
[2008年2月15日掲載]
企業がブレードサーバを採用する動きが本格化しています。設置スペースの削減、サーバ構成の均一化、仮想化と組み合わせることで運用の多様性が向上するなど、ブレードサーバは企業にとって大きな魅力があります。
しかしブレードサーバでは、サーバの増設や交換、サーバ障害の特定から予備サーバへの短時間での切り替えなど、ブレードサーバに特化した運用管理ソフトウェアが重要です。ブレードサーバでの定常的な運用操作を自動的に実行する仕組みが用意されていれば、導入・増設から運用、保守に渡る運用のライフサイクルを省力化できます。
Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Editionは、ブレードサーバならではの運用ノウハウまで組み込んだ、運用自動化・簡易化ソフトウェアです。
ブレードサーバと従来からのラックサーバを比較検討する企業は多いでしょう。ブレードサーバは、設置スペース、消費電力などの大きなメリットがあります。機能ごとに個別に運用しているサーバを共用する、あるいは仮想化ソフトウェアを導入することで、サーバ台数を減らす集約メリットも得られます。
しかし、同時に仮想化も適用した場合には、管理対象となる仮想サーバが増えた分だけ、運用管理の対象も増加します。そのままでは、OSのインストール、サーバ障害時の復旧などの運用管理の作業が簡略化されるわけではありません。
一人で管理するサーバ台数は増加し、今後も管理対象となる物理/仮想サーバの台数が増えることは確実です。これらを従来の個別のサーバと同等のやり方で管理すると、管理工数を減らすことができません。
人的な負荷だけにはとどまりません。企業が導入するサーバ機器のTCO(導入から廃棄までのライフサイクルでの総費用)に占める運用管理コストは、図1のように、現在では4割に達する状況です。ブレードサーバ導入の際には、運用管理を効率化できるソフトウェアの採用がポイントになります。
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コラム:ブレードサーバはラック型サーバとどう違うの?

