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2019年 11月 現在

FUJITSU Software
Interstage Mobile Application Server V1.3.0

本商品は、スマートデバイスの機能を活用したモバイルアプリケーション(Android、iOS、Windows)の開発と運用を支援するソフトウェアです。
OSごとに異なる開発言語、ハードウェア制御(例:カメラ、ビーコンなど)を統一する開発環境により、JavaScript、HTML5、CSS3などオープンな標準言語でプラットフォームの違いを意識することなくアプリケーションを開発できます。
業務で広く使われているバーコードリーダや、業務に必要な情報をリアルタイムに共有する通信機能など、スマートデバイスをビジネスの現場で活用するための機能を提供しています。
また、スマートデバイス上の業務データの暗号化やアプリケーション利用時間の制御といったセキュリティ機能や、アプリケーションの管理・配付などの機能により、スマートデバイスを活用したシステムがスムーズに構築できます。

本商品を導入することで、以下のような効果が期待できます。
・マルチプラットフォームに対応したアプリケーションの開発
・スマートデバイス向けアプリケーション開発の生産性向上
・スマートデバイス活用に適した運用環境の構築

購入について

適応機種 概要

  • サーバ(スマートデバイスフロント)
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Cloud Service for OSS IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / FUJITSU Cloud Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

  • スマートデバイス
    スマートデバイス(留意事項参照)

適応OS 概要

  • サーバ(スマートデバイスフロント)
    Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)

  • スマートデバイス
    スマートデバイス用OS(留意事項参照)

機能説明

1. マルチプラットフォームに対応したアプリケーションの開発

・マルチプラットフォームを実現する基盤機能を提供
マルチプラッフォームに対応したハイブリッドアプリケーション(※)を実現するフレームワークとして、業界標準のCordova(6.1.1)を提供しています。
ハイブリッドアプリケーションの開発は、OSやハードウェアに依存したデバイス制御機能も含めて、Web技術(HTML5/JavaScript/CSS)で行える特長があります。
シングルソースでマルチプラットフォームに対応出来るため、開発の効率化と、OSに精通した技術者不足の問題を解消できます。
※モバイルアプリケーションには、ネイティブアプリケーション、ハイブリッドアプリケーション、Webアプリケーションがあります。

・構成管理機能提供
ハイブリッドアプリケーションの開発は、Cordovaのコンパイラを使用しますが、最近のOSSの流れから、コンパイル時に動的に外部からライブラリが取り込まれるため、以下のような問題がありました。
-動的にライブラリが取り込まれるため、異なるバージョンが利用される可能性があり、構成管理が行いにくかった。
-外部へのアクセスが遮断されたセキュアーな開発環境で使用できない。

本商品では、ライブラリをプロジェクトのローカル環境に保持するオフライン運用を実現しており、ビジネスユースでのセキュア―なアプリケーション開発に適しています。


2. スマートデバイス向けアプリケーション開発の生産性向上

本商品では、業務アプリケーションの開発に役立つ各種ライブラリ機能をハイブリッドアプリケーションおよび、ネイティブアプリケーション向けに提供しています。

・双方向通信サービス
双方向通信サービスのAPIを利用してサーバに接続してきた複数のクライアント間でメッセージや画像をリアルタイムに共有できる双方向通信サービスを提供します。カメラで撮影した遠隔地の状況をリアルタイムに共有するなどスマートデバイスの特長を活かした業務が実現できます。

・プッシュ通知
サーバからクライアントにメッセージを送信するプッシュ通知機能を提供します。プッシュ通知は、スマートデバイス上のアプリケーションの起動状態や利用者による更新操作などに依存せずに、メッセージが通知できます。
通知方法として、スマートデバイスベンダーが提供するGCM(Google Cloud Messaging for Android)、APNs(Apple Push Notification Service)、WNS(Windows Push Notification Services)と、富士通独自方式のIMAPSプッシュの4種類をサポートします。

・認証
スマートデバイス上のアプリケーションからサーバに対してユーザー認証を行います。

・セキュアローカルストレージ
スマートデバイスの紛失や、スマートデバイス上の業務データ、お客様個人情報の漏洩を防ぐため、重要なデータを暗号化して管理します。

・利用時間制御
利用条件(時間、曜日、祝日)をファイルに設定することで、指定した時間以外のアプリケーション利用を抑止できます。

・ログ収集
クライアントのアプリケーションによるログ出力と、出力したログをサーバへ送信します。

・バーコードリーダ
デバイスのカメラを利用して、バーコードを読み取ります。
一次元および二次元バーコードに対応しています。

・スクリーンオリエンテーション
画面の方向を設定する機能です。

・Crosswalk-webview
HTML5のレンダリング/JavaScriptの実行をOSが提供するWebViewの代わりに実行するプラグインです。スマートデバイス間の動作差異がないことと、OSが提供するWebViewよりもパフォーマンスが良いといった特長があります。

・ビーコン
Bluetoothによりビーコンとの距離を測位します。
この機能により、ビーコンとの距離が近づいたら情報やメッセージををスマートデバイスに通知する等、効率的な情報活用が期待できます。

