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2021年 9月 現在

FUJITSU Software
Interstage Business Application Server Standard Edition V12.3.0

本商品は、ミッションクリティカルな業務システムを構築するための基盤製品です。業務システムの安定性、安全性、柔軟性を実現します。
アプリケーションの処理状況を記録する堅牢性の高いログ機能や、ミッションクリティカルなアプリケーションの開発を効率化する機能を提供しており、Java/C/COBOLによる業務システムのシステム構築が可能です。

購入について

適応機種 概要

  • サーバ運用時
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / パブリッククラウド

  • 開発時
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / FMV / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

  • クライアント運用時
    FMV / マルチベンダーサーバ・クライアント

適応OS 概要

  • サーバ運用時
    Red Hat Enterprise Linux 8 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)

  • 開発時
    Windows Server 2019(64-bit) / Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit) / Windows 10(64-bit) / Windows 10 / Windows 8.1(64-bit) / Windows 8.1

  • クライアント運用時
    Windows 8.1(64-bit) / Windows 8.1

機能説明

1. 業務システムの短期構築

ミッションクリティカルな業務システムの短期構築を実現する機能を提供しています。

[マルチ言語のサポート]
Java/C/COBOLでミッションクリテリカルなシステム構築が可能です。これにより、Java/C/COBOLでミッションクリティカルなシステム構築の生産性向上が図れます。また、Java/C/COBOLの既存資産の有効活用が可能となります。

[実行制御ロジックのカスタマイズ機能]
実行制御ロジックをシステムの要件にあわせてカスタマイズすることにより、業務ロジックの独立性を高め、より柔軟なシステム構成に対応します。


2. 安定稼動

業務の異常等に対応し、業務の安定稼動を実現する機能を提供します。

[モニタリング]
業務アプリケーションの処理遅延などを早期に検出し、業務アプリケーションを自動的に実行する機能を提供します。これにより、高負荷時などの業務停止や業務遅延を回避することができます。

[性能情報の収集・監視・分析]
セション単位に、システムログ、通信ログ、性能ログを採取します。各種ログは、Systemwalker Service Quality Coordinatorにより収集、性能監視、分析が可能となります。これにより、複数のサーバで運用している業務の性能分析を簡単に行なうことができます。


3. データ保全

業務の異常等に対し、データの整合性や安全性を保証する機能を提供します。

[高信頼性ログ]
課金や障害発生時のデータ追跡などの目的のために、アプリケーションの処理状況(高信頼性ログ)を記録できるようなAPIを提供します。アプリケーションでは、当APIを使用することで、高信頼性ログの確実な書き込みが行えます。また、アプリケーションがデータベースに対して書き込みを行う場合には、高信頼性ログとの一貫性の保証を行います。記憶した高信頼性ログのデータについては、各種のツールで分析などを行うことができます。

[データベース連携制御機能]
トランザクションを制御する機能やコネクションを制御する機能(コネクションプーリング、事前コネクション、コネクション再接続、コネクション自動回収)を提供します。業務アプリケーション開発者はコネクション制御やトランザクション制御を意識することなく、業務ロジックに専念して開発できます。そのため、信頼性の高いデータベース処理を効率的に開発・運用できます。


4. アプリケーション開発の効率化

ミッションクリティカルなアプリケーションの開発を効率化する機能Apcoordinatorを提供します。

[Webアプリケーションの構築支援]
(1) 共通JSPインタフェース(Unified Jsp Interface)
画面内のアプリケーション記述は共通JSPインタフェース によりタグ形式で記述します。タグ形式で記述することにより本商品の機能を利用する記述が簡単になり、アプリケーションの保守を容易にします。
(2) コンポーネントタグ
コンポーネントタグでは表、ツリー、リストといった形式の画面を動的に構成する機能を提供します。
(3) セション管理
アプリケーションのセション管理を行うクラスを提供しており、必要に応じて処理を加えることが可能となります。
(4) アプレットとの連携
アプレットをフロントエンドに用いたアプリケーションの作成支援機能を提供します。

[EJBのアプリケーションの構築支援]
EJBセションBeanによるアプリケーションの作成を支援する機能を提供します。本機能を用いることで、EJBアプリケーションをWebアプリケーションの開発と同様の手順で開発することが可能となります。また、当該機能を利用したアプリケーションの制御ロジックのコーディング量を削減し、処理記述の標準化を実現します。


