富士通

SOAフォーラム2005
サービス指向アーキテクチャーがビジネスにもたらすインパクト

ソフトウェア事業本部 ミドルウェアソリューション事業部長代理
仲川 眞弘

システムライフサイクル全般の期間短縮を見据えた取り組みが必須

SOAによるアプローチによって目指すもの。それは、変化に強い企業システムの構築に他ならない。そのためには、システムライフサイクル全般の期間短縮を見据えた取り組みが必須。
富士通では、そこで必要とされる統一化されたインターフェースの確立、あるいはビジネスプロセスおよびシステムの可視化を実現するため、開発環境やミドルウェアのさらなる強化を進めている。[2005年10月20日掲載]

開発・実行・モニタリングの強化と連携によりシステム構築期間を平準化

一般に、システム構築が一次、二次、三次と繰り返されるにつれて、企業システム自体は拡大、複雑化してしまう。その結果、分析・設計やテストに関わる負荷は増大。構築期間のさらなる長期化といった事態を招くことも多い。これに対し、富士通の仲川眞弘氏は「開発、実行、モニタリングの各側面を強化しながら、互いに連携。それにより、構築時の分析・設計やテストなどに関わるコストを平準化し、構築期間を短縮する。これが富士通のSOAに対するアプローチです」と話す。

その実現のため、同社では、(1)業務レベルで統一されたインターフェースを確立するための開発環境の強化。(2)統一されたインターフェースを介して現行のアプリケーションを活用するための実行系ミドルウェアの整備。そして(3)ビジネスプロセスや連携システムを可視化するためのモニタリング系ミドルウェアの整備という3つの取り組みを進めている。

ビジネスドキュメント開発に関するスーパープランナの負荷をITで軽減

まず(1)開発環境の強化だが、システム連携を実現する統一インターフェースの設計のためには、異なる複数の業務担当者間でインターフェースの調整など、煩雑な作業を行わなければならない。そこで、欠かせないのが部門間のつなぎ役として、調整を集中的に司る「スーパープランナ(世話役)」の存在だ。しかし、このスーパープランナには、各インターフェースの共通項目の洗い出しや、その変更管理など、ビジネスドキュメント開発において、多大な負荷がかかってしまう。

「その負荷をITによって、いかに軽減できるかが重要となります」と仲川氏。富士通では、企業のビジネスドキュメントの蓄積、伝票国際標準化技術の導入、ビジネスドキュメントの辞書化などを核とした統一インターフェースの設計・保守を支援するための開発環境を提供している。

次に(2)実行系の強化に関しては、バックエンドにある現行アプリケーションやパッケージをEAI等で統合。それらの機能をサービス単位で組み合わせて、サービスをワークフロー技術によって連携させる。さらには、統一インターフェース化を図ってWebサービスとして提供していくというシナリオを描いている。そして、それに必要な各種ミドルウェア機能をJ2EEアプリケーションサーバ「Interstage(インターステージ) V7」上のフレームワークとして提供している。

最後に、(3)モニタリング系の強化については、“誰が、いつ、何を”という5W1Hの情報を格納したイベントデータベースとソフトウェアバスを中核に、システムとプロセスの関係を明確化。それにより、業務プロセスの可視化と顧客価値の視点からのプロセス評価の実現を目指している。

「SOAとは、これまでシステム上に蓄積されてきた経験やノウハウを共有・継承するためのアプローチと言えます」(仲川氏)。富士通ではSOAを通して、同社が培った経験、ノウハウをユーザーと共有。さらに高度なソリューションを提供していく構えだ。

[図] SOAに向けた富士通の実行系ミドルウェアの強化

現行アプリケーションやパッケージをEAI等で統合するとともに、その機能をサービスとして切り出して
ワークフロー技術で連携し、統一インターフェース化を図ることが目指されている。

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本記事は、2005年6月に、「日経コンピュータ」「日経ソリューションビジネス」「日経NETWORK」「日経システム構築」に、記事広告として掲載されたものです。

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