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「SymfoWARE Navigator」でDB公開システムを構築しエンドユーザーの情報活用を強力に推進

株式会社ミキモト様 導入事例


SymfoWARE Navigatorの使い勝手の良さを活かした高度なエンドユーザーコンピューティング環境を実現

2001年8月31日掲載/PDF 印刷用 PDF版ダウンロード (1,253KB)


導入事例概要
業種 卸売・小売業
製品 SymfoWARE Server(データベース)
SymfoWARE Navigator Server(R-OLAP基盤)

真珠を筆頭に、宝飾品、ギフトなど、高品質な商品を幅広く提供する株式会社ミキモトでは、基幹系データベースに蓄積されたデータをエンドユーザー自身が活用できる「DB公開システム」を構築した。
情報を自由に分析できる環境を用意することで、戦略的なビジネスを目指すのが狙いだ。
システムの中核には「SymfoWARE Navigator」を採用。使い勝手の良さを活かして、高度なエンドユーザーコンピューティング環境を実現している。

導入前の課題   導入による効果

データが必要になるたびに基幹システム上のデータベースから取り出さねばならない煩わしさを改善したい

エンドユーザーが必要なデータを自分自身で取り出せるようになった

膨大な種類の帳票出力が大きな業務負担になっているのを改善したい

ユーザー自身による自由度の高い情報活用を行えるようになった

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トップブランドの強みを発揮多方面にビジネスを展開

奥川 清久
株式会社ミキモト
情報システム部 部長

創業から100年を超える歴史を誇るミキモト。古くから真珠のトップブランドとして知られる同社だが、現在では様々な分野にビジネスを展開している。
ミキモト 情報システム部 部長 奥川 清久 氏は「ダイアモンドやエメラルドを使ったジュエリー、ステーショナリーやテーブルウェアなど、真珠以外にも多彩な商品を取り扱っております。特にステーショナリーやテーブルウェアは手頃な価格の商品もご用意していますので、ギフトなどにもよくご利用いただいております」と力強く語る。

最近は、海外の一流ブランド企業が日本市場での活動を本格化させている。ミキモトでは、これに負けない充実した商品・サービスを顧客に提供。それと並行して、グローバルなビジネス展開も推進している。奥川氏は「『真珠のミキモト』は世界的ブランドとして確立していますが、今後はジュエラーとしての認知も国際的に広げていきたいですね」と抱負を語る。

データ活用を推進すべく「DB公開システム」を構築

荒井 康宏
株式会社ミキモト
情報システム部 情報システム課 課長

ミキモトではITの活用も積極的に推進している。情報システム部 情報システム課 課長 荒井 康宏 氏は「10年以上前から全社の情報化に着手し、データベースに蓄積された情報を活用し、経営の意思決定をサポートする取り組みを行ってきました」と説明する。
しかし、当時は簡単にデータ活用が行えるソフトウェアがなかったため、ユーザー部門でデータが必要になる度に、情報システム部門に作業を依頼する方法がとられていた。もちろん、データ元が基幹システムのデータベースであるだけに、要求されたデータを簡単に取り出すというわけにはいかない。「臨時帳票出力」と名付けられたこの業務は、常に多くのバックログを抱えていたという。

「しかも、臨時帳票出力だけでなく、定型の出力業務も非常に多かったのです。定型帳票の種類は全部で200種類程度あったと思います」と補足する奥川氏。これらは、情報システム部門にとって大きな業務負担であると同時に、ユーザー部門でも必要な情報がスムーズに入手できないという問題が起きていたのだ。

こうした課題を解消すべく、同社では基幹系データベースをエンドユーザーに公開する仕組みを構築することを検討。「エンドユーザーが必要なデータを自分自身で取り出すことができれば、ビジネスをスピーディーに展開できます。また、我々も本来の業務に集中できるようになります」と荒井氏は説明する。

「DB公開システム」と名付けられたこのシステムは、1996年にプロジェクトが発足。いくつかの製品を候補に挙げて、機能や使い勝手の比較検討が行われた。その結果選ばれたのが、柔軟な多次元分析・帳票作成を特徴としたR-OLAP基盤製品「SymfoWARE Navigator」と高信頼・高性能RDBエンジン「SymfoWARE Server」である。

