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富士通グループ内に散在する購買システムをオープン環境に統合
高速なレスポンスとノンストップの安定稼働を実現

~ビジネスの継続性を追求する高信頼データベース「Symfoware Server」~

富士通株式会社 導入事例


PRIMEQUEST + Linuxのオープン環境にシステム統合し、「ストレスのない業務レスポンス」「バッチ処理時間の短縮」「大幅なコスト削減」を実現

2008年6月20日掲載/PDF 印刷用 PDF版ダウンロード (375KB)


導入事例概要
業種 情報通信業
製品 Symfoware Server Enterprise Extended Edition(データベース)
Systemwalker Service Quality Coordinator(性能管理、キャパシティ管理)
Interstage Navigator(ビジネスインテリジェンス)

富士通株式会社では散在していた「間接材購買システム」を、PRIMEQUEST+Linuxのオープン環境で再構築。グループ100社/約10万人が日々利用しても、照会3秒以内、更新5秒以内という高速レスポンスの実現と共に、システム構築・運用コストを年間約2億5,000万円、購買の調達コストを年間約50億円も削減することに成功した。

導入前の課題   導入による効果

購買システムが部門毎に散在し、購買業務に関わるコストが増大。

システム統合で運用の無駄を排除。コスト削減の活動を合わせ、トータルで年間約50億円を削減。

約10万人が使う大規模システムで、レスポンスと安定稼働を追求したい。

膨大なデータに対し、照会で3秒以内、更新は5秒以内の処理速度を実現。また、導入後はノンストップで安定稼働。

短期間でシステムを構築するとともに、運用面の負荷も軽減したい。

事前に検証されたテンプレートを用い、短期間で構築。扱いやすいGUIで運用も効率化。

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散在する間接材購買システムをオープン環境で再構築

亀田 斉司
富士通CIT株式会社
ITシステムグループ プロジェクト部長

人事・給与や販売などと同様、企業の重要なビジネスプロセスである購買。購買業務の円滑な遂行、購買にかかわるコスト削減を実現するためのポイントの1つが、購買システムの最適化である。

富士通では購買を、製品の製造に必要な原材料や部材を仕入れる「直接材購買」と、事務用品の購入や設備のメンテナンスなどを注文する「間接材購買」の2つに分けている。2004年、富士通グループ全体で、間接材購買のコスト削減に取り組み始めた。

従来、グループ内で3種類の間接材購買システムが存在し、部門ごとに独自プロセスで購買が行われていたため、業務の見直し・統合が求められていた。富士通CIT株式会社 ITシステムグループ プロジェクト部長 亀田斉司氏は「システムを統合し、散在する購買情報を一元化/見える化することで、適正かつ戦略的な購買を目指しました。同時に運用の無駄を省き、購買にかかわるコストを包括的に削減しました」と解決策を説明する。

システム統合により、富士通グループ100社/約10万人が日々利用する大規模システムとなる。また、従来はメインフレームやオフコンを用いていたが、新たに富士通の基幹IAサーバ「PRIMEQUEST」を採用し、IAサーバ+Linuxのオープン環境で再構築することとなった。

従来と同等以上の安定稼働、および性能を実現することはもちろん必須である。しかも、およそ16カ月間以内にという短期構築も命題であった。同システムの中核を担うデータベースにも、当然ながらこのような厳しい条件に応えられる品質が求められていた。

そこで採用したデータベースが、基幹IAサーバに対応した富士通の「Symfoware Server」である。富士通CIT株式会社 ITシステムグループ 経営情報システム部 亀井貴之氏は「データベースが止まると、購買業務全体がストップしてしまいます。その点、Symfoware Serverはオープン環境の大規模システムでも、高い可用性で安定稼働できるので安心できます」と語る。

Symfowareの採用で高速レスポンスとノンストップの安定稼働を実現

亀井 貴之
富士通CIT株式会社
ITシステムグループ 経営情報システム部

2005年春に購買システムの再構築に取りかかり、翌2006年6月にカットオーバー。Symfoware Serverは約550テーブル(ビュー含む)/ 5,900万件のデータ、毎日約1万トランザクションという膨大なデータを処理している。カットオーバーより約2年間、間接材購買業務を高速レスポンスで支えている。

「システム利用者がストレスを感じることなく業務を行える高速なレスポンスはITシステムに欠かせません。数値目標として、照会は3秒以内、更新は5秒以内を掲げています。再構築によってユーザーがグループ全社へと大幅に拡大しても、Symfoware Serverを軸に目標のレスポンスを達成できました」(亀田氏)

さらには、バックアップ/リストアのスピードを大幅に向上。従来はバックアップのバッチ処理に7時間要していたが、Symfoware Server導入後は「従来に比べて、バックアップの処理を3時間短縮し、4時間で終了できるようになりました」(亀井氏)と大幅な効率化を達成している。

性能面に加え、システムの安定稼働を実現している点も大きな導入効果である。「この2年間、データベースが原因でシステムが停止したことは一度もありません。オープン環境の大規模な基幹システムにおいて、安定稼働を実現しました」と亀井氏は自信をのぞかせる。

また、今後、万が一データベースに何らかのトラブルが起こったとしても、クラスタ切り替え機能によって、停止時間を最短とする準備は整えてある。

テンプレート活用で短期構築を実現 高い操作性などで運用工数を大幅削減

Symfoware Serverの運用性の高さも多くの効果をもたらす。亀井氏は実際に2年間運用してきた中で、Symfoware Serverの操作はシンプルで明確であり、GUIで容易に行える点を特に評価する。

「データベース運用に必要な操作が簡単に行えるので、運用工数の削減につながりました。それに操作がわかりやすいので、使い方をすぐにマスターできるのも助かります」(亀井氏)

Symfoware Serverに加え、性能情報を監視するために富士通の「Systemwalker Service Quality Coordinator」なども併せて導入。安定稼働をより効率的に実現するツールも充実している。

一方、システム構築の容易さもSymfoware Serverのメリットだ。富士通が厳選したプロダクトを組み合わせて設計し、安定運用を事前検証したシステム構成のひな形「TRIOLEテンプレート」を活用。本来は高度なスキルと知識が要求されるバックアップ運用などの設計・構築作業を大幅に効率化した。「SEの労力を軽減でき、15カ月という短期間での構築を達成できました」と亀田氏は振り返る。

富士通は購買システムを再構築した結果、「システム構築・運用コストを年間で約2億5,000万円削減できました」(亀田氏)という。その上、BIツール(Interstage Navigator)を用いた分析や業務プロセスの見直しで、年間約50億円の調達コストを削減。Symfoware Serverについては他にも、アプリケーションの互換保証により、将来のアップグレードがスムーズに行え、最新機能を導入しやすい点なども評価している。

今後はユーザー部門のニーズに応じて、システムをより発展させる予定だ。「Symfoware Serverの最新バージョンが搭載する、監査ログ機能を用いたセキュリティ強化などを考えています」と構想を語る亀田氏。

続けて、「富士通では常に、自社製品をグループの重要なシステムへ実践適用しています。そこで培ったノウハウ等をお客様のシステム構築に向けて役立てていくとともに、よりよい製品開発やソリューション提供へ活かします」との姿勢を強調した。これからのSymfoware Serverに一層の期待がかかる。

システム概要

富士通株式会社のシステム構成
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