5. アプリケーションサーバ機能の提供

本商品の実行基盤として、Java EE、Webサービスなど標準技術に対応したアプリケーションサーバ機能を提供しています。


6. 開発環境の提供

開発環境として、Interstage Studio Standard-J Edition V12を提供しています。

システム/機能構成図

システム構成図

新規機能

V12.2.0からV12.3.0の機能強化項目は、以下のとおりです。

1. Red Hat Enterprise Linux 8 (for Intel64)対応

動作OSにRed Hat Enterprise Linux 8 (for Intel64)を追加します。


2. Oracle Datebase 19c対応

Interstage Business Application Serverのデータベース連携機能の対象データベースとしてOracle Database 19cを追加します。

標準添付品

  • オンラインマニュアル

    ・Interstage Business Application Server オンラインマニュアル

商品体系

【メディア】
・Interstage Business Application Server Standard Edition メディアパック (64bit) V12.3.0
【ライセンス】
・Interstage Business Application Server Standard Edition プロセッサライセンス(1年間24時間サポート付) V12

本商品のライセンス製品には、初年度の「SupportDesk Standard」がバンドルされています。

購入方法

1. メディアパックについて

メディアパックは、媒体(DVD)のみの提供です。使用権は許諾されておりませんので、別途、ライセンスを購入する必要があります。
また、商品の導入にあたり、最低1本のメディアパックが必要です。バージョンアップ/レベルアップを目的に本メディアパックのみを手配することはできません。


2. プロセッサライセンスについて

プロセッサライセンスは、本商品をインストールするサーバに搭載されているプロセッサ数に応じて必要となるライセンスです。
・シングルコアプロセッサの場合は、1プロセッサあたり1本の購入が必要です。
・マルチコアプロセッサの場合は、コアの総数に特定の係数を乗じた数(小数点以下端数切上げ)分のライセンスの購入が必要です。

マルチコアプロセッサにおける係数については、「関連URL」に記載の「FUJITSU Software(ライセンス)」内、「富士通製ミドルウェア商品のライセンス体系について」を参照ください。


3. クライアントソフトウェアについて

Interstage Business Application Server V12 クライアントソフトウェアは、複数台のクライアントにインストールすることができます。


4. ダウングレード使用について

本商品のライセンスを購入することにより、本商品の旧バージョンを使用する権利を得ることができます(以降、「ダウングレード使用」と呼びます)。
「ダウングレード使用」を適用する際には、旧バージョン商品のインストール媒体をお客様が既に購入されていることが前提となります。
購入が必要なライセンス数については、本商品のライセンス購入方法に従ってカウントします。
なお、ダウングレード使用権を用いて、1つのライセンスで本バージョン商品と旧バージョン商品を同時に使用することはできません。
また、本商品の次バージョン以降を使用する権利はありません。

「ダウングレード使用」可能な旧バージョン商品は、以下のとおりです。
・Interstage Business Application Server Standard Edition V11


5. クラスタシステム(1:1運用待機形態)運用時の購入方法

2ノードを1システムと考えて、1システム分のライセンスを購入してください。


6. V7.0以降からのバージョンアップについて

Interstage Application Framework Suite Standard Edition V7.0およびInterstage Business Application Server Standard Edition V8以降をお持ちの場合は、有償サポート・サービス「SupportDesk」のサービスの一環として、最新バージョン/レベルを提供いたします。また、32ビット商品と64ビット商品間での切り替えも可能です。(お客様からのご要求が必要です。)
「SupportDesk」を導入されていない場合は、新バージョン/レベル商品を改めてご購入頂く必要があります(価格の優遇はございません)のでご注意ください。
なお、「SupportDesk」の詳細については、弊社営業/SEにお問合せください。


7. V6.0以前からのバージョンアップについて

V6.0以前の本商品をお持ちの場合は、弊社営業/SE にお問い合わせください。

関連ソフト

1. アプリケーションを開発する場合

[アプリケーション連携実行基盤の使用時(*1)]
・Interstage Studio Standard-J Edition V12(Windows) (*2)
・NetCOBOL Enterprise Edition 開発パッケージ V12.0以降(Windows)(*3)
・NetCOBOL Enterprise Edition 開発・運用パッケージ V10.5以降(Linux (Intel64))(*3)

(*1) アプリケーション連携実行基盤(機能一覧の柔軟なシステム拡張/連携、安定稼動、データ保全の機能)の使用時
(*2) 本商品で同梱しているInterstage Studio Standard-J Edition V12でもアプリケーション開発ができます。利用については、留意事項を参考にしてください。
(*3) COBOL実行基盤インタフェース生成ツール使用時、およびCOBOLで作成されたアプリケーションの翻訳時に必要です。


