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Interstage List Creator V10.5.0 アプリケーション作成ガイド
FUJITSU Software

5.7.1 Javaインタフェース使用時の注意事項

Javaインタフェース使用時の注意事項

共通の注意事項
  • JavaインタフェースのJarファイル(fjoajif.jar、fjoaweb.jarなど)を複写して使用しないでください。例えば、サーブレット・コンテナごとにJarファイルを複写した場合、動作保証できません。
    必ず、CLASSPATHを指定して利用してください。

  • JavaインタフェースはList Creatorがインストールされているアプリケーションサーバで使用します。
    Javaアプレットのように、クライアントにアプリケーションを配布して使用する形態で使用することはできません。

  • Formsクラス、FormsFileクラス、FormsStreamクラス、およびPrintFormクラスの各メソッドの呼び出し時にConnectorExceptionが発生した場合、Formsオブジェクト、FormsFileオブジェクト、FormsStreamオブジェクトは無効になります。その場合、Formsクラス、FormsFileクラス、FormsStreamクラスのcleanupメソッドを呼び出して、Javaインタフェースが使用している資源をいったん解放してください。

  • XMLデータを使用する場合は、Formsクラスは使用できません。FormsStreamクラスまたはFormsFileクラスを使用してください。

  • ファイル名、ファイルの格納先の指定に関する注意事項については、以下を参照してください。

    ⇒“3.8 ユーザアプリケーションの開発・実行に関する留意事項

アプリケーションサーバがWindows/Solarisの場合の注意事項
  • Database Direct連携機能を使用する場合、データベースから抽出するデータの文字コード系はShift-JIS になります。同じオブジェクトでpushRecord メソッドとexecNaviメソッドの両方を呼び出した場合、pushRecordメソッドで指定されたデータはすべてShift-JIS に変換されます(Shift-JIS に存在しない文字を指定すると、縮退が発生します)。

アプリケーションサーバがSolarisの場合の注意事項
  • Javaインタフェースでは、OCI連携機能を使用してデータベース(Oracle)と連携できません。

アプリケーションサーバがUNIX系OSの場合の注意事項
  • 帳票などのファイル名に半角英数字以外(全角文字および半角カナ文字)は指定できません。
    ただし、アプリケーションサーバがSolarisの場合は、以下の文字も指定できます。

    • JIS 非漢字・第一水準漢字・第二水準漢字

  • ただし、JIS 非漢字の以下の文字は出力できません。

    \」、「~」、「∥」、「-」、「¢」、「£」、「¬」

  • Javaインタフェースを利用して作成したアプリケーションは、ネイティブスレッドモードでのみ動作します。
    グリーンスレッドモードで動作させようとした場合、Javaインタフェースを呼び出したJavaアプリケーションがハングアップしたり、例外が発生したりします。

    スレッドオプションを指定するには、環境変数THREADS_FLAGを以下のように指定してください。

    THREADS_FLAG=native
    export THREADS_FLAG

  • 各クラスの各メソッドは、内部的にsetFileTypeメソッドで指定した文字コード系(setFileTypeメソッドを省略した場合は、環境変数LANGおよび環境変数OA_EUCTYPEで指定した文字コード系)に変換されるため、指定した文字コード系の範囲で指定してください。

アプリケーションサーバがWindowsの場合の注意事項
  • 32ビットアプリケーションとして動作する【Windows版】のJavaインタフェースは、64ビットネイティブアプリケーションから呼び出すことはできません。
    64ビットネイティブアプリケーションを動作させる場合は、【Windows(x64)版】のJavaインタフェースを使用してください。

  • FormsクラスのpushRecordメソッド以外のメソッド、Formsクラス以外のクラスの各メソッドは、内部的にShift-JISに変換されるため、Shift-JISの文字コードの範囲で指定してください。Shift-JISに存在しない文字を指定すると、縮退が発生します。その場合、代替文字「_」または「_」で出力されます。

  • クエリ機能を使用する場合、データベースから抽出するデータの文字コード系はShift-JISになります。同じオブジェクトでpushRecordメソッドとexecQueryメソッドの両方を呼び出した場合、pushRecordメソッドで指定されたデータはすべてShift-JISに変換されます(Shift-JISに存在しない文字を指定すると、縮退が発生します)。

リモート帳票出力時の注意事項

以下に、リモート帳票出力時の注意事項について示します。

リモート帳票出力機能の環境構築や運用に関する注意事項については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”のリモート帳票出力時の留意事項についての記載を参照してください。

