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2019年 12月 現在

FUJITSU Software
Interstage Big Data Complex Event Processing Server V1.1.0

本商品は、大量のイベント処理に適したSQLを拡張したクエリ言語で制御されるCEP(注)テクノロジーに、当社独自の高速フィルター技術を統合することで、処理性能と利便性を向上させ、企業システムにおけるビッグデータのリアルタイムな活用を支援します。

(注) Complex Event Processing (複合イベント処理)。大量の時系列データをあらかじめ定義したルールに従い高速に分析・判断する技術。

購入について

留意すべきこと

適応機種 概要

  • サーバ
    PRIMERGY

適応OS 概要

  • サーバ
    Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)

機能説明

1. 高性能CEPエンジン

高性能CEPエンジンは、標準的に利用されているCEP技術に当社独自のインメモリ高速データマッチング技術を統合することにより、単体サーバで 200万イベント/秒 の性能(注) でイベントを処理することができます。
(注) 当社独自の測定条件に基づく。

高性能CEPエンジンは入力アダプタを用意しており、Http, Socket, SOAP等のプロトコルに対応しています。また、高性能CEPエンジンの処理結果は出力アダプタを通じて外部に出力することができます。出力アダプタはSOAPプロトコルに対応し、さらにユーザ開発Javaプログラムに対応するカスタムリスナを利用することができます。
高性能CEPエンジンが、次々に送られてくるイベントを分析・判断するためには「ルール」を定義します。本製品ではSQL型とIF-THEN型の二種類の記述方式によりルールを定義できます。

●高速フィルター
本製品は当社独自のインメモリ高速データマッチング技術により、業務マスタのデータとイベントとの照合を高速に行う機構を提供します。業務マスタは高性能CEPエンジンによりメモリ上に展開され、大量・高頻度に送られてくるイベントとインメモリマッチングを行うことで高速かつリアルタイムに判断できます。
例えば、顧客情報マスタとWebサーバから送られてくるWebページのアクセスイベントとを高速に照合し、イベントに含まれる顧客IDからそのIDに対応する顧客をマスタ上から瞬時に特定し、マスタに含まれる顧客情報を参照してその顧客属性に適したサービスの処理を実現することができます。
このマスタとイベントの照合には複雑な設計・開発は必要とせず、簡単なルールを記述するだけで定義することができます。

●柔軟なルール記述
本製品でCEPを実行するために複雑なプログラミングは不要で、ルールを設定することで処理を実現します。ルールの記述方式には二種類あり、複雑な条件ときめ細かい処理の記述が可能なSQL型の記述方式と、簡単な条件を列挙するだけで記述できるIF-THEN型の記述方式を併用することができます。これらのルールは運用中でも高性能CEPエンジンを停止することなく変更することができます。
(1) SQL型ルール記述
データベースの問い合わせ言語を基にしたルール記述方式です。複数の条件を元に処理を定義したり、複雑な条件分岐や遷移状態をルールとしてきめ細かく記述したりするのに向いています。
(2) IF-THEN型ルール記述
SQL型ルールよりもわかりやすく、容易にルールの記述を行うことができます。イベントのフィルタリングなど、単純な処理をルールとして記述する場合に適しています。また、イベントとマスタデータの照合や、結合といった処理も簡単なルールを記述するだけで実現することができます。
従来のSQL型ルールでは、性能劣化への考慮によりコード量が多くなりがちだった処理も、シンプルに記述することができます。

高性能CEPエンジン


2. 外部連携

1) Hadoop処理システムとの連携
Hadoop処理システムと連携することで、高度なビッグデータ分析・加工処理技術を利用することができます。Hadoop処理システムは本製品から送られるイベントのログを大量(数TB~数PB)に集積し、並列分散処理技術により分析・加工することができ、その結果をビジネスに活用することができます。
例えば、Hadoopにより分析された結果を本製品のルールに反映し、より精度の高い予測を実現することができます。
この連携には並列分散処理ソフトウェア Interstage Big Data Parallel Processing Server(別売)を利用することができます。

2) インメモリデータ管理ソフトウェアとの連携
本製品ではインメモリデータ管理ソフトウェア Interstage Terracotta BigMemory Max (別売)を用いることで、性能への影響を最小限に抑えて、メモリ上に格納されている分散キャッシュのデータにアクセスができます。これにより、RDBを参照するよりも高速な外部データ参照処理が可能になります。

3) データベースソフトウェアとの連携
本製品ではデータベースソフトウェア Symfoware Server (別売)や他のデータベースソフトウェアのデータにアクセスができます。

システム/機能構成図

システム構成図

新規機能

V1.0.0からV1.1.0の機能強化項目は、以下のとおりです。

1. 動的ルール変更機能

SQL型とIF-THEN型の二つの高性能CEPエンジンのルールの変更、および、IF-THEN型ルールで参照するマスタデータの更新を、CEPエンジンを停止せずに行うことができます。これにより、運用中のシステムを中断しなくても、イベントの判断・分析のための定義を変更することができます。


2. インメモリデータ管理ソフトウェア連携サポート

インメモリデータ管理ソフトウェア Interstage Terracotta BigMemory Max に格納されている分散キャッシュのデータにアクセスができます。
これにより、RDBを参照するよりも高速な外部データ参照処理が可能になります。また、イベントを契機にキャッシュデータを追加・更新・削除することができます。