(注1)富士通独自の調査による総所有コスト(TCO)の構成比。要員コストの占める比率は40%、運用管理だけに限定しても21%を占める。
【図1 : ブレードサーバと運用管理の関係】
総合運用管理ソフトウェア:Systemwalker
ブレードサーバの運用管理を自動化:
Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition
ブレードサーバ:
TRIOLE BladeServer
ブレードサーバと運用管理ソフトウェアを組み合わせることで、多くのメリットを得られます。
第1のメリットは、ネットワーク設定の工数の削減です。ブレードサーバはネットワーク装置を内蔵しているので、ケーブルによる配線を大幅に減らすことができますが、代わりにネットワーク装置の設定が必要になります。運用管理ソフトウェアと組み合わせることで、VLANの設定が簡単になるので総合的な工数を削減することができます。
第2は、ブレードサーバを採用すると、均一なサーバ環境に統一できる点です。ハードウェアの違いを意識して保守・管理する必要がなくなります。運用管理ソフトウェアでシステムイメージを一括配信すれば、OSのインストールなどを省力化できます。
第3は、管理モジュールにより集中管理・監視を行う機構がブレードサーバには搭載されている点です。運用管理ソフトウェアの画面上で一括して監視できるとともに、すべてのサーバを同一の操作で運用できます。
第4は、SANブートです。サーバ障害などの際には、あらかじめ運用管理ソフトウェアで設定した内容に基づいて、自動的にサーバを切り替えて復旧することができます。とくにダウンタイムを短縮する大きな効果を得られます。
第5は、離れた場所に設置している場合でも、リモートで作業ができる点です。リモートバックアップ機能を持つ運用管理ソフトウェアを使うことで、忙しい担当者の移動を減らすことができます。
富士通のブレードサーバ運用管理ソフトウェアSystemwalker Resource Coordinator Virtual server Editionは上記で示した機能を備え、ブレードサーバの運用性と可用性を引き出すことができます。
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Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition 特長
Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Editionの最大の特長は、物理サーバと仮想サーバをひとつの運用管理ソフトウェアで一元的に管理できることです。サーバ構成の「見える化」と、運用操作の一元管理が可能になります。
Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Editionを採用すれば、ブレードサーバに添付された管理ソフトウェアと、仮想化ソフトウェアの管理ソフトウェアを使い分ける必要がなくなります。ひとつの運用管理ソフトウェアですむことから、定常的な運用操作は1種類覚えるだけですみます。
統一された運用管理ビューは「見える化」を追求した画面になっています。物理/仮想サーバを問わず、同一の画面に可視化することができます。統一された運用管理ビューの提供により、物理・仮想の混在環境を一括して管理し、サーバの起動・停止といった定常的な業務を、物理・仮想の違いを意識することなく同一の操作で行うことができます。
障害が発生すると、画面上でわかりやすく状況を把握することができます。ハードウェアの故障が影響する仮想サーバの特定も簡単にでき、すばやく原因究明や対処の作業に移れます。
基本的な操作はSystemwalker Resource Coordinator Virtual server Editionで行い、仮想化環境の高度な操作を行いたい場合にはSystemwalker Resource Coordinator Virtual server Editionの画面からVMware管理ソフトウェアを起動するという使い分けも可能です。
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【図2 : Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Editionの特長】
業務負荷に応じて構成変更を柔軟に行うことができるのもブレードサーバの大きな魅力です。Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Editionを採用してサーバ増設を行う場合には、多くの手順を自動で行うことが可能になります。
当社の試算によると、従来のラックサーバで増設する場合に456分を要した作業を、Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Editionでは39分で完了でき、約10分の1にまで短縮できます。また、ブレードサーバの交換時もI/O仮想化により、SANの変更が不要になります。もちろん、既存のストレージ環境への接続も可能です。
障害の発生したサーバを予備サーバへ切り替える際の柔軟性も大きくなります。ブレードの一部を予備サーバとして待機させておくことにより、サーバ障害時に予備サーバに自動的に切り替えることでダウンタイムを短縮できます。復旧にかかる時間を、予備サーバへボリュームを切り替えるSANブート方式では人が作業する場合に比べて約4分の1に、予備サーバへバックアップをリストアするローカルブート方式では約6分の1にまで短縮できます。
また、サーバの切り替えの定義も簡単に行うことができます。その際に、スクリプトなどを作成することなく、簡単に事前の定義が行えるようになっています。
Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Editionを採用することで、ブレードサーバの運用管理ソフトウェアをひとつに集約でき、その自動化の機能により作業時間や人的負荷を軽減できるのです。これらにより、導入から運用までのトータルコストの抑制につながります。
ブレードサーバの運用管理のノウハウまで組み込んだ“自動化”ソフトウェア。それが、富士通のSystemwalker Resource Coordinator Virtual server Editionです。
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【図3 : Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Editionのサーバ運用の自動化機能】

【図4 : Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Editionのメイン画面】
[用途例1]
ブレードサーバ集約により、運用管理の一元化と省スペース、省電力の実現
予備サーバによる業務復旧時間の短縮(ローカルブート構成)

【図5 : サーバ物理集約(ローカルブート)】
[用途例2]
ブレードサーバ集約により、運用管理の一元化と省スペース、省電力、可用性、信頼性を向上
予備サーバによる業務復旧時間の短縮(SANブート構成)

【図6 : サーバ物理集約(SANブート編)】
総合運用管理ソフトウェアSystemwalker
ブレードサーバの運用管理を自動化するSystemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition
富士通の運用管理ソフトウェアSystemwalkerは、ワークグループレベルから超大規模システムまで幅広いマシンを対象とした製品群です。いずれの場合も、システムを1ヶ所から集中的に管理でき、電源投入から業務運用、電源切断まで自動化できます。
Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Editionは、Systemwalker製品群の中でブレードサーバの仮想化を担当する製品です。ブレードサーバの運用管理の最小構成は、Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Editionを単体で利用する方法となります。

【図7 : Systemwalker の中でのResource Coordinator Virtual server Editionの位置づけ】
総合運用管理ソフトウェア:Systemwalker
ブレードサーバの運用管理を自動化:
Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition
ブレードサーバ:TRIOLE BladeServer