共通の注意事項
  • アプリケーションサーバから帳票を転送したときに、処理中にエラーになった場合、転送先の帳票は保証できません。再度、リモート帳票出力を行ってください。

  • ネットワークの高負荷、ネットワーク経路が切断された、またはネットワークハード異常などが発生した場合、最大30分後にエラーとなります。
    この場合、以下のいずれかの例外が通知されます。

    • 例外ConnectorException(エラーコード「 OAJC_ERROR_REMOTEEXCEPTION」)が発生し、詳細情報として例外RemoteException(エラーコード 「PRSA_ERROR_TRANS_NETWORKS_PATH」)が通知されます。

    • 例外RemoteException(エラーコード 「PRSA_ERROR_TRANS_NETWORKS_PATH」)が通知されます。

    帳票出力サーバとのネットワーク経路に問題がないか、またはネットワークハード異常が発生していないかを確認してください。

帳票出力サーバがWindowsの場合の注意事項
  • リモート帳票出力を行う場合、帳票出力サーバ上ではJavaアプリケーションを実行したユーザの権限で動作します。帳票出力サーバ上でもJavaアプリケーションを実行したユーザの権限で動作できるように、アプリケーションサーバと帳票出力サーバとで、同一ユーザ名・パスワードのアカウントを設定しておいてください。
    また、帳票出力サーバのユーザ名・パスワードを、アプリケーションサーバ上でリモート帳票出力ユーザとして登録しておいてください。
    prsetpasswdコマンドで登録したユーザの権限で動作できるようにする場合、または以下の運用を行う場合、リモート帳票出力を行う前に、アプリケーションサーバ上でprsetpasswdコマンドを使用して、リモート帳票出力ユーザを設定してください。

    • SYSTEMアカウントで動作するサービスプロセスからリモート帳票出力を行う場合

    • ファイアウォールやルータにより445/tcpポート(microsoft-ds (*1))をブロックしている場合

      *1:
      ダイレクト・ホスティングSMBサービスの通信に使われるポート番号で、ファイルとプリンタの共有やリモート管理などに利用されます。

  • リモート帳票出力およびprassortコマンドにより帳票を出力する場合、1台の帳票出力サーバに対して同時に通信できるプロセス数は合わせて50個までです。1台のアプリケーションサーバに対して帳票出力サーバが複数台存在する場合は、それぞれの帳票出力サーバに対して50個まで(帳票出力サーバ台数×50個まで)同時に通信することができます。また、1台の帳票出力サーバに対して、アプリケーションサーバが複数台存在する場合はそれぞれのアプリケーションサーバから同時に通信するプロセス数の合計が50個まで通信可能となります。51個目以降の帳票出力処理は、中断される場合があります。
    この場合、以下のいずれかの例外が通知されます。

    • 例外ConnectorException(エラーコード「 OAJC_ERROR_REMOTEEXCEPTION」)が発生し、詳細情報として例外RemoteException(エラーコード 「PRSA_ERROR_TRANS_BUSY」)が通知されます。

    • 例外RemoteException(エラーコード 「PRSA_ERROR_TRANS_BUSY」)が通知されます。

    リモート帳票出力およびprassortコマンドを連続して実行する場合は、必要に応じて再度リモート帳票出力を行ってください。

帳票出力サーバがUNIX系OSの場合の注意事項
  • リモート帳票出力を行う場合、帳票出力サーバ上ではJavaアプリケーションを実行したユーザの権限で動作します。Javaアプリケーションを実行するアプリケーションサーバと帳票を出力する帳票出力サーバとで、同一ユーザのアカウントを設定しておいてください。

  • 1台の帳票出力サーバで同時に処理できるプロセス数は、50個までです。51個目以降の帳票出力処理は、中断される場合があります。

    この場合、以下のいずれかの例外が発生します。

    • 例外ConnectorException(エラーコード「 OAJC_ERROR_REMOTEEXCEPTION」)が発生し、詳細情報として例外RemoteException(エラーコード 「PRSA_ERROR_TRANS_BUSY」)が通知されます。

    • 例外RemoteException(エラーコード 「PRSA_ERROR_TRANS_BUSY」)が発生します。

    リモート帳票出力を連続して行う場合は、必要に応じて再度リモート帳票出力を行ってください。

コネクタ連携時の注意事項

コネクタ連携機能の環境構築や運用に関する注意事項については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”のコネクタ連携時の注意事項についての記載を参照してください。

コネクタ連携時の注意事項を以下に示します。