・キーボードイベント通知
キーボードの表示・非表示やキーボードが表示されたイベントを発行します。

・jQuery Mobile(1.4.2)
モバイルアプリケーションのユーザーインタフェースの開発に適したJavaScriptライブラリです。


各ライブラリが対応するアプリケーション形態

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3. スマートデバイス活用に適した運用環境の構築

・IMAPSサーバ
IMAPSクライアントアプリケーションの管理/配付や、ユーザー認証、ログの収集など、クライアントアプリケーションと連携するサーバ側の機能を提供しています。
また、プッシュ通知を行うために必要なメッセージの送信先を管理する機能や、送信のためのWeb APIなどを提供しています。
利用頻度の高い機能をGUIで操作できるIMAPS管理コンソールも提供しています。

・IMAPS業務サーバ
サーバ側で動作するJavaアプリケーションの実行環境です。クライアントと連携する業務アプリケーションを運用するサーバとして使用します。

・アプリケーション管理
開発したモバイルアプリケーションを独自に配付できる基盤を提供します。
これにより、キャリアやOSベンダーを経由することがなくなるため、迅速なアプリケーション配付が可能となります。

・ユーザー認証/アカウント管理
利用者は、認証を行うことでなりすましなど第三者からの接続を防止することができます。認証は、ユーザーIDとパスワードでユーザー認証を行います。
ユーザー認証方法として、Active Directory、LDAP(Interstage SSOを含む)、DB認証をサポートします。
これにより、業務の運用形態にあった認証方式の選択、既存業務とのユーザー情報の一元管理が可能になります。

・プッシュ通知
サーバからクライアントにメッセージを送信するプッシュ通知機能を提供します。プッシュ通知は、スマートデバイス上のアプリケーションの起動状態や利用者による更新操作などに依存せずに、メッセージが通知できます。通知方法として、スマートデバイスベンダーが提供するGCM(Google Cloud Messaging for Android)、APNs(Apple Push Notification Service)、WNS(Windows Push Notification Services)と、富士通独自方式のIMAPSプッシュの4種類の通知方式をサポートします。
プッシュ通知を行うためのアプリケーションは、端末種別(Android、iOS、Windows)を意識しない統一インタフェースにより開発できるため、開発の効率性が向上します。IMAPSプッシュは、他社(Google社/Apple社/Microsoft社)のプッシュサービスと比べて以下の特長があります。
- 企業内に閉じたセキュアーな運用、同時送信数などの制約を受けない運用が可能
- メッセージ到達確認および既読通知(信頼性)

システム/機能構成図

システム構成図

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新規機能

V1.2.0からV1.3.0の機能強化項目は以下のとおりです。

1. サポートプラットフォームの拡充

・Android5および6、iOS9、Windows10をサポートしました。


2. クライアント基盤の強化

●クライアント基盤(Cordova)の強化
・Cordova最新化
スマートデバイスの最新OS(Android6/5,iOS9,Windows10)に対応したCordova 6系を商品に組み込み提供しました。使用するCordovaのバージョンは6.1.1です。
・Cordova CLIの提供
アプリケーション開発をCordova CLIを利用して行うように変更します。これにより以下の利点があります。
-従来のようにOSごとに異なる開発環境を用意する必要がなくなり、複数のOSのアプリケーションをまとめて作成できます。
-オフライン運用をサポートしており、セキュアーな環境で開発できます。

●ライブラリ機能の拡充
以下のライブラリを新規提供および改善します。

【新規提供】
・バーコードリーダ
デバイスのカメラを利用してバーコードを読み取る機能です。
・スクリーンオリエンテーション
アプリケーションの画面の方向を設定する機能です。
・Crosswalk-webview
HTML5のレンダリング/JavaScriptの実行をOSが提供するWebViewの代わりに実行するプラグインです。スマートデバイス間の動作差異がないことと、OSが提供するWebViewよりもパフォーマンスが良いといった特長があります。
・ビーコン
Bluetoothによりビーコンとの位置関係を測位する機能です。
・キーボードイベント通知
キーボードの表示・非表示やキーボードが表示されたイベントを発行する機能です。

【機能改善】
・セキュアローカルストレージ(SLS)性能改善
SLSへのアクセス性能を改善し、大規模データでも高速に暗号化できるようになりました。


3. アプリケーションの利用時間制御機能の提供

アプリケーションの利用可能時間を制御する機能を提供しました。
定義ファイルで指定した時間外のアプリケーション利用を抑止できます。


4. 双方向通信サービスの強化

・SSL対応
双方向通信サービスをSSL対応し、通信データを安全に送受信できるようになりました。
・多重化運用
冗長構成での運用により、より多くの端末の通信を実現しました。


5. プッシュ通知機能の強化

・WNS(Windows Push Notification Services)対応
マイクロソフト社のメッセージングサービス(WNS)を利用したプッシュ通知をサポートしました。
・カスタムURLスキーム
プッシュ通知のメッセージに対するアクションとして、任意のアプリケーションの起動をサポートしました。
・既読通知
プッシュ通知の既読を通知する機能を追加しました。
これにより、送信したメッセージを相手が閲覧したかを確認できるようになりました。