2. アプリケーション連携実行基盤を使用する場合

[ COBOLで作成されたサーバアプリケーションとの連携時]
・NetCOBOL Enterprise Edition 運用パッケージ V10.5以降
・NetCOBOL Enterprise Edition 開発・運用パッケージ V10.5以降


3. 連携可能なデータベース

[アプリケーション連携実行基盤の使用時]
・Symfoware Server Enterprise Edition V11/V12
・Symfoware Server Enterprise Extended Edition V11
・Oracle Database Enterprise Edition 12.2.0/19


4. ホットスタンバイ運用(1:1運用待機)を行う場合

・PRIMECLUSTER Enterprise Edition 4.2/4.3/4.4/4.5
・PRIMECLUSTER HA Server 4.2/4.3/4.4/4.5

動作保証周辺機器

なし

留意事項

1. Intel64環境での動作について

本商品は、以下のディストリビューションの環境で、64 ビットモードで動作します。
- Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 8 (for Intel64)


2. クライアントについて

クライアントでは、HTML4.0 対応のWeb ブラウザが使用可能です。
Web ブラウザは以下を使用してください。
・Microsoft Internet Explorer 9/10/11(注)

(注)Internet Explorer 10/11については、デスクトップ用Internet Explorerでの利用が可能です。


3. Java実行環境について

本商品では、以下のJava実行環境を同梱しています。Javaアプリケーションを実行する場合は、本商品に同梱しているJava実行環境を使用してください。
・JDK/JRE7
・JDK/JRE8


4. Java EE 6での注意点

Java EE 6において、以下の機能はサポート対象外です。
詳細については、弊社営業/SEにお問い合わせください。
・Javaアプリケーションのトラブルの事前回避(Full GC発生サーバーインスタンスに対してリクエスト振り分けを抑止する機能)
・ホットスタンバイ
・マルチサーバ機能
・セッションリカバリ
・活性変更(ホットデプロイ機能)
・ブラウザベースのGUIによる運用操作
・Webサーバ連携時のWebサーバコネクタの故障監視機能


5. 他商品との組み合わせについて

本商品は、以下の商品がインストールされているシステムにインストールできません。 (注1)
・Systemwalker Network Manager
・Systemwalker Desktop Inspection
・Systemwalker Resource Coordinator
・Internet Navigware Server
・Interstage Shunsaku Data Manager(V7.0)
・Interstage Application Framework Suite
・Interstage Web Server
・Symfoware Server (注1)

注1) Symfoware Server Enterprise Edition V11/V12、Symfoware Server Enterprise Extended Edition V11とは混在可能。


6. Interstage Application Server製品の購入について

本製品には、Interstage Application Server V12の機能相当が組み込まれているため、同製品を購入する必要はありません。


7. Interstage Studioについて

本商品で同梱しているInterstage Studio Standard-J Edition V12は、コンピュータ1台にのみインストール可能です。
上記を超える台数でアプリケーションの開発を行う場合は、「Interstage Studio Standard-J Edition V12」のライセンス製品を別途購入いただく必要があります。(Interstage Studio Standard-J Edition V12については、インストール用媒体であるメディアパックと、インストール台数分のライセンスを組み合わせて導入してください)


8. Interstage Application Framework Suite Standard Edition V7.0からのバージョンアップについて

Interstage Application Framework Suite Standard Edition V7.0に添付のInterstage Apworks Enterprise Editionで提供していた以下の機能は、Interstage Business Application Server V9以降、提供していません。
・UMLモデリングツール
・コンポーネントデザイナ/J2SE 1.3.1/ホームページビルダ (Interstage Apworks Enterprise Edition旧バージョンとの互換機能)

Interstage Application Framework Suite Standard Edition V7.0のSupportDesk契約をされていたお客様で、Interstage Business Application Server Standard Edition V11にバージョンアップ後もこれらの機能を継続して使用されたい場合には、担当営業または担当SEまでご連絡ください。


9. 本商品の関連ソフトについて

本商品の関連ソフトの適用OSは、各ソフトのマニュアルを参照してください。


10. 32bit版のメディアパックについて

V12から32bit版のメディアパックの提供はありません。


11. V11との差異について

(1) 以下OSは動作OS対象外となりました。
・Red Hat Enterprise Linux 5
・Windows Server 2008R2
・Windows Server 2008
・Windows XP
・Windows Vista
・ Windows 8
・ Windows 7

(2)Consolidation Optionがサポート対象外となりました。

関連URL

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