■ユーザ固有のフレームワークでの開発(事例)
ユーザ固有のフレームワークの開発事例についてご紹介します。本事例ではEJBでの開発のセッション部分(SessionBean)を生成します。
大規模開発のプロジェクトにおいて、ソースの雛形を提供しそれをもとに各開発者がプログラミングを行ってコーディングでの標準化の促進・品質の向上を保つことがよく行われます。
この時、雛形には以下のようなものが盛り込まれます。
-
コーディング規約(開発資産全体での規約の統一)
-
コメント規約(可読性の高いソース)
-
エラーハンドリング方法(品質の向上)
-
DBアクセス方法(品質の向上)
-
トランザクションの方法(品質の向上)
-
変数宣言方法(可読性の高いソース)
-
・・・・
各開発者はソースの雛形をもとに必要な個所を変更し、自分のプログラミングを開発していきます。
■問題
標準化グループが提供した雛形ソースを各開発者がソースの内容を理解し、どこを修正すればよいか理解する必要があります。
■標準化グループ
本事例では下図の左上の雛形ソースを元に必要な個所に穴をあけ、各開発者が表ドキュメント(CBS*1)定義書)を作成することにより、左下のソースを生成するようなCAAコンポーネントを作成しました。このような雛形ソースの規定や穴あけなどの作業は標準化グループによって実施されます。
雛形には、Javaソースのコメントの記述、JavaDocの記述、EJB規約、DBアクセスの方法、エラーハンドリングの方法などの例が記載されています。
*1)CBSは、ComponentAA/BRMODELLERのアーキテクチャにしたがったセション管理を行うコンポーネントの名称

■各開発者
各開発者は以下のような表ドキュメントの設計書に必要な情報を埋め込み、「ソースコード生成」というメニューを選択すれば、(4+α)個のSessionBeanのソースおよびそれに付随する電文が出力されます。(ここで、αはセッションのパラメタとなる電文の数に依存します)
表ドキュメントはそのまま設計書として納品されます。
出力されたソースにはコメント、エラーハンドリングなどが記載されているので、各開発者は出力されたソースの各ソース固有の正常系部分のみコーディングすることになります。

※上記例ではEJB1.0のSessionBeanを生成しています。その他に事例として、以下のものがあります。
- EJB1.1のSessionBean(ejb-jar.xmlを含む)を生成する例
- Java&CORBA連携のためのIDLを生成する例
いづれもどのような開発環境・実行環境にするかに依存して出力する内容が異なります。
|