■Windows Server 2012 留意事項 =======================================================================  [対象製品]   Interstage Studio Standard-J Edition V11.0 ----------------------------------------------------------------------- 本書は、Microsoft(R) Windows Server(R) 2012で本製品を使用する場合の 留意事項を記したものです。 本書は、以下の構成で記述しています。 【1】本製品のドキュメントに関する留意事項 【2】スタートメニューに関する留意事項 【3】ワークベンチ使用時の留意事項 【4】JBKプラグイン使用時の留意事項 【5】JBK GUIライブラリの留意事項 【6】JDK使用時の留意事項 【7】アプリケーションサーバの留意事項 ■略語表記について 本書では、製品名を次のように略記しています。あらかじめご了承ください。 ・「Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Foundation」、 「Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Standard」および 「Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Datacenter」 -->「Windows Server 2012」 ・「Windows(R) Internet Explorer(R)」 -->「Internet Explorer」 ・「Java Development Kit」、 「Java 2 SDK, Standard Edition」および 「Java SE Development Kit」 -->「JDK」 なお、本書では、上記製品の(R)およびTMは省略しています。 ■留意事項 ----------------------------------------------------------------------- 【1】本製品のドキュメントについて - ドキュメント中のOSに関する記述は、次のように読み替えが必要な場合があ ります。 ・「Windows Server 2008」 -->「Windows Server 2008およびWindows Server 2012」 ・「Windows Server 2008 R2」 -->「Windows Server 2008 R2およびWindows Server 2012」 ・「Internet Explorer 9」 -->「Internet Explorer 9およびInternet Explorer 10」 ----------------------------------------------------------------------- 【2】スタートメニューに関する留意事項 - Windows Server 2012にはスタートメニューはありません。本製品のドキュ メント上のスタートメニューに関する記述は、"アプリ画面"に読み替えて ください。 - アプリ画面には、次の2つの"ソフトウェア説明書"が登録されます。 + Interstage Studio Standard-J Edition V11.0.0 ソフトウェア説明書 + J Business Kit V6.2L10/V7.0L10 ソフトウェア説明書 - 本製品をインストールしたユーザのスタート画面には、アプリ画面に登録さ れたショートカットのうち、アプリケーション(ファイルの拡張子がEXEのも の)だけが登録(ピン留め)されます。他のショートカットも必要である場合、 アプリ画面からピン留めしてください。 別のアカウントのスタート画面にも表示したい場合は、そのアカウントでサ インインしたあと、アプリ画面からピン留めしてください。 - ビルトインAdministratorアカウントでは、アプリ画面に登録された以下の ドキュメントを参照できません。 + FJQSSユーザーズガイド + アンインストールについて + XMLプロセッサ(Java)リファレンス *1 + XMLプロセッサ2(Java)リファレンス *1 + XSLTリファレンス *1 + 開発ガイド *1 *1: アドオンコンポーネントである「Fujitsu XMLプロセッサ」をインスト ールした場合に登録されます。 アプリ画面から参照しようとすると、以下のメッセージが表示されます。 --------------------------------------------------------------- このアプリを開けません ビルトインAdministratorアカウントを使って、Internet Explorerを 開けません。別のアカウントでサインインしてやり直してください。 --------------------------------------------------------------- アプリ画面から参照可能とするためには、以下の操作をあらかじめ実施して ください。 + Internet Explorerのインターネットオプションを開き、[プログラム]タ ブで"リンクの開き方"を[常にデスクトップ上のInternet Explorerで]に 変更する。 ----------------------------------------------------------------------- 【3】ワークベンチ使用時の留意事項 - ヘルプ表示用の外部ブラウザがInternet Explorer 10である場合、ヘルプを 表示した際に、レイアウトが崩れ正常に表示されないことがあります。 この場合、Internet Explorerのアドレスバー上にある[互換表示]アイコン をクリックしてください。 - ワークスペースのフォルダ名にIVS文字が含まれていると、ソースファイル の編集やビルド時にエラーが発生するなどの不具合が発生する場合がありま す。 ワークスペースのフォルダ名にはIVS文字を含めないようにしてください。 ----------------------------------------------------------------------- 【4】JBKプラグイン使用時の留意事項 - 新しいWindows UIバージョンのInternet Explorer 10では動作しません。 