Windowsシステムのクローンセットアップ中にAPIPA(Automatic Private IP Addressing)のIPアドレスが重複する問題と対処方法

【対象製品】
  • SystemcastWizard Professional
現象

Windowsシステムのクローンセットアップ中に、ターゲットコンピュータ上でIPアドレスの重複メッセージが表示されることがあります。また、マスタコンピュータが同じネットワークで稼働中の場合、そのコンピュータ上にIPアドレスの重複メッセージが表示されることがあります。

現象の詳細
マスタコンピュータが固定IPアドレス運用の場合

以下のいずれかの状況において、リストア後の最初の起動時にIPアドレスの重複が検出されます。

  • マスタコンピュータが同じネットワークで稼働しているとき
  • 複数のターゲットコンピュータを同時にクローンセットアップしているとき

これは仕様であり、その後自動的に展開ツール(Sysprep)が実行されて、重複は解消されます。

マスタコンピュータのネットワークインターフェースが全てDHCP運用の場合

DHCPサーバが存在しないネットワークが存在すると、クローンセットアップ中にIPアドレスの重複メッセージが表示される場合があります。このとき、メッセージが表示されたコンピュータ上でイベントログを参照すると、重複したIPアドレスは、WindowsのAPIPA(Automatic Private IP Addressing)で使用される「169.254.n.n」(nは1〜254の数字)であることがわかります。

その後APIPAの自動調整機能によって、すぐに別のIPアドレスに変更され、IPアドレスの重複は解消されます。

回避方法
マスタコンピュータが固定IPアドレス運用の場合

マスタコンピュータが同じネットワークで稼働していない場合、この現象は一時的なものなので、対処の必要はありません。

マスタコンピュータが同じネットワークで稼働している、あるいはどうしても当現象を発生させたくないのであれば、マスタコンピュータを一旦DHCP運用に変更してから、イメージを採取することで回避することができます。

マスタコンピュータのネットワークインターフェースが全てDHCP運用の場合

APIPAの機能によってIPアドレスが自動調整されるため、対処の必要はありません。

どうしても当現象を回避したい場合は、マスタコンピュータでAPIPAを無効にしてから、イメージを採取してください。APIPAの無効化などの詳細は、Microsoft社の新しいウインドウが開きます技術情報(Article ID: 220874など)を参照してください。

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