6. 運用支援機能の改善

・アプリケーション管理機能の強化
利用頻度の高い機能をGUIで操作できるサーバ管理用のIMAPS管理コンソールを提供しました。これにより、アプリケーション管理の操作性が向上しました。

・チューニングパラメータ変更ツール
チューニングパラメータを変更するツールを提供しました。


7. クライアントログの強化

クライアントログの出力レベルをカスタマイズできるようにしました。
これにより、異常発生時に、アプリケーションを変更せずに出力レベルを変更し、より詳細な情報を採取できるようになりました。

標準添付品

  • オンラインマニュアル

    ・Interstage Mobile Application Server 解説書
    ・Interstage Mobile Application Server 導入ガイド
    ・Interstage Mobile Application Server チュートリアル
    ・Interstage Mobile Application Server 運用ガイド
    ・Interstage Mobile Application Server アプリケーション開発ガイド
    ・Interstage Mobile Application Server トラブルシューティング集
    ・Interstage Mobile Application Server メッセージ集
    ・Interstage Mobile Application Server 用語集
    ・Interstage Mobile Application Server リリース情報

商品体系

【メディア】
・Interstage Mobile Application Server メディアパック (64bit) V1.3.0
【ライセンス】
・Interstage Mobile Application Server プロセッサライセンス (1年間24時間サポート付) V1

本商品のライセンス製品には、初年度の「SupportDesk Standard」がバンドルされています。

購入方法

1. メディアパックについて

メディアパックは、媒体(DVD)のみの提供です。使用権は許諾されておりませんので、別途、ライセンスを購入する必要があります。また、商品の導入にあたり、最低1本のメディアパックが必要です。バージョンアップ/レベルアップを目的に本メディアパックのみを手配することはできません。


2. プロセッサライセンスについて

プロセッサライセンスは、本商品をインストールするサーバに搭載されているプロセッサ数に応じて以下の通りに必要となるライセンスです。
・シングルコアプロセッサの場合は、1プロセッサあたり1本の購入が必要です。
・マルチコアプロセッサの場合は、コアの総数に特定の係数を乗じた数(小数点以下端数切上げ)分のライセンスの購入が必要です。

マルチコアプロセッサにおける係数については、「関連URL」に記載の「富士通ソフトウェア情報」内、「富士通製ミドルウェア商品のライセンス体系について」を参照ください。


3. スマートデバイス用ソフトウェアについて

本商品が提供するスマートデバイス用ソフトウェアは、インストールフリーです。


4. V1.1.0以降からのレベルアップについて

V1.1.0以降の本商品をお持ちの場合は、有償サポート・サービス「SupportDesk」のサービスの一環として、最新バージョン/レベルを提供いたします。(お客様からのご要求が必要です。)
「SupportDesk」を導入されていない場合は、新バージョン/レベル商品を改めてご購入頂く必要があります(価格の優遇はございません)のでご注意ください。
なお、「SupportDesk」の詳細については、弊社営業/SEにお問合せください。

関連ソフト

1. インターネットから使用する場合

Interstage Web Server Express V11.0.0 以上


2. 機能分離構成で、2台以上のIMAPSサーバを運用する場合または、マルチサーバ構成の場合

Symfoware Server Standard Edition (64bit) V12.0.0以上 (※)

(※)Openインタフェースのみ


3. IMAPS管理コンソールを利用するブラウザ

IMAPS管理コンソールを利用する場合は、PCから以下のブラウザを使用してください。
・Internet Explorer
・Firefox
・Chrome
・Safari
※ いずれも最新版

動作保証周辺機器

なし

留意事項

1. Intel64環境での動作について

本商品は、以下のディストリビューションの環境で、64ビットモードで動作します。
- Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)


2. IPv6対応の注意点

本商品の以下の機能はIPv6/IPv4デュアルスタック環境での運用のみをサポートしています。
・SMEEコマンドによる証明書/鍵管理環境のtcrlコマンド(CRLの取得)
・IMAPS業務サーバとして動作するアプリケーションサーバ機能


3. JIS2004対応の注意点

以下の機能では、JIS2004で追加された文字は使用できません。
・IMAPS業務サーバで利用される管理コンソール


4. サーバ(スマートデバイスフロント)へのインストールについて

本商品はDVDで提供されます。
インストールにはDVDドライブユニットが必要です。
DVDドライブユニットが搭載されていないマシンの場合は別途手配が必要です。
なお、DVDドライブユニットが接続できないモデルの場合は弊社営業/SEにお問い合わせください。


5. サポートするスマートデバイスプラットフォーム

以下のOSのスマートデバイスをサポートします。
・Android
・iOS
・Windows
サポートOS版数等の詳細情報は、「関連URL」に記載の「富士通ソフトウェア情報(スマートデバイスにおける動作条件)」を参照してください。


6. サポート範囲について

各スマートデバイスOSにおける、本商品が提供する機能のサポート範囲は以下のとおりです。


7. 前版との差異

V1.2.0まで提供したIMAPSエージェントについて、V1.3.0から提供を中止しました。
本件についてのお問い合わせは、弊社営業/SEにご相談ください。

関連URL

お客様向けURL