ミドルウェアのプロに聞く
Systemwalker技術者
鈴木 収 様

会社名 : 株式会社富士通北海道システムズ
会社概要
地場のお客様をメインとし、システム運用開発、メンテナンスを行い、社会の形成に貢献しています。また、首都圏のユーザー様も増え、全国に人材を配置しています。
所属 : 第三システム事業部 第一基盤共通ソリューション部
資格
- Systemwalker Certified Professional ライフサイクル管理 V12
- Systemwalker Master ライフサイクル管理 V10
- Systemwalker Master Grade II
担当業務 : IDC(インターネットデータセンター)の運用、SEへのSystemwalkerの技術/運用管理設計の支援
1. Systemwalker認定資格を取得しようと思ったきっかけは何ですか。
弊社はSystemwalkerのサポートセンターを運用していますので、技術ノウハウは必須と思い、また、自分自身のスキルを試すためにもチャレンジしました。
2. Systemwalker認定資格を取得されたメリットについてお聞かせください。
資格を取得したことにより、名刺に「Systemwalkerコンサルタント」と表記していますので、その訴求力効果は大変大きいです。お客様に好印象を与えることができ、担当として信頼していただくことができます。
3. あなたの得意分野を教えてください。
業務システムの運用管理のコンサルティングです。お客様からの要件を聞き、それに対して適切なアプローチができます。
4. ご担当された代表的なシステムについて教えてください。
電信電話会社のインターネットを使ったストリーミングシステムの中の運用管理として、Systemwalkerを使用した監視システムを構築しました。

システム構築のポイントは、以下のとおりです。
各レイヤーに配置されるサーバにはSystemwalker Centric Managerのエージェントをインストールし、各種ログをアラームとして運用管理サーバに通報。
各種ネットワーク機器はSNMP-TRAPの監視を行い、ポート毎の障害監視を実施。
ファイアフォールで隔離された各運用管理センターに運用管理サーバのイベントを運用管理クライアント機能にて監視。データセンターでは運用管理センターの物理的な距離の弊害をなくし、リアルタイム監視を実現。
運用管理サーバのホットスタンバイ化。
クラスタシステムのSystemwalker Centric Manager標準機能以外の監視。
各イベント一件一葉の詳細対応手順書作成(ST/IT時より情報収集)。ワンストップの障害対応ルーチンの確立。
5. システムを構築された背景はどのようなものだったのでしょうか。
当初はSystemwalkerによるネットワークの監視だけ構築し、その他のサーバの監視はお客様の既存システムで代替させるという案でした。
しかし、(独自で作成したご紹介資料で)Systemwalkerの機能をお客様へ説明したところ、Systemwalkerを大変気に入っていだだき、最終的にはSystemwalker Centric Managerのすべての機能を導入していただけることになりました。
6. 導入されたシステムをお客様はどのように評価されていますか。
お客様は導入後の対応を大変重視します。そこで導入後も、お客様にSystemwalker Centric Managerをもっと深く使ってもらいたい、障害対応を楽にさせてあげたいということから、チームリーダーとして以下の対応を行い、非常によい評価をいただいております。
- 顧客運用管理センターとの連携
- アプリケーション部門とのPT時のエラー情報吸い上げ
- 基盤部分からのエラーメッセージ吸い上げ
- ネットワークグループからのIT時のエラーメッセージ吸い上げ
- 吸い上げた各メッセージを元に障害対応手順書作成
障害対応手順書については、試験時に発生したエラーメッセージを1件1件記録し、その対処について、お客様の立場になって作成しました。また、この障害対応手順書は、他のシステムにも使えることから、その後も横展開され、他のプロジェクトでは標準ドキュメントにもなっています。
7. 新たなシステムを提案/構築するうえで、特に重視された点をお聞かせください。
重視した点は、以下の2点です。
システムの安定稼動
運用管理サーバは1台でしたが、システムの安定稼動を考慮し、もう1台運用管理サーバを増設しました。1台が壊れてしまっても、もう1台で運用できるので安心です。製品の機能改善
製品機能として明らかに不足している部分をお客様と共に富士通のソフトウェア事業本部に、新機能として提案しました。富士通が提案を受け入れ、Systemwalker Centric Manager V13のEnterprise Editionに 「システムの統合監視」という新機能として追加されました。
8. 「Systemwalker」の製品としての評価はいかがでしょうか。
使い易く、よい製品だと思います。ただ、機能が多くなりすぎた感じがします。Systemwalkerの前身「MpWalker」を知っている者としては、「MpWalker」の機能だけで充分な場合も多々あります。大きくなりすぎて、価格が高くなっていますので、お客様が引いてしまうことがあります。 ITILの体系に沿って製品をラインナップしているということは分かっていますが、「これを実現したいお客様には、この製品ですよ」と提案できるよう、もう少し範囲を狭めた商品になるとよいと思います。キーポイントで機能を利用してもらえれば、SEとしても売り込み易いです。
9. 鈴木様がお薦めする、Systemwalkerの使用方法や機能をご紹介いただけますか。
Systemwalkerは、以下の機能が便利だと思っています。
ネットワーク図の作成が容易にできる
論理マップ作成機能を利用して運用形態に合わせたネットワーク図を容易に作成できるという点は、大変便利だと思っています。特にデータセンターのように画面をずっと監視しなくてはいけないお客様に薦められる機能です。統合監視画面での監視
各管理製品の運用状況を統合画面に連携して、画面1枚に表示することができるので、障害が発生した場合、状況を一目で把握でき、操作性を向上させることができます。他社には統合された画面がないので、便利だと思います。
10. Systemwalker認定資格取得により、業務上役立っている例やお客様に技術力をアピールする機会はありましたか。
「FMCP認定資格を持っていたことでお客様から指名され、システムを構築したことがあります。」という話をお客様に伝えると、安心感を与え、信頼を得ることができます。
11. これからFMCP認定資格の取得を目指す方へのアドバイスなどがありましたらお願いします。
販売制度の話も出題されていますが、問題の中にはSystemwalkerのウィンドウを開いて定義したことがないとわからない問題がでています。構築経験なしで試験を受けようとすると、合格する確立は低くなると思います。知識だけではなく、実践を通してスキルを身に付けることが大切だと思います。
12. 認定制度についてのご要望やお考えがありましたら教えてください。
FMCP認定資格には、製品知識と運用知識が必要だと思っています。テストの得点が合格点に達すればよいというだけではなく、導入実績などについてヒアリングし、それに相応しい人材であれば認定する、最上位資格レベル(プレミア資格)があってもいいのではないでしょうか。
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