバにファイル転送し、他サーバ上でデータマートを作成してください。


14. IPv6ネットワーク環境で利用する場合

IPv6ネットワーク環境で利用可能なOSは、以下のとおりです。
なお、本製品では、IPv6/IPv4デュアルスタックをサポートしています。

(1) NavigatorサーバをIPv6ネットワーク環境で運用する場合
対応する全てのサーバOS上で利用可能です。

(2) WebコンポーネントをIPv6ネットワーク環境で運用する場合
対応する全てのサーバOS上で利用可能です。

(3) クライアントをIPv6ネットワーク環境で運用する場合
対応する全てのクライアントOS上で利用可能です。


15. クラスタ運用時の留意事項

(1)Interstage Navigator Server Enterprise Edition 32bit環境でNavigatorのクラスタ運用を行う場合
「留意事項5. 利用可能なデータベース」に記載のデータベース以外に、参照用として以下のデータベースが利用できます。
ただし、参照データベースとしては、異なるデータベースの同時利用はできません。
・Enterprise Postgres Advanced Edition 11/12
・Symfoware Server Enterprise Edition V11/V12
・Symfoware Analytics Server Standard Edition V12
・Oracle Database Enterprise Edition 12c R2/18c/19c
・SAP IQ 16

(2)Interstage Navigator Server Enterprise Edition 64bit環境でNavigatorのクラスタ運用を行う場合
「留意事項5. 利用可能なデータベース」に記載のデータベース以外に、参照用として以下のデータベースが利用できます。
ただし、参照データベースとしては、異なるデータベースの同時利用はできません。
・Enterprise Postgres Advanced Edition 11/12
・Symfoware Server Enterprise Edition V11/V12
・Symfoware Analytics Server Standard Edition V12
・Symfoware Server Enterprise Extended Edition V11/V12
・Oracle Database Enterprise Edition 12c R2/18c/19c
・SAP IQ 16


16. Navigatorサーバの負荷分散システムを利用する場合の留意事項

〔データベース〕
負荷分散システムを利用する場合、データベースは、以下を利用してください。

(1) ローカル構成の場合
・Oracle Database Enterprise Edition 12c R2/18c/19c

※Oracleで負荷分散システムを利用する場合、Oracle Real Application Clusters(RAC)オプションが必要です。
RAC利用時のシステム要件の詳細と注意については、Oracle Database Enterprise Editionのソフトウェア・ガイドで確認してください。

(2) リモート構成の場合
・Enterprise Postgres Advanced Edition 11/12
・Symfoware Server Enterprise Edition V12(Postgres)
・Symfoware Analytics Server Standard Edition V12
・Oracle Database Enterprise Edition 12c R2/18c/19c

〔ネットワーク構成〕
Navigatorサーバの分散は、IPCOMをNavigator WebコンポーネントとNavigatorサーバの間に設置してください。

Navigatorサーバの分散

Navigatorサーバの分散について図で説明します。

17. Navigator Webコンポーネントの負荷分散システムを利用する場合の留意事項

〔接続維持方式〕
Navigator Webクライアントからの接続中には、常に接続先サーバが同じサーバになるように、IPCOMには、以下の機能が必要です。
・セション維持機能(一意性保証機能)

〔ネットワーク構成〕
Navigator Webコンポーネントの分散は、IPCOMをNavigator WebクライアントとNavigator Webコンポーネントの間に設置してください。

※共有機能を利用する場合は、Webコンポーネントの負荷分散システムは利用できません。

Navigator Webコンポーネントの分散

Navigator Webコンポーネントの分散について図で説明します。

18. Internet Explorer 11を利用する場合

Internet Explorer 11については、デスクトップ用 Internet Explorerでの利用が可能です。


19. 仮想化運用について

Navigatorを仮想環境で運用する場合、以下の注意事項があります。詳細については、マニュアルをご参照ください。
・辞書の更新中に仮想マシンの切り替えを行った場合に、管理情報ファイルの修復が必要となる場合があります。
・仮想マシンのコピーを行う場合には、Navigatorの運用を停止した状態で実施する必要があります。
また、OSやデータベース、Webサーバなどの関連製品が仮想環境での運用に対応している必要があります。関連製品の仮想環境での運用については、各製品のマニュアルをご参照ください。


20. 前バージョン/レベルとの差異について

本バージョンにおいて、以下はサポート対象外になりました。
[サーバ適応OS]
・Red Hat Enterprise Linux 5
[クライアント適応OS]
・Windows Vista
・Windows 7
・Windows 8
[対応ブラウザ]
・Microsoft Internet Explorer 9
・Microsoft Internet Explorer 10

また、以下の機能についても廃止しております。
・Websightの互換用パッケージ


21. Symfoware Server(Postgres)を利用する場合のSymfoware Serverのライセンスの購入方法について

Symfoware Server(Postgres)を利用する場合、Symfoware Serverのライセンスの購入方法について留意事項があります。
詳細については、弊社営業にお問い合わせください。

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