富士通

ミドルウェアのプロに聞く

Systemwalker技術者
平林 哲史 様


会社名株式会社富士通鹿児島インフォネット

会社概要

JA鹿児島県連、金融、小売、流通、学校、自治体、医療(健診)など鹿児島地区のあらゆる業種分野において、お客様のシステム開発・サポートを行い、地域の情報化に貢献しています。 自社にIDC(インターネットデータセンター)の設備をもち、セキュリティが保たれたセンターの中で、お客様の運用・保守サービスおよびお客様のご要望にお応えするさまざまなITビジネスソリューションを提供しています。

所属 : 公共ソリューション部

資格

  • Systemwalker Master Grade II
  • Interstage Master Grade II

担当業務 : 共通技術、共通基盤システムの設計/構築/稼動後の維持/サポート


1. Systemwalker認定資格を取得しようと思ったきっかけは何ですか。

教育を推進する担当者が基盤システムの出身者ということもあり、全社的にFMCPの資格取得が推進され、受験機会を与えてもらいました。教育担当者は、皆が資格取得できるよう学習教材などを揃え、受験のための対策環境を整えてくれたため、合格することができました。
また、弊社はFMCP資格だけではなく、厚生労働省の国家資格(ビジネスキャリア制度)や他社のベンダー資格の取得者も多く、厚生労働省外郭団体の機関誌にも掲載されたことがあります。

2. Systemwalker認定資格を取得されたメリットについてお聞かせください。

商談の際に、資格を取得していることで、「Systemwalkerのプロ」であると胸を張って言えるため、お客様に安心感を与えられるということが大きなメリットだと思います。
特にグローバルスタンダードにこだわるお客様もいらっしゃいますので、公的資格であるFMCPを取得していることは、自分自身および会社にとっても有益であると思っています。
また、FMCP資格者の特典であるSystemwalker Cafeがお客様のサポートの際に役立っています。サポートデスクを使えないSEの方にとっては、気軽に質問ができるSystemwalker Cafeは非常に助かるのではないでしょうか。

3. あなたの得意分野を教えてください。

OSでは、UNIX系が得意です。特に、過去5年間に大規模な基幹系システムの基盤を担当し、InterstageSystemwalkerSymfowareを問わず、さまざまなミドルウェアを組み合わせて核となる基盤の部分を構築したという自信があります。 また、稼動後の維持も対応していますので、運用面に関しても得意としています。

4. ご担当された代表的なシステムについて教えてください。

自治体様向けの基幹システムの開発を担当しました。プラットフォームはUNIXで、センターサーバと複数の部門サーバ、端末という形で3階層の分散システムです。アプリケーションサーバにInterstage Application Server、 運用管理にSystemwalker Centric ManagerSystemwalker Operation Manager、帳票管理にInterstage List Creator、 外字を含む文字運用管理にInterstage Charset Managerを採用し、このようなミドルウェアを組み合わせて、大規模基幹システムの核となる基盤システムを構築しています。

自治体様システム構成図

5. システムを構築された背景はどのようなものだったのでしょうか。

業務システムの開発を先に受注し、その後、他社製品と比較検討を行ったうえで、お客様に富士通のミドルウェアを選定していただきました。

6. 導入されたシステムをお客様はどのように評価されていますか。

基盤系のミドルウェアということで、動いて当然というところがあり、業務システム全体を含めて富士通の評価になります。業務のフロント部分やミドルウェアトラブルに起因する業務システムのトラブルがなく、ご迷惑を掛けていないことからも、高く評価していただいています。

7. 新たなシステムを提案/構築するうえで、特に重視された点をお聞かせください。

鹿児島県は離島が多く、台風が多いことから、お客様が分散システムに非常にこだわりをもたれていました。また、お客様は、以下の要件をおもちでした。

  • 遠隔地に部門サーバがあり、センターとのネットワークが切断された場合は部門サーバしか見れないが、部門サーバで独立運用を行い、かつデータの整合性を保った運用を可能にしたい。

  • 台風による停電やハードトラブルで遠隔地の部門サーバが利用できない場合に、センターサーバ側で部門サーバの代替をする運用を可能としたい。

上記要件の実現に向けては、非常に難しい制御が必要であり、データの整合性を保ち、いかに分散システムを構築するか、リカバリーを含めた運用を考える点に苦労しました。 製品開発部門である富士通のソフトウェア事業本部や共通技術本部と共同で設計を行い、他に類を見ないシステムを構築することができました。

8. 導入いただいたシステムの拡張計画など、今後の展開としてはどのようにお考えですか。

2001年に稼動したシステムが来年更新時期を迎えます。目的は最新機器への入れ替えですが、サーバ、クライアントのOS、ミドルウェアのバージョンアップが発生するため、来年に向けた準備、ミドルウェアの非互換の部分を調査しているところです。

9. 「Systemwalker」の製品としての評価はいかがでしょうか。

「Systemwalker」の前身である「MpWalker」から使っています。当時の製品は、色々な製品を寄せ集めたという印象があり、環境の理解、設定も含めて非常に複雑だったと記憶しています。 しかし、「MpWalker」から「Systemwalker」に変わってからは、年々使い易くなってきています。フィールド、お客様の意見を取り込んで、よい方向にバージョンアップしているところは非常に高く評価しています。
反面、以前と比べると製品の単価も上がり、プロセッサライセンスになっているため、当時は1本買えばよかったものをプロセッサ数分買わなくてはならないといった、コストパフォーマンス面では考えるものがあります。

10. 平林様がお薦めする、Systemwalkerの使用方法や機能をご紹介いただけますか。

Systemwalker Centric Managerのクライアントの環境設定を退避、復元する機能をお薦めします。
構築、展開作業時に、サーバの本設置より先に端末500~600台を展開する必要がありました。当時は、運用管理サーバや部門サーバがない中でポリシー配付機能を利用できないため、資源配付やリモート操作の環境設定を1台1台、手で設定しなければなりませんでしたが、 現在は、環境の退避機能があり、GUIで簡単に戻せるようになりました。マスタ環境を事前に作成しておけば、ディスク障害があった後のリカバリーにも使え、非常に役立っています。

11. 今後のキャリアプラン、FMCP認定資格の取得目標などはありますか。

ミドルウェアでも色々な製品がありますが、今は基本的な機能しか使っていませんので、Web系、Linux系など、自分の弱いところを強くし、基盤のスペシャリストとして成長したいと思います。
FMCP認定資格は、基本の資格しか取得していませんが、今後は色々なProfessional資格を取得し、技術力をアピールしたいと思っています。

12. 認定制度についてのご要望やお考えがありましたら教えてください。

以前は他社のデータベースを使っていましたが、最近はSymfowareを利用する場面が多くなっています。
他社データベースのベンダー資格はありますので、Symfowareのスキルを確認する場として、ぜひSymfowareの認定資格を立ち上げてください。


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