富士通

  1. ホーム >
  2. ソフトウェア >
  3. Symfoware >
  4. 導入事例 >
  5. 株式会社菱食様

実績を活かした提案型営業と経営指標の明確化で競争力をアップ

株式会社菱食様 導入事例


高度な信頼性と可用性、高性能を求めてSymfoware Serverを採用、市場の変化に即応できる情報環境を実現

2002年10月4日掲載/PDF 印刷用 PDF版ダウンロード (1,382KB)


導入事例概要
業種 卸売・小売業
製品 Symfoware Server(データベース)

株式会社菱食の事業活動の基盤を支える新システム「New TOMAS」は、「新営業」「新管理」「新物流」の3分野で構成されている。
最新の実績データをベースとした戦略営業、強固な経営基盤の確立、消費者起点の効率的な食品流通の実現を目指している。
経営戦略を支える重要なシステムだけに、高度な信頼性と可用性、大量データを迅速に処理できる高性能が不可欠である。
そこで、データベースには「Symfoware Server」を採用し、市場の変化に即応できる情報環境を実現している。

導入前の課題   導入による効果

お客様志向のビジネスを展開したい

食品メーカー・菱食・小売業の3者を情報網で結びビジネスに相乗効果を生み出すことを実現

エンドユーザーコンピューティングを推進したい

現場のスタッフが必要な情報を自分で自由に活用できる環境を実現

夜間のバッチ処理に一晩中かかる

オンライン業務もバッチ業務も大幅にスピードアップ

入力フォーム 本事例に関するお問い合わせ

顧客重視のビジネスを推進するシステムを構築

稲垣 登志男
株式会社菱食
経営・システム本部 システム統括部 部長

飲料・嗜好品をはじめとする加工食品の流通を、長年にわたり手がけてきた菱食。最近では酒類及び一部生鮮食品などの分野にも事業を拡大しており、「食のフルライン化」を目指している。
菱食 経営・システム本部 システム統括部 部長 稲垣 登志男氏は「『消費と生産を結ぶ価値あるかけ橋』が当社のコンセプトです。商品をただ販売するだけではなく、付加価値の高いサービスをご提供していきます」と企業理念を語る。
社内の合理化及び競争力の強化を実現すべく、1984年には「TOMAS(Total Management System)」を構築。
全国に拠点を持つ大規模小売業にも対応できる、強力な物流情報ネットワークを実現した。
その後も市場環境や顧客ニーズの変化に応じて、数回のバージョンアップを実施。TOMASは菱食のビジネスを支える重要なインフラとして活用されてきた。

1994年、こうした流れに転機が訪れた。
稲垣氏はその経緯を「初代TOMASは、どちらかと言えば社内合理化と物流にフォーカスしたシステムでした。しかし、お客様志向のビジネスを展開していく上では、営業系、管理系の情報も統合していくことが不可欠です。そこで、システムの再構築に到達したのです」と説明する。

「New TOMAS」と名付けられた新システムは、食品メーカー・菱食・小売業の3者をより高度な情報網で結ぶことで、ビジネスに相乗効果を生み出すことを目的としている。
もう一つの大きなテーマが、エンドユーザーコンピューティングの推進である。
「現場スタッフの要求により情報システム部門からデータを提供するのではなく、現場のスタッフが必要な情報を自分で自由に活用できる環境を目指しました」と稲垣氏は新システムの背景を語る。

「新営業」「新管理」にSymfowareを採用

New TOMASは、「新営業」「新管理」「新物流」の3分野から成り立っている。
新営業は、売上・仕入等の実績データに基づいた機動的な営業活動を実現するためのシステムである。
様々な営業情報を得意先にリアルタイムに提供すると同時に、商品カテゴリー別の市場動向分析なども実施。顧客の店舗戦略に合わせた棚割りや販促提案を行うことで、魅力ある売場作りを実現する。

新管理は、経理業務の省力化と経営情報の充実を目的としたシステムである。
損益分岐点、キャッシュフロー、株主資本利益率など、経営指標となる情報を正確に把握。また取引先ごとの損益管理と予実管理を強化することで、強固な経営基盤を実現する。

そして、新物流は、高品質かつ低コストな物流サービスを実現するものである。
既存の大口の物流センターと、商品の小分け流通加工を主体とする後方支援型物流センターとを組み合わせることで、多様な物流ニーズに応えている。

この新営業と新管理を支える製品として採用されたのが、富士通の高信頼・高性能RDBエンジン「Symfoware Server」である。
稲垣氏はSymfoware Serverを採用した理由について「富士通はNew TOMASの構築に熱意を持って取り組んでくれた上、Symfoware自体も当社が要求する性能・信頼性を十分に満たしていました。これなら、安心してシステムが構築できると判断しました」と富士通への信頼感を語る。

Symfoware Serverが採用された背景には、もう一つ、重要な理由があった。
「バックエンドに製品開発を担当する事業部がいるためサポートが充実している点や、フットワークの良さに代表される富士通の総合力を評価したのです」(稲垣氏)。

群を抜く処理能力を活かし業務のスピードアップを実現

菱食の取引件数は、月に4000万件を上回ることも多く、年間では実に4億5000万件にも達する。
しかも、的確な情報活用のためには、この取引データをさらに詳細に見ていかなくてはならない。
「全く同じ商品でも、購入した時期などによって単価が変わるケースがあります。こうした個別の原価の違いもすべて管理しなくてはならないため、処理すべきデータは膨大な量になってしまうのです」と説明する稲垣氏。
TOMASの時代には、夜間のバッチ処理に一晩中かかることも多かったという。
これに対して、Symfoware Serverの高性能を活かすことで、処理性能の問題は解消した。
たとえば、営業の日次データ500万件分の生成を、Symfoware Serverはわずか15分ほどで実行。稲垣氏は「オンライン業務もバッチ業務も大幅にスピードアップできました」と満足げに語る。

信頼性に対する評価も高い。
「品質の安定した、安心して使用できるデータベースという印象です。それに、万が一トラブルが発生したとしても、Symfowareは障害範囲を局所化することができ、データベース全体が止まってしまう心配はありません。これは、DSI分割機能の素晴らしいところです。さらに、この機能を利用することで、必要なデータだけを容易に扱うことができ、我々にとっては、使い勝手がきわめて良いですね」と稲垣氏は語る。

新たな事業展開に向けてシステムをさらに拡張

食のフルライン化を目指す菱食では、新規分野へのチャレンジも意欲的に進めている。
最近では外食企業からのアウトソーシングなども新たに受託。これに合わせシステムの改良にも取り組んでいる。
「加工食品のみを扱う場合と異なり、生鮮品や外食では夕方になったらバッチを始めるというわけにはいきません」と説明する稲垣氏。
ある外食企業向けの業務では午後11時に発注が入り、翌朝5時には商品を出荷するという。
受注から出荷までを極めて短時間で処理しなくてはならない上、24時間体制に近い運用が要求されるのだ。
そこで菱食では、富士通の館林アウトソーシングセンター、明石アウトソーシングセンターにシステムを置く計画を進めている。
Symfoware Serverに対する期待も高い。
稲垣氏は「今後の計画の一つとして、全国に分散しているサーバの統合も検討しています。統合すればするほど、優秀なハードウェアやソフトウェアが不可欠ですが、高性能のSymfowareなら大丈夫だと信頼しています。大規模システムを念頭に開発され、スケーラビリティに優れたSymfowareは、当社の要件にピッタリです。今後については、Symfoware対応の各種OLAPツールやサードパーティーソフトのラインナップが拡大することと、SolarisだけでなくAIXなど他社OSにも対象を拡大しグローバルなデータベースに成長することを期待しています。当社の事業展開にも、大いに活用していきたいですね」と抱負を語っている。

システムの概要

株式会社菱食のシステム構成
画像を拡大する

【株式会社菱食様 会社概要】

所在地 〒143-6556 東京都大田区平和島6丁目1番1号
設立 大正14年3月
資本金 106億3,000万円
従業員数 1,876名(2001年12月現在)
売上高 6,762億円(2001年度実績)
連結売上高 8461億円(2001年度実績)
事業内容 加工食品、缶詰類、麺・乾物類・飲料などの商品を取り扱う食品卸売業。
1979年に4社合併により、現在の株式会社菱食となる。
創業以来のテーマである「消費者起点の流通システム」に基づき、高品質なサービスを提供。
1997年には業界初となる東証一部上場も果たしている。

コーポレートシンボル

ホームページ 株式会社菱食

本事例のお問い合わせ
「この事例のような問題を当社も抱えているので何とかしたい」「この事例のような改善を当社も実現したい」など、お気軽にご相談ください。 お問い合わせはこちら

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。