3. RDB連携サポート

複合イベント処理ルールにおいて、外部RDB上に保存されたデータを直接参照して処理することを可能にします。


4. カスタムリスナ

複合イベント処理ルールにより検知された出力イベントに対する処理を、ユーザがJavaクラスとして作成して出力アダプタに組み込むことを可能にします。

標準添付品

  • オンラインマニュアル

    ・Interstage Big Data Complex Event Processing Server V1 ユーザーズガイド

商品体系

Interstage Big Data Complex Event Processing Server メディアパック (64bit) V1.1.0
Interstage Big Data Complex Event Processing Server プロセッサライセンス (1 年間 24 時間サポート付) V1

本商品のライセンス製品には、初年度の「SupportDesk Standard」がバンドルされています。

購入方法

1. メディアパックについて

メディアパックは、媒体(DVD)のみの提供です。使用権は許諾されておりませんので、別途、ライセンスを購入する必要があります。また、商品の導入にあたり、最低1本のメディアパックが必要です。バージョンアップ/レベルアップを目的に本メディアパックのみを手配することはできません。


2. プロセッサライセンスについて

プロセッサライセンスは、本商品をインストールするサーバに搭載されているプロセッサ数に応じて以下のとおりに必要となるライセンスです。
・シングルコアプロセッサの場合は、1プロセッサあたり1本の購入が必要です。
・マルチコアプロセッサの場合は、コアの総数に特定の係数を乗じた数(小数点以下端数切上げ)分のライセンスの購入が必要です。

マルチコアプロセッサにおける係数については、「関連URL」に記載の「富士通ソフトウェア情報」内、「富士通製ミドルウェア商品のライセンス体系について」を参照ください。


3. クラスタシステム(1:1運用待機形態)運用時の購入方法

1:1運用待機形態で運用する場合は、2ノードを1システムと考えて、1システムに本製品を1つ 購入することで使用することができます。


4. 商品購入例

商品購入の例を下記に示します。

(1) サーバ(コア数4) 1台に本製品を適用する場合
【メディアパック】
Interstage Big Data Complex Event Processing Server メディアパック (64bit) V1.1.0 × 1本
【ライセンス】
Interstage Big Data Complex Event Processing Server プロセッサライセンス V1 × (4 ×コア係数) 本

(2) サーバ(コア数4) 3台に本製品を適用する場合
【メディアパック】
Interstage Big Data Complex Event Processing Server メディアパック (64bit) V1.1.0 × 1本
【ライセンス】
Interstage Big Data Complex Event Processing Server プロセッサライセンス V1 × (4 ×3×コア係数) 本

関連ソフト

1. インメモリデータ管理ソフトウェアとの連携時

インメモリデータ管理ソフトウェアとの連携時には以下の製品が必要です。
・Interstage Terracotta BigMemory Max V4.0


2. データベースソフトウェアとの連携時

データベースソフトウェアとの連携時にはJDBCドライバを備えたデータベースソフトウェアが必要です。以下は、動作確認済のデータベースソフトウェアです。
・Symfoware Server V12
・PostgreSQL 9.3


3. Hadoop処理システムとの連携時

Hadoop処理システムとの連携時には以下の製品が利用できます。
・Interstage Big Data Parallel Processing Server Standard Edition V1


4. 1:1運用待機を行う場合

以下の製品で1:1運用待機形態をサポートします
・PRIMECLUSTER HA Server 4.3 A10,A20,A30(Linux (Intel64))

留意事項

1. Intel64環境での動作について

本商品は、以下のディストリビューションの環境で、64ビットモードで動作します。
- Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)


2. インストールについて

本商品はDVD媒体で提供されます。インストールにはDVDドライブが必要です。DVDドライブが搭載されていないマシンの場合は、別途手配が必要です。なお、DVDドライブを入手できない場合は、DVD媒体の内容すべてをftpにてサーバのHDDに転送後、インストールすることで対応できます。(ただし、ローカルのDVDドライブユニットと比べ作業工数を要します。)


3. 他製品との共存について

本商品と同一システム上に共存できないソフトウェアは、以下のとおりです。

Interstage Application Server 全製品
Interstage Web Server 全製品
Interstage Business Application Server 全製品
Interstage Service Integrator 全製品
Systemwalker Availability View 全製品
Systemwalker Centric Manager 全製品 (注1)
Interstage Big Data Parallel Processing Server 全製品 (注2)

(注1)
Systemwalker Centric Managerの“業務サーバ”は同一システムにインストール可能です。
(注2)
"開発実行環境サーバ機能"は同一システムにインストール可能です。


4. 入力アダプタについて

製品に含まれる入力アダプタは以下のプロトコルに対応します。
・HTTP 1.1
・SOAP WS-I Basic Profile 1.1
・TCP/IP Socket


5. 出力アダプタについて

製品に含まれる出力アダプタは以下のプロトコルに対応します。
・SOAP WS-I Basic Profile 1.1

ユーザ作成によるカスタムリスナは以下の言語処理系に対応します。
・Java SE 6
(*) カスタムリスナの作成には、別途 Java の開発環境が必要です。また、本機能でカスタムリスナ以外のユーザ作成Javaプログラムを動かすことはできません。

関連URL

お客様向けURL