SymfoWARE Navigatorの使いやすさを高く評価

「SymfoWARE Navigator」を選択した理由について、荒井氏は「最終的に2つの製品に絞り込み、ユーザー部門のスタッフにもチェックしてもらいました。その結果、表イメージでデータを表現できる『SymfoWARE Navigator』の方が見やすく、直感的に使えるという評価が得られました」と説明する。
いくら機能がたくさん装備されていても、実際に業務で利用するユーザーが使いこなせないのでは意味がない。奥川氏も「コンピュータ技術に精通しているスタッフなら問題はありませんが、全部のユーザーがそうとは限らない。高機能でも使い方が難し過ぎる製品はやめようということになったのです」と当時を振り返る。

システムを構築するにあたっては、様々な工夫が盛り込まれた。「本来ならデータの公開範囲を設定して構築作業を進めていくのが普通でしょう。しかし、実際には、ユーザーがどういった形でデータを活用するのか予測できない部分もあります。そこで、できるだけ生データに近い形、つまりトランザクションの内容をそのまま公開するような仕組みでシステムを構築しました」と荒井氏は語る。

この方法は、一般的にパフォーマンスが出にくいといった問題があるが、あえて挑戦に踏み切ったことで、自由度の高い情報活用を行える環境を実現できた。さらに、データベースに格納されたデータ値を用いて設定できる新たな分類キー(管理ポイント)でも工夫を加えることができ、自由度の高い情報活用を強化できた。このことにより、エンドユーザーが独自の視点で自由に情報分析を行えるようになり、大変評判の良いシステムになった。荒井氏は「そういう意味では、判断は間違っていなかったと思いますね」と語る。

システムが稼働したことで、以前のように臨時帳票出力業務に時間を取られることもなくなった。ユーザー部門においても、必要なデータを自分たちで取り出して活用する流れが定着している。「『SymfoWARE Navigator』から取り出したデータをExcelやAccessで再加工するなど、パワーユーザーの域に達しているスタッフが増えています」と語る奥川氏。「SymfoWARE Navigator」の導入は、業務の効率化に加えて、ITリテラシーの向上というメリットももたらしたのだ。

マーケティングなどにもSymfoWARE Navigatorを活用

現在「SymfoWARE Navigator」は、東京地区・中部地区・関西地区の三拠点に導入され、売上・在庫・仕入の全社情報が各拠点に配信されている。エンドユーザーは、拠点のサーバへアクセスし、全社情報を必要な形に加工・活用している。
「営業部門は売上パターンの傾向分析に、商品部門は在庫の状態をチェックするのに利用するなど、各部門が様々な用途に活用しています。宝飾品は多品種少量生産なので、大量のデータを素早く分析できる『SymfoWARE Navigator』は、とても有効なツールとして機能しています」と奥川氏は説明する。

真珠や宝石などの素材を用いるため、1種類の宝飾品の生産数は多くても数百点どまり。その代わり、種類は十数万にも達する。これを手作業で分析することは、不可能に近い。荒井氏は「今では『SymfoWARE Navigator』が動かないと業務に重大な影響が出てしまいます。もはや、我々にとってなくてはならない存在だと言えるでしょう」と強調する。

また、マーケティング系業務にも「SymfoWARE Navigator」を導入。現在はDM(ダイレクト・メール)業務やRFM分析(注1)などに利用しているが、将来的にはOne to One型のCRMを実現する上でも活用していく予定だ。

荒井氏は「今後もWeb化を行うなど、より使いやすいシステムへと発展させていきます。『SymfoWARE Navigator』の活用を進めることで、さらなる業務の効率化や利益拡大を実現したいですね」と期待している。

(注1)前回来店からの経過日数(Recent)、来店頻度(Frequency)、セグメントごとの売上額(Monetary)の関係の分析

システムの概要

株式会社ミキモトのシステム構成
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【株式会社ミキモト様 会社概要】

所在地 〒104-0045 東京都中央区築地一丁目8番9号
設立 1899年3月
資本金 5億円
従業員数 659名(2001年2月現在)
売上高 333億円(2000年8月)
事業内容 「豊かな美をクリエイトする国際的宝飾企業を目指す」を企業理念に、真珠をはじめとするジュエリー、ギフトアイテムなど幅広くビジネスを展開している。宝飾品の分野で日本を代表する企業だけに、厳しい品質管理を実施。数多くの顧客から高い信頼を得ている。世界中の海外店舗を基盤に、さらに意欲的にグローバル展開を推進する計画だ。

コーポレートシンボル

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