新しいWindows UIバージョンのInternet Explorer 10でJBKプラグインが埋 め込まれたHTMLページを表示した場合、該当部分は何も表示されません。 この場合、アプリバーの[ページツール] > [デスクトップで表示する]を選 択して、デスクトップ版のInternet Explorerの表示に切り替えてご使用く ださい。 - Internet Explorer 10で動作するアプレットを使用する際、以下の留意が 必要です。 終了時問い合わせ機能を使用して、アプレットの破棄をキャンセルしても 画面が消えてしまいます。また、この場合、ウィンドウが消えてもプロセ スは残ったままになります。 [発生条件] PluginAppletCallbackインタフェースを実装し、destroyRequested()メソ ッドでfalseを返すアプレットである。かつ、タブまたはウィンドウを閉 じた場合 [対処方法] destroyRequestedを使用する場合は、trueを返すようにして終了処理の抑 止を行わないでください。 または、以下の対処を行ってください。 ただし、以下の対処を行っても、一旦falseにしたあとtrueを返すように した場合はウィンドウが閉じなくなります。 アプレットを貼り付けているHTML側でonbeforeunloadハンドラを実装して ください。 - HTMLがInternet Explorer 10互換表示モードではない場合、アプレットか らのJavaScript呼び出しが失敗します。 [対処方法] 互換表示モードでアプレットを表示してください。 ----------------------------------------------------------------------- 【5】JBK GUIライブラリの留意事項 - JBK GUIライブラリの文字入力部品で以下のどちらかの操作をすると、 setInputMode(int mode)で指定した入力モードに切り替わらない場合が あります。 [操作1] 1) 以下のいずれかの部品に対してsetAutoIME(true)を指定する。 + JFChoice + JFField + JFFieldDate + JFFieldDouble + JFFieldFilled + JFFieldFilledDate + JFFieldLong + JFFieldString + JFFieldRichString + JFTextArea 2) 1)の部品に対してsetInputMode(int mode)メソッドで日本語入力システム の入力モードを指定する。 3) メモ帳等の他のアプリケーションから、2)の部品にフォーカスを移動する。 [対処方法] 以下の手順で、入力の切り替え機能の設定を変更してください。 1) [コントロール パネル] を開きます。 2) [時計、言語、および地域] から [言語]-[詳細設定]をクリックします。 3) [入力方式の切り替え] の [アプリウィンドウごとに異なる入力方式 を設定する] チェックボックスをオンにします。 4) [保存] をクリックします。 [操作2] 1) フレームの文字入力部品に手動(*)で、IMEの入力モードまたは、 変換モードを標準の状態から変更する。 *)プログラムの場合も同様。 2) 以下のいずれかの部品に対して、setAutoIME(true)を設定する。 + JFChoice + JFField + JFFieldDate + JFFieldDouble + JFFieldFilled + JFFieldFilledDate + JFFieldLong + JFFieldString + JFFieldRichString + JFTextArea 3) 2)の部品に対してsetInputMode(int mode)メソッドで日本語入力システム の入力モードに、「MODE_ZENKAKU | MODE_HIRAGANA」を設定する、または setInputMode(int mode)メソッドで日本語入力システムの変換モードに 「MODE_SENTENCE_CONVERT」を設定する。 4) 3)の部品があるウィンドウを表示する。 [対処方法] ありません。随時、修正を提供予定です。 - JBK GUIライブラリの文字入力部品で以下の操作をすると、 setInputAssist(int)によるIMEの変換モードの自動切り替えが動作しない 場合があります。 1) フレームの文字入力部品に手動(*)で、IMEの入力モードまたは、 変換モードを標準の状態から変更する。 *)プログラムの場合も同様。 2) 以下のいずれかの部品に対して、setAutoIME(true)を設定する。 + JFChoice + JFField + JFFieldDate + JFFieldDouble + JFFieldFilled + JFFieldFilledDate + JFFieldLong + JFFieldString + JFFieldRichString + JFTextArea 3) 2)の部品に対してsetInputAssist(ASSIST_TYPICAL)を設定する。 4) 3)の部品があるウィンドウを表示する。 [対処方法] ありません。随時、修正を提供予定です。 ----------------------------------------------------------------------- 【6】JDK使用時の留意事項 - Java SE 6/Java SE 7のシステムプロパティ"os.name"の値が正しくありませ ん。 ----------------------------------------------------------------------- 【7】アプリケーションサーバの留意事項 - アプリケーションサーバ機能に関する留意事項は、Interstage Application Serverの対応情報を参照してください。 -以上- ======================================================================= [修正履歴] 2014/01/10:第3版(【4】【5】の留意事項を修正および追記しました。) 2013/01/25:第2版(【3】に留意事項を追記しました。) 2012/11/22:初版 Copyright 2012-2015